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ニューヨークのハロウィンって、実際には何をやるの?どんな感じ?

Posted by: 青山 沙羅
掲載日: Oct 18th, 2019.

10月31日は、ハロウィン(Halloween)。今や日本でもすっかりお馴染みですが、ニューヨークでも子供から大人まで人気があるイベント。9月に入ると、街はハロウィン仕様にデコレーションが始まります。でも、ニューヨークではハロウィンって実際には何をやるの?どんな感じ?と思ったあなた。ニューヨーク在住の筆者が、ニューヨークのハロウィンへご案内しましょう。

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NYC Halloween
(C) Sara Aoyama


お馴染み!ビレッジのハロウィン・パレード


(C)lev radin / Shutterstock.com 2016年度の様子


(C)lev radin / Shutterstock.com 2016年度の様子

ニューヨークでハロウィンといえば、有名なのがビレッジのハロウィン・パレード(VILLAGE HALLOWEEN PARADE)。2019年で開催46回目、半世紀近く行われてきた人気のあるイベント。このパレードに参加(あるいは観覧)したいがために、海外や全米他州からニューヨークに人が集まります。

パレードは実は毎年テーマがあり、なるべく参加者の統一感を出すようにしています。2019年のテーマは、”Wild Thing”。ワイルドに、ツノ、毛皮、尻尾などを付けた、野獣を思わせるスタイルが推奨されています。参加希望者は、自分の好きなコスプレではなく、開催テーマを踏襲しましょう。スタート場所は以前とは変わっており、6th Ave. at Canal Streetです。お間違いのないように。

ニューヨーカーは派手好きね!と思われるかもしれませんが、カウントダウンと同じで、出場者や観覧しているのはほぼ観光客。人気パレードゆえ人出もかなりのもので、テレビでも中継されます。また、ニューヨークの10月末はすでに冬模様で、夜間は冷えますので、防寒対策を怠りなく。薄着のコスチュームで参加する人は、見えない部分にホッカイロなど忍ばせて。雪が降ることもある時期なので、寒いですよ。

NYC 第46回 ビレッジ・ハロウィン・パレード
New York City’s 46th Annual VILLAGE HALLOWEEN PARADE

【開催場所】6th Avenue between Canal Street and 19th Street
【開催日】2019年10月31日(木曜日) 7pmー11pm
【スタート場所】6th Ave. at Canal Street 6:30pm〜
GPS Coordinates for the Entry Point: 40.7218599,-74.0053841
【2019年のテーマ】”Wild Thing
ツノ、毛皮、尻尾などを付けた、野獣を思わせるスタイル
【参加費用】有料チケットあり $35〜
https://www.eventbrite.com/e/new-yorks-46th-annual-village-halloween-parade-tickets-69764953855
【公式サイト】http://halloween-nyc.com

犬のハロウィンもある


(C)Shutterstock.com
トンプキンズ・スクエア ハロウィン・ドッグ・パレードに参加するワンコ

ニューヨーカーが参加するのは、むしろこちらのトンプキンズ・スクエア ハロウィン・ドッグ・パレード(The Annual Tompkins Square Halloween Dog Parade)。犬が仮装した(実際には飼い主に着せられた)イベントです。こちらは参加登録などは不要で、開催時間内であればフラッと来て、楽しめば良いのでラク。ただし、ニューヨークは愛犬家が多く、愛犬を連れた人、住宅事情ゆえ犬が飼えないので眺めに来た人などで混み合います。仮装させられた犬は、あまり着心地が良さそうには見えませんが(苦笑)、ワンコ仲間が集まるので楽しそう。筆者も見に行ったことがありますが、オススメのイベントです。愛犬家の方は、是非どうぞ。開催場所は、イーストリバー・パーク(East River Park)に変わっていますので、ご注意を。

トンプキンズ・スクエア ハロウィン・ドッグ・パレード
The 29th Annual Tompkins Square Halloween Dog Parade

【開催場所】 the East River Park Amphitheater located along side the FDR at Grand Street in East River Park
【開催日】2019年10月20日(日曜日) 正午ー3pm
【参加費用】なし。登録不要。
【公式サイト】http://www.tompkinssquaredogrun.com/halloween

一番楽しみにしているのは、もちろん子供たち


(C)Shutterstock.com

ハロウィンを楽しみにしているのは、もちろん子供たち。彼らにとってはヒーローやお姫様の格好をして、キャンディをたくさん貰う「夢みたいな日」。「Trick or Treat(お菓子をくれないと、悪戯しちゃうぞ)」とお決まりの文句を言って、通常は近所の住宅街を回ります。ただし都会の子供たちは、誘拐や変質者の危険を避けるために、知らない隣人が多いアパートなどには行かないように言われているので、主に商店街のお店を回ります。また子供たちだけではなく、必ず保護者が付き添います。

子供用ハロウィンコスチューム

ハロウィンコスチューム 子供用1
(C) Sara Aoyama

子供たちがハロウィンに着るものは、男の子はヒーロー系、女の子はお姫様系がメイン。男の子はスーパーマンやバットマンが人気。女の子でもお姫様系に興味のない子は、ワンダーウーマンやバットウーマンを着るようです。

ハロウィンコスチューム 子供用2
(C) Sara Aoyama

他には男の子ならトイ・ストーリー、ニンジャ・タートルズ、女の子は不思議の国のアリス。

ハロウィンコスチューム 子供用3
(C) Sara Aoyama

女の子はバレリーナみたいなチュチュもお気に入り。猫耳もセットです。

ハロウィンコスチューム 子供用4
(C) Sara Aoyama

やっぱり人気のお姫様系。これらのコスチュームは、化繊の生地でペラペラ。値段は30-40ドル。ハロウィンが近づくにつれて、値引率が高くなります。ハロウィンの2週間前くらいで、30-40%の値引きになっていました。お姫様系はずっと「アナと雪の女王」が人気で、ほとんどの女の子が同じ水色のドレスでしたが、さすがに人気は収まったようです。

マンハッタン チェルシーマーケットのデコレーション


(C)Kristi Blokhin / Shutterstock.com
チェルシーマーケット(Chelsea Market)2017年ハロウィン時期のデコレーション

日本人旅行客に人気のチェルシーマーケット(Chelsea Market)も、ハロウィン仕様に。頭上にこんな子がいたら、怖いですよね。

マンハッタン 住宅街のデコレーション


(C)Victoria Lipov / Shutterstock.com
マンハッタン アッパーウエスト住宅街のハロウィンデコレーションの様子 2018年

一軒家やアパート全体を所有している場合、住宅もハロウィン仕様にデコレーション。どうやって、出入りするんでしょうか。昼間は良いんですが、夜は前を通りたくないですね。

筆者が怖いと思うデコレーションは、包帯を木や入り口などに垂らしたもの。夜に白い色が浮かび上がり、風にふわふわ揺れるとオバケのようでとても怖いんです。


(C)Victoria Lipov / Shutterstock.com
マンハッタン ウエストビレッジ 住宅街のハロウィンデコレーションの様子 2018年

思わず手を振り返したくなる(?)、ユーモラスな骸骨。でも、これも夜見ると怖いはず。しかもウエストビレッジは幽霊が多いと評判の場所でもあります。

ハロウィングッズはスーパーで入手可能

ハロウィン 骸骨
(C) Sara Aoyama

こういったハロウィンのデコレーションやグッズは、アメリカではターゲット(Target)やKマート(K Mart)などのスーパーや、ドラッグストアで取り扱っています。また、ハロウィンの1ヶ月前ほどから、ハロウィングッズの期間限定の専門店が現れます。

骸骨はもちろんプラスチックで出来ています。人気のアイテムですが、ハロウィン以外の時はどこへしまっておくのでしょうか。怖くて、家に置いておきたくないですよね。

ハロウィンマスク1
(C) Sara Aoyama

怖いマスク色々。

ハロウィンマスク2
(C) Sara Aoyama

ホラー映画のキャラのマスクとか。価格は、10ドルくらい。こんな不気味なマスクをつけたら、顔から取れなくなるのではと思ってしまいます。

ハロウィン コスチューム
(C) Sara Aoyama

こちらは顔から上半身につける、ゾンビのコスチューム。ハロウィン当日、エレベーターでこういう仮装の人に乗り合わせると、心臓に悪いです(汗)。すでに40%引き。あまり怖すぎるのは、人気がないのかもしれません。

ハロウィンコスチューム ゴースト1
(C) Sara Aoyama

悪趣味な血糊付き、もちろんペイントされたもの。

ハロウィンコスチュームゴースト2
(C) Sara Aoyama

ホラー映画「スクリーム(Scream)」のグッズもロングセラー。

地下鉄や街中でギョッ


(C)Kristi Blokhin / Shutterstock.com

ハロウィンになると、ショップやレストランでスタッフが仮装したり、学校や職場(職種による)でも仮装パーティが行われる場合があります。気合を入れてメークしている人もいて、地下鉄やエレベーターなどで乗り合わせると、ギョッと驚きますよ。

ハロウィンメイク用
(C) Sara Aoyama

これらのメークアップ用品は、スーパーや99セントショップなどで売られているので、手軽に入手できます。

ハロウィンのお菓子

ハロウィン スーパーマーケット
(C) Sara Aoyama

ハロウィン時期は、スーパーのポップも、ハロウィン仕様に。クリスマス同様もしくはそれ以上にお菓子が売れる時期なので、力を入れています。

「Trick or Treat(お菓子をくれないと、悪戯しちゃうぞ)」用に、特大袋のキャンディやチョコレートが山積みされます。

ハロウィンM&M1
(C) Sara Aoyama

アメリカのほとんどのお菓子が、ハロウィン仕様になる中、お気に入りはM&Mのチョコレート。M&Mはハロウィン、サンクスギビング、クリスマス、バレンタインなど季節ごとに限定パッケージが出ますが、いつも可愛いのです。

ハロウィンM&M2
(C) Sara Aoyama

値段はセールで3ドルくらいですから、バラマキ土産にも良いかも。

ハロウィンM&M3
(C) Sara Aoyama

味はミルクチョコレート、ピーナッツ、ピーナッツバター、キャラメルなど。その季節限定の味も出るので、見逃せません。

最も怖いと感じたハロウィングッズ

ハロウィン人形
(C) Sara Aoyama

ハロウィン用のお人形?この人形を抱いて、パレードやパーティに参加するんでしょうか。部屋に絶対に置いておきたくないもののひとつですね。夜になったら動き出しそう〜。

ニューヨークにはご紹介しきれないほど、ハロウィンのイベントやグッズがあります。ハロウィン時期にニューヨーク旅行にいらっしゃるあなたは、是非楽しんでくださいね。

青山 沙羅

sara-aoyama ライター
はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。


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