日本三大林業地と知られる日田市
室町時代後期には杉が植えられていたという日田地方。筑後川の水運を活かし、江戸時代に竹木の商いが始まったと伝えられます。現在の日田市の森林面積は約55,000ヘクタールもの規模を誇り、「植えて、育てて、伐って、活かす」という地産地消が推進されているのだそう。
また“ひた(日田)の産業にひたる”をコンセプトとした「ひたりずむ」という活動を実施。「山と木」「水」「技」という3つをテーマとした産業を身近に触れられる機会が豊富に用意されています。
市内には7つの木材市場が点在。こちらは杉やヒノキなどの原木丸太の売買を行う「九州木材市場」。広大な敷地に原木が山積みされる様は迫力満点!
事前に申し込めば見学も可能。原木の山や見事なリフトさばきは見応えたっぷりですよ。
住所:大分県日田市三和(大字)2726-10
電話番号:0973-24-3625
見学料金:1人500円(税込)
予約方法:見学日10日前までに要予約
HP:http://kyumoku.deci.jp/overview/
原木丸太が製材される工程も見学可能
日田市を代表する製材所「日田十条」では丸太の原木が製材される工程の見学が可能。精巧なオートメーション機械によって原木が次々に木材にされる様子は圧巻のひと言です!
住所:大分県日田市石井777番地
電話番号:0973-22-3791
見学料金:1人500円(税込)
予約方法:見学日1週間前までに要予約
HP:http://www.zenmoku.jp/shinseisan/company-detailffa6.html?id=222
お土産探しにもピッタリな「日田玖珠地域産業振興センター」
木材の地産地消を推進する日田市。地元で育った杉から作られた工芸品や雑貨も販売。市内中心部にある「日田玖珠地域産業振興センター」は木を活かした工芸品や家具、ご当地お菓子などが揃います。お土産探しにもピッタリですよ。
日田市を代表する特産品「日田下駄」。江戸時代に作られ始め、以来伝統の技が受け継がれてきたのだそう。
熟練の職人さんが手がけたという下駄は履き心地がとても優しいのが特徴。カラフルな鼻緒は浴衣にもよく似合いそうですね。
地元産の木材で作られた雑貨やキッチン用品のラインナップも充実。
杉を加工したトレーやお皿、カップ。ナチュラルな素材感のアイテムは毎日の食卓をより一層豊かに彩ってくれそうです。
住所:大分県日田市三本松2丁目3番1号
電話番号:0973-22-3115
営業時間:9:00~17:45
定休日:年中無休(年末・年始を除く)
HP:http://www.hitakusu.com
日田市を旅したら必食!ご当地名物「日田やきそば」
今や日本の各地で話題を集めるご当地焼きそば。日田市にも個性たっぷりの焼きそばがあるんですよ。今回は地元民が絶賛する「三隈飯店」をご紹介しましょう。
店内は懐かしさ漂う居心地いい雰囲気。お昼時は行列ができることも多いのだとか。
香ばしい香りを漂わせながら登場した「やきそば/750円(税込)」。見るからに美味しそうな豚骨スープも付いてきます。
具はもやし、青ネギ、豚肉とシンプル。並でもボリュームたっぷりなのが嬉しいところ。
ちなみに日田市で「日田やきそば」が誕生したのは昭和30年代とのこと。茹でた麺の表面をパリッと焼き、大量のもやしを投入するのが一般的なのだとか。
特筆すべきはこの麺!表面がパリッパリかと思いきや中はモチッモチ。1つの麺で2つの食感のグラデーションを楽しめるという多幸感に包まれる味わいです。太めの麺は濃厚なソースともしっかり絡み、食べ応えも抜群!
長時間煮込むという豚骨スープはかなりの白濁。濃厚なコクと旨味が際立ちながらも意外とあっさり。やきそばとも相性ピッタリですよ。
古くから日本有数の林業地として名を馳せた日田市。大分を旅したらぜひ製材場などの見学を通して改めて木の魅力を感じてみてはいかがでしょうか?もちろん日田やきそばもお忘れなく!
住所:大分県日田市隈1丁目5−21
電話番号:0973-22-7261
営業時間:【月】11:00〜14:00、【火・木・金・土・日】11:00~19:00
定休日:水曜日
https://tabelog.com/oita/A4404/A440403/44000522/
[一般社団法人 日田青年会議所]
[All photos by Nao]