
日本最古の温泉のひとつといわれる名湯

日本最古の温泉といわれる、名湯「有馬温泉」。神戸市街地からもアクセスが良く、行きやすいことも人気。人間がまだ土を掘る技術を持たない時代に、すでに湧き出ていたそうです。環境省が療養泉として指定している9つの主成分(単純性温泉、二酸化炭素泉、炭酸水素塩泉、塩化物泉、硫酸塩泉、含鉄泉、硫黄泉、酸性泉、放射能泉)のうち、硫黄泉と酸性泉を除く7つもの成分が含まれており、多くの成分が混合した温泉。
有馬温泉には、金泉と銀泉のお湯が有名です。いずれも、公衆浴場があるので、気軽に温泉を楽しめますよ。
透明から赤へ変化する 金泉



金泉とは、含鉄ナトリウム塩化物強塩高温泉。湧き出た時は無色透明ですが、鉄分が多いため空気に触れると酸化し、赤くなります。
濃い色をした金泉には、肌の保湿・うるおい効果があり、冷え性・腰痛・筋/関節痛・抹消血行障害などに効能があるため女性にはピッタリ。殺菌作用もあり、アレルギー性皮膚疾患、じんましん、キズ・火傷に効果があるとされています。地元の方もオススメの湯ですが、濃い湯なので浸かりすぎに注意。金の湯横には、無料の足湯があります。
有馬本温泉 金泉
【効用】
泉質〔浴用〕金泉
(含鉄-ナトリウム-塩化物強塩高温泉)
(無色、透明(ただし、湧出直後に茶褐色に濁る)、無臭、強い塩味、苦味、金気を有する)
効能〔適応症〕
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進
〔泉質別適応症〕
切り傷、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病、月経障害
〔飲用の適応症〕
慢性消化器病、慢性便秘、貧血
【住所】〒651-1401 兵庫県神戸市北区有馬町833
【料金】大人650円
【公式サイト】有馬本温泉 金の湯
http://arimaspa-kingin.jp/cont01/cont01-flm.htm
無色透明さらりとした 銀泉



銀泉は炭酸泉とラジウム泉が混合したお湯です。無色透明のお湯はさらりとしており、肌がつるつるになると女性に人気で、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩にも効果があると言われています。
炭酸泉は飲料用にも使われるほか、有馬の名物・炭酸煎餅の原料にもなります。
有馬本温泉 銀泉
【効用】
泉質〔浴用〕炭酸泉、ラジウム泉
(炭酸泉/単純二酸化炭素冷鉱泉ラジウム泉/単純放射能温泉)
効能〔適応症〕神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進、※高血圧症、※動脈硬化症、痛風、慢性胆嚢炎、胆石症、慢性皮膚病、慢性婦人病、切り傷、やけど
※印は42℃以下での浴用の適応症
【住所】〒651-1401 兵庫県神戸市北区有馬町1039-1
【料金】大人550円
【公式サイト】有馬本温泉 銀の湯
http://arimaspa-kingin.jp/cont02/cont02-flm.htm
蒸し立てアツアツの酒饅頭

有馬名物は、炭酸煎餅で有名な三ツ森本舗直営の和菓子工坊の酒饅頭。日本酒が香る、蒸したての饅頭が人気。金の湯の近くにあります。

新神戸や三宮から電車で約30分ほどとアクセスが良く、日帰りでも楽しめそうな有馬温泉。もちろん宿泊するのも良いでしょう。気軽に行けるので、「いつか行きたい温泉」ではなく、早速出かけてみたくなりますね。
一度は訪れたい、有馬温泉。その魅力を確かめに、あなたも出かけませんか。
写真提供:一般財団法人神戸観光局
※2021年1月2日更新 TABIZINE編集部により記事を更新しました。
※掲載の情報は2021年1月現在のもので、変更になる場合があります。最新情報については、必ず公式サイトで確認あるいは直接施設へお問い合わせください。
sara-aoyama ライター
はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。
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