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アメリカへの留学が減少する一方で留学先が多様化
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一般社団法人海外留学協議会(JAOS)の調査では、今まで多かったアメリカへの日本人留学生の数が、3年連続で減少傾向にあるようです。JAOSによると、トランプ大統領の就任以来、外国人向けのビザ関連の規制があり、世界的にアメリカへの留学生の数が減少していると読み取れるそう。アメリカへの留学生数が減少する一方で、全体の留学生数は増加傾向にあるのだそう。留学先のオプションが広がっているようです。
増加傾向にある留学先の国は?
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近年でいうと、人気が高まっているのはマルタ島やアイルランド。どちらも昨年比約30%増と躍進しているそうです。アメリカと大陸続きのカナダも、もともと留学先として人気の国ですが、さらに9.2%の増加傾向に。アジアの国をみてみると、フィリピンが昨年比20%以上の増加となっているそうで、数年後にはカナダやオーストラリアなどに並ぶ可能性も示唆されています。
語学留学が伸びている背景
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留学の目的として一番多いのは「語学留学」。ネイティブの会話を肌で感じながら生きた言葉を学べるのは、海外留学の大きなメリットですよね。JAOSによると、大学生が就活に向けて語学留学をするケースや社会人留学、企業の研修なども伸びているのだとか。
過半数以上が3か月未満の短期留学に
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留学期間で一番多いのは、3か月未満。キャリアアップを目指す社会人が個人で短期留学するなど、短い期間でも現地に行って海外体験をするという人が多いようです。3か月以上の留学では、大学を休学したり、キャリアチェンジのために会社を退職して留学をする社会人も多いそうですよ。
海外留学協議会(JAOS)による日本人留学生調査
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一般社団法人海外留学協議会(JAOS)が、会員の留学事業者42社を対象に実施した「日本人留学生に関する調査」。この調査により、大学や大学院などの高等教育機関への留学や日本の大学経由の留学以外にも、社会人や小中高校生を含んだ留学数統計データの集計が可能になりました。グローバル化が進む現代で、大学生に限らない日本人留学の実態がより明らかになっています。
伸び率の大きかった海外留学先をご紹介
マルタ島
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地中海に浮かぶ小さな島「マルタ共和国」の公用語は、マルタ語と英語。ヨーロッパのリゾートアイランドとして、観光地としても人気の場所です。マリンスポーツも盛んでダイビングスポットなどもたくさんあるようですよ。語学の勉強の傍ら、地中海の海でのんびりできるなんて、夢のような留学生活となりそうですね。
アイルランド
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グレートブリテン島の西にある島国「アイルランド共和国」の公用語は、アイルランド語と英語。緯度が高い割に、冬でも北欧の国々のような寒さにはならないという、安定した西海洋性気候の国です。伝統の楽器や本場のアイリッシュダンスを習うアクティビティなど、文化に触れるのも楽しそうですね。
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語学習得が目的だとしても、現地の生活を通して語学以外のさまざまな経験を積むことができる海外留学。自分の視野が広がり、考え方にボリュームが出るような機会になるかもしれません。
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