2月2日（日）・3日（月）節分祭　八坂神社ほか＜全国各地＞

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2月はまだ寒いですが、そろそろ春の訪れを感じますね。2月3日の節分（せつぶん）は季節が移り変わる節日を指し、節分の翌日から暦の上では春（立春）。季節の変わり目には邪気が生じるという考えから、豆を撒いて鬼を追い払う豆まきが行われます。舞妓さんが豆をまく京都の八坂神社、芸能人や相撲力士が豆をまく千葉の成田山新勝寺を始め、各地で開催。

参考
節分　コトバンク
https://kotobank.jp/word/節分-87417

2月4日（火）～2月11日（火・祝日）さっぽろ雪まつり＜北海道札幌市＞

写真提供：一般社団法人札幌観光協会　

1950年に地元の中・高校生が6つの雪像を札幌市大通公園に設置したことをきっかけに始まった「さっぽろ雪まつり」。札幌を代表するイベントで、2019年度は過去最高273万7千人が来場した人気ぶり。迫力ある雪像や、ライトアップ、プロジェクションマッピングも必見ですが、大通り会場6丁目の「北海道食の広場」も楽しみ。ラーメンやカニ・ウニ・ホタテなどの海鮮料理、ザンギやジンギスカン・豚丼など北海道のグルメがあなたを待っています。

2月8日（土）・9日（日）アメッコ市＜秋田県大館市＞

写真提供：一般社団法人秋田県観光連盟　

天正16年（1588年）頃起源の秋田県大館市の「アメッコ市」は、「この日にアメを食べると風邪をひかない」と言われます。名物のイチゴ飴のほか、甘酒・生姜・味噌・あんこなどさまざまな種類の飴を販売、甘党のあなたならたくさん買い込んでしまうでしょう。時間・数量限定で「からみアメ」のサービスがあり、水飴を割り箸にからめて、お客さんの口の中に放り込みます。手で受け取るのではなく、直接口の中に入れてもらうのが正しい作法とか。2日目に行われる「丸髷（まるまげ）行列」は、丸髷と黒留袖の女性が会場を歩き、イベントに華を添えます。

2月8日（土）・9日（日）犬っこ祭り＜秋田県大館市＞

（C）湯沢市役所　

約400年もの長い間続いたといわれる、秋田県湯沢地方の民俗行事「犬っこまつり」。米の粉で作った小さな犬っこや鶴亀を、旧小正月の晩に家の入口や窓々に供えて、盗賊除けを祈念したのが始まり。米の粉で出来た犬っこは可愛らしく、厄除け・災難除け・家内安全のご利益があるので、お土産に買って帰るのも良いかもしれませんね。近年は犬っこ神社で「愛犬祈願祭」を行うようになり、秋田犬などワンちゃんが大集合。ワンコ好きのあなたにはたまらないイベントですよ。

2月8日（土）・9日（日）大内雪まつり＜福島県下郷町＞

写真提供：（公財）福島県観光物産交流協会　

福島県南会津「大内宿」は、江戸時代に栄えた宿場町。現在も茅葺屋根の民家が街道沿いに建ち並び、昭和56年国選定重要伝統的建造物郡保存地区に指定。茅葺屋根に雪が深く積もる2月には雪まつりが行われ、雪灯籠がやさしい灯りで大内宿の夜を照らします。

大内宿観光協会（http://ouchi-juku.com）によると、2020年は暖冬の影響にて、記録に残るほどの少ない降雪量ですが、プログラム通り行う予定。打ち上げ花火は降雪量が少なく安全が確認出来ない場合、直前に中止となる場合あり。

2月15日（土）・16日（日）横手のかまくら＜秋田県横手市＞

冬の秋田といえば、450年の歴史がある横手市のかまくら。雪の山をくり貫いたドーム型の雪洞の中に、灯りをともし、水神様を祀る小正月行事。市内に80基ほどあるかまくら内では、子供達が「入ってたんせ」と声をかけ、甘酒・お餅などをふるまってくれます（神棚の水神様へお賽銭をお供えください）。子供達の素朴な接待に、心がほのぼの。地元の子供達とボランティア団体「灯り点し隊」によって作られた、蛇の崎川原会場のミニかまくら約3500個に灯りがともるさまは、雪あかりの国へ迷い込む美しさ。冷たい雪で出来ているかまくらなのに、心がふんわり暖かくなる冬のイベントです。

2月15日（土）〜3月20日（金・祝）萩・椿まつり＜山口県萩市＞

写真提供：一般社団法人萩市観光協会　

山口県萩市の笠山椿群生林では、約60種25,000本のヤブツバキが自生。日当たりや種類によって咲く時期が異なるため、例年2月中旬～3月下旬頃まで鑑賞可能。期間中の土・日・祝日は、椿見どころ案内人によるガイド（土日祝日は無料／平日は予約制で有料）があり、遊歩道を散策しながら、椿の知識を深められます。

2月15日（土）〜3月29日（日）水戸の梅まつり＜茨城県水戸市＞

写真提供：一般社団法人茨城県観光物産協会　　

120年以上の歴史を持つ、茨城県水戸市の「水戸の梅まつり」は、水戸市の偕楽園と弘道館で行われます。偕楽園は、江戸時代天保13年（1842年）7月、水戸藩第9代藩主徳川斉昭公により領民の休養の場所として開園。約100品種3,000本もの梅は、「早咲き」「中咲き」「遅咲き」と次々に咲き、長期間楽しめます。弘道館は日本で最大規模の文武を学ぶ藩校で、梅は別名「好文」で学問の木であることから学問・教育が普及するよう植えたとされています。

それぞれライトアップも行われ、夜に漂う梅の香りとともに散策するのも素敵です。

2月22日（土）・23日（日）おぢや風船一揆＜新潟県小千谷市＞

写真提供：公益社団法人 新潟県観光協会　

毎年全国から約40チームが参加する国内最大級の熱気球競技大会が、新潟県小千谷市で行われる「おぢや風船一揆」。真っ白な雪原から、カラフルな熱気球が青い空へ浮かぶ爽快なイベント。新潟の美味しいものが揃った「うまいもの広場」も人気。2019年は、ちまき・そば餅・幻のお餅「〆張り餅」・棚田米のおにぎり・米麹甘酒・蜜芋パフェなどが並びました。初日の夜には花火が上がる「グローバルーンフェスティバル」。雪灯篭が配置された雪原に、ライトアップされた熱気球と寒空に上がる花火の競演は、一度は観てみたい冬の絶景です。

2月25日（火）和良比はだか祭り＜千葉県四街道市＞

写真提供：公益社団法人千葉県観光物産協会　

どろんこ祭りとして知られる、千葉県四街道市の「和良比はだか祭り」。豊作を祈願する神事などを行った後、満1歳に満たない赤ちゃんの額に、稲わらで泥を塗って厄除けをします。子供が元気に無事育つようにという思いが感じられますね。「騎馬戦」、「泥投げ」と続く泥だらけのお祭りで、見ているあなたにも泥が飛んできますので、汚れても良い格好で出かけましょう。

いずれも個性が際立った、行ってみたい伝統の日本の祭り。見に行きたい、参加したい、ワクワクする祭りですね。2020年3月も引き続き、日本の祭りをお届け致します。どうぞお楽しみに。

注意：掲載情報は、2020年1月時点のものになりますので、開催の有無、詳細については、直接お問い合わせください。

青山 沙羅

sara-aoyama ライター

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。