【2019年10月・開催日順】日本の祭りはこんなにも美しい。日本全国 10月の祭りカレンダー 

Posted by: 青山 沙羅

掲載日: Oct 1st, 2019

日本全国には、各地の伝統を守ってきた、個性豊かな祭りが数多くあります。男性的な祭り、女性的な祭り、静かなものから、勇壮なものまで。そこで、TABIZINEでは「日本全国祭りカレンダー」として、毎月各地の祭りをご紹介いたします。祭りの熱気を感じて、きっと出かけたくなりますよ。

福島県 二本松の提灯祭り
福島県 二本松の提灯祭り
写真提供:財団法人福島県観光物産交流協会

10月1日 新湊曳山まつり<富山県射水市>

新湊曳山まつり
写真提供:公益社団法人 とやま観光推進機構 

富山県内最多13基の曳山が「イヤサー、イヤサー」の掛け声とともに、昼は「花山」、夜は幻想的な「提灯山」に装いを変えて、町中を引き回ります。平成26年富山県無形民俗文化財に指定。

新湊曳山まつり

【開催期日】2019年10月1日(火)
【開催時間】9:00~23:00頃
【開催場所】射水市新湊地区(放生津、新湊の各曳山の町内一円)
【入場料】無料
【公式サイト】新湊曳山協議会フェイスブック 
https://www.facebook.com/hikiyama10.1/


令和元年朔日 新湊 放生津八幡宮前 曳山曳き回し 2019年/青い生態系 / BLue ecosystem

10月5日~7日 二本松の提灯祭り<福島県二本松市>

二本松の提灯祭り
写真提供:財団法人福島県観光物産交流協会

提灯祭りで一番の見所は初日の宵祭りで、夜間の運行で7つの町内全てが揃うのは初日のみ。各町内から鈴なりの提灯をつけた7台の太鼓台が繰り出し、二本松神社のかがり火を紅提灯に灯します。若連のかけ声とお囃子に合わせて、市内を勇壮に練り歩く太鼓台に、テンションが上がる人気の祭り。福島県重要無形民俗文化財指定。

二本松の提灯祭り

【開催期日】2019年10月5日(土)~7日(月)
【開催時間】主な運行経路と予定時間は下記参照
http://www.nihonmatsu-kanko.jp/?p=1473
【開催場所】〒964-0917 福島県二本松市本町1丁目61 二本松神社
【入場料】無料
【公式サイト】二本松の提灯祭り | 二本松市観光連盟
http://www.nihonmatsu-kanko.jp/?p=1473


二本松の祭り/kkCityNihonmatsu

10月12日 尾道灯りまつり<広島県尾道市>

尾道灯りまつり
写真提供:広島県

約34,000個もの手作りのぼんぼりの灯りで、尾道市内をライトアップするお祭り。市内の寺社や参道、広場などがやさしい灯りで照らされます。普段見ることのできないお寺の宝を公開する「寺宝展」やライブなども開催。ろうそくの灯りに照らされた尾道の夜を散策してみましょう。

尾道灯りまつり

【開催期日】2019年10月12日(土)※荒天の場合は翌日に順延
【開催時間】18:00~21:00予定
【開催場所】JR尾道駅前緑地帯、市内16か寺ほか
【入場料】無料
【公式サイト】尾道灯りまつり http://www.onomichi-matsuri.jp/akari-matsuri/


【おのなび動画】044.尾道灯りまつり/尾道観光協会〔おのなび〕

10月14日 ケベス祭<大分県国東市>

ケベス祭
写真提供:一般社団法人 九州観光推進機構  

「ケベス祭」は、櫛来社(岩倉八幡社)で、毎年10月14日に行われる秋の大祭。火の粉散らす天下の奇祭で、起源や由来は一切不明の火祭り。壮観な火の行事は数時間に及び、火の粉を浴びると無病息災が叶うと伝えられています。

ケベス祭

【開催期日】2019年10月14日(月・祝日) 
【開催時間】18時30分~
【開催場所】〒872-1406 大分県国東市国見町櫛来3707 櫛来社(岩倉八幡社)
【入場料】無料
【公式サイト】国東市 ケベス祭り
https://www.city.kunisaki.oita.jp/soshiki/kanko/kebesu2019.html


Kebesu Fire Festival – Oita – ケベス祭 – 4K Ultra HD/TokyoStreetView – Japan The Beautiful

10月14日~15日 灘のけんか祭り<兵庫県姫路市>

灘のけんかまつり
写真提供:姫路市 

戦前から播磨を代表する祭りとして知られている「灘のけんか祭り」は、全国に数多く存在するけんか祭りの中で最大規模。一の丸、二の丸、三の丸からなる3基の神輿をぶつけ合わせる神事の「神輿合わせ」と、旧7ヶ村の絢爛豪華な屋台が激しく練り競う「屋台練り」が行われます。兵庫県指定重要無形民族文化財指定。

灘のけんか祭り

【開催期日】2019年10月14日(月・祝日)~15日(火)
【開催時間】下記公式サイトにてご確認ください。
https://www.nadamatsuri.jp/w-n/index.html
【開催場所】〒672-8023 兵庫県姫路市白浜町甲396 松原八幡神社
【入場料】無料
【公式サイト】灘のけんか祭り https://www.nadamatsuri.jp/


激しいみこしのぶつけ合い、姫路・灘のけんか祭り/時事通信トレンドニュース

10月14日~19日 白川郷どぶろく祭<岐阜県白川村>

白川郷どぶろく祭
写真提供:岐阜県白川村役場 

白川郷で、五穀豊穰・家内安全・里の平和を山の神様に祈願する「どぶろく祭」。祭礼に神酒として「どぶろく」が用いられ、人々にも振る舞われるのが最大の特徴。「どぶろく」は、和銅年間(約1300年前)頃から、すでに祭礼用として用いられていたと伝えられています。

どぶろく祭(10月14日~19日)

【開催期日】[白川八幡宮]10月14日~15日
[鳩谷八幡神社]10月16日~17日
[飯島八幡神社]10月18日~19日
【開催時間】
[8:00~]祭典:神社で祭典神事
[9:00~]村廻り:地区内への御神幸行列
[15:00~]どぶろくの儀:神社境内
[15:30~17:00]どぶろく振舞:神社境内 春駒・民謡奉納:神社奉芸殿
[19:00~]獅子舞奉納:神社境内
[20:00~]郷土芸能奉納:神社奉芸殿
※春駒は白川八幡宮の祭礼のみ。
※日程・内容は各神社により異なります。
【開催場所】[白川八幡宮]荻町合掌造り集落南
[鳩谷八幡神社]R156白山白川郷ホワイトロード入口交差点
[飯島八幡神社]道の駅白川郷正面
【入場料】無料(どぶろくを飲む場合は、各神社で盃を400円で購入)
【公式サイト】白川村役場 どぶろく祭
http://shirakawa-go.org/kankou/guide/487/


World heritage 世界遺産・白川郷のどぶろく祭 Festival in Shirakawago 白川郷観光/Discover Nippon

10月15日~17日 神嘗祭<三重県伊勢市>

年間1,500回に及ぶ神宮の恒例のお祭りの中でも、最も重要なお祭りが神嘗祭。天照大神のお力のおかげで、今年も実り多い年になったことを感謝し、両宮の内玉垣には天皇陛下から奉られた御初穂を始め、各地の農家から寄せられた稲束(懸税)が奉献されます。

神嘗祭

【開催期日】2019年10月15日(火)~17日(木)
【開催時間】
■豊受大神宮(外宮)
 由貴夕大御饌ゆきのゆうべのおおみけ  10月15日(火) 午後10時
 由貴朝大御饌ゆきのあしたのおおみけ  10月16日(水) 午前2時
 奉幣ほうへい         10月16日(水) 正午
 御神楽みかぐら        10月16日(水) 午後6時
■皇大神宮(内宮)
 由貴夕大御饌  10月16日(水) 午後10時
 由貴朝大御饌  10月17日(木) 午前2時
 奉幣        10月17日(木) 正午
 御神楽       10月17日(木) 午後6時
【開催場所】〒516-0023 三重県伊勢市宇治館町1
【入場料】無料
【公式サイト】伊勢神宮 https://www.isejingu.or.jp


【伊勢神宮】神嘗祭 ‐新穀をささげる‐ ISE-JINGU / 伊勢神宮 公式チャンネル (ISE-JINGU)

10月19日〜20日(10月第3土曜~日曜日) 川越まつり<埼玉県川越市>


(C)Athi Aachawaradt / Shutterstock.com


(C)Shutterstock.com

川越まつりは、江戸「天下祭」の様式や風流を今に伝える貴重な都市型祭礼として370年の時代を超えて守られています。町内ごとに保有する山車(だし)は、最上部に川越ゆかりの歴史上の人物や伝説にまつわる人形を載せ、山車とともに文化財に指定されているものもあります。ユネスコ無形文化遺産・国指定重要無形民俗文化財。

川越まつり

【開催期日】2019年10月19日(土)、20日(日)(10月第3土曜~日曜日)
【開催時間】下記公式サイトにてご確認ください。
https://kawagoematsuri.jp/schedule.html
【開催場所】川越駅周辺、川越市役所、川越氷川神社など
【公式サイト】川越まつり公式サイト
https://www.kawagoematsuri.jp


JG 4K 埼玉 川越まつり(宵まつり)Saitama, Kawagoe Matsuri (evening)/JAPAN GEOGRAPHIC

10月22日 鞍馬の火祭り<京都市左京区>

平安末期、祭神を京都御所から鞍馬に迎えた時の様子を今に伝えるとされる祭で、京都三大奇祭のひとつ。「神事にまいらっしゃーれ」の合図で、鞍馬の各戸に篝火(かがりび)が焚かれ、大松明を担いだ若者らが「サイレイ、サイリョウ」の掛け声とともに町内を練り歩き、神社に集結。

鞍馬の火祭り

【開催期日】2019年10月22日(火)
【開催時間】18:00~24:00過ぎ
【開催場所】〒601-1111 京都府京都市左京区鞍馬本町1073 由岐神社
【入場料】無料
【公式サイト】由岐神社 http://www.yukijinjya.jp


鞍馬の火祭2017 京都・由岐神社/SankeiNews

10月26日 時代祭<京都市左京区>


(C)Stray Toki / Shutterstock.com

平安遷都1100年を記念して明治28(1895)年に始まった時代祭は、京都三大祭りの一つ。明治維新時代から平安京の造営された延暦時代まで、約2000人の市民が、京都を練り歩く時代風俗行列。1万2000点にもおよぶ調度、衣裳、祭具は綿密な時代考証が重ねられ、伝統工芸技術の粋を集めて復元された本物。

時代祭

【開催期日】2019年10月26日(土)雨天順延(当日早朝判断)
【開催時間】京都御所12:00(出発)〜平安神宮14:30(到着)予定
【開催場所】〒606-8341 京都府京都市左京区岡崎西天王町 平安神宮
【入場料】無料 有料観覧席あり
【公式サイト】時代祭 | 京都市観光協会
https://ja.kyoto.travel/event/major/jidai/
 

2千人の行列が練り歩き 京都・時代祭/朝日新聞社 
 
 

注意:掲載情報は、2019年9月22日時点のものになりますので、開催の有無、詳細については、直接お問い合わせください。

 
いずれも個性が際立った、行ってみたい伝統の日本の祭り。見に行きたい、参加したい、ワクワクする祭りですね。

PROFILE

青山 沙羅

sara-aoyama ライター

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

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