ありえない! 日本人がフランスの食卓で驚いたこと5つ 〜チーズを食べるのは食後!?〜

Posted by: sweetsholic

掲載日: Jan 8th, 2020

日本国内でフレンチというと、少々格式高いイメージがありませんか? ですが、一般家庭での食事風景はとてもカジュアルです。カジュアルを通り越して、フランス人のワイルドさに驚くことも!? そんな知られざる一面を、どうぞお楽しみください。

【1】休日の食事時間が長い


フランス人の食に対するこだわりは強く、家族や友人たちと食を通しての交流がとても大切にされています。その大事さはどれぐらいかというと・・・。「Gastronomic meal of the French(フランス人の美食術)」として、ユネスコ無形文化遺産に登録されているほど!

冠婚葬祭の場面だけでなく、休日に家族が集まるときにも、時間をかけて食事を楽しみます。アペリティフ(食前酒)タイムから始まり、前菜、メイン料理、チーズ、デザート、コーヒー、ディジェスティフ(食後酒)という流れ。

時間をはかってみたところ、筆者のフランス人夫家族との食事は平均で3〜4時間。長い、長い、長すぎる・・・!

【2】普段着のごはんはシンプル


休日にご馳走を用意することはあっても、普段の日のごはんはシンプル。日本のご家庭のほうが、平日でもずっと品数が多いと思います。

そんなわけで、平日の夜は前菜とメイン料理の2品のみの家庭が多いです。ひとり世帯だと、メイン料理のみのことも。ところがデザートは別腹の模様! どこの家庭にも、ムースやプリンにチョコレートなど、市販のデザートがほぼ確実にあります。

【3】ご飯の日でも、パンは欠かせません


肉または魚料理と一緒に食べるために、ご飯を用意した場合。(※この場合、当地ではごはん茶碗を使う習慣がないので、メイン料理と同じプレートにのせます)。炭水化物はご飯だけで十分だと、思いませんか?

ご飯は野菜料理と同じく、付け合わせ的な存在。なので、炭水化物の取り過ぎが気になったとしても、フランスの食卓にはパンが欠かせないのです。

ご飯と一緒にパンを食べることに、カルチャーショック・・・!

【4】パンをテーブルに直おき!?


先にお伝えしたように、パンはフランス人の主要炭水化物。当地にはさまざまなパンがありますが、どこの家庭でもよく食べられているのが、焼きたてのバゲット(フランスパン)です。

毎日のようにお気に入りのベーカリーにバゲットを買い求める、フランス人のみなさんのこだわりにもびっくりですが、本当に驚くのはここから。


日本のフレンチレストランなら、小皿の上に置かれるパン。当地ではカットしたバゲットを、テーブルの上に直置きする人が多いのです! また、長いバゲットをナイフで切らずに、手でちぎりながら食べる人も。どこの家庭にもナイフはあるのに・・・。

【5】チーズを食べるタイミング


チーズは、ワインと共に楽しむおつまみとしてのイメージがあるかと思います。当地でもアペリティフタイムにつまむこともありますが、正式な食事の席では、チーズはメイン料理のあと。そして、チーズの後にはデザートが待っています。

アペリティフ用チーズの一例
(C)sweetsholic

こうして改めて振り返ってみると、フランス人は本当によく食べる! 食後にチーズだなんて、考えただけでも胃が重くなる話・・・ですよね。

ところが慣れとは恐ろしいもので、在仏中に胃が大きくなったのか、デザートの前にチーズがないと物足りなくなってきました。ご飯の日でもパンがないと、物足りなくなる日がいずれやってくるのだろうか・・・と、ちょっと不安です。

[Photos by Shutterstock.com] 

PROFILE

sweetsholic

sweetsholic ライター

海外を放浪しながら気ままな人生を謳歌しているフリーライター、パティシエ。世界で経験した文化や学んだお料理などをみなさまと共有できればと思っています。 世界の文化とスイーツ、地中海料理が大好き。寄稿媒体:Pouch、ANGIEなど

ブログ
https://ameblo.jp/ma-petite-chocolatine/

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