
久しぶりの日本で驚く逆カルチャーショック第6弾は日本の「食」について。海外にいた頃はとにかく日本食が恋しい! と思うことが多々ありましたが、日本に帰ってくると日本の食文化に改めて驚くこともたくさんありました。今回はそんな日本の食文化について、逆カルチャーショック体験記をご紹介します。
食事が安い

日本では外食の値段が総じて安いと感じます。ランチなら千円程度でお腹いっぱいに食べることができるし、夜ご飯でお酒を飲んでも数千円程度で充分楽しめます。上を見ればきりがないのは当然ですが、手頃な値段で楽しめるレストランも街中に数多く存在し、外でご飯を食べることの敷居が低いように感じます。
筆者が住んでいたアメリカでは、食事代に加えてサービス料としてのチップを支払わなくてはいけないため、食事自体の値段はそれほど高くなくても、チップと合わせて結局高くついてしまうこともしばしばありました。チップのいらない安い食事の代名詞のファストフードでも、ドリンクやサイドメニューとのセットで頼めば$10近くになってしまいます。
写真付きメニューが多い

レストランの多くはメニューに写真がついていたり、店の前にどんな料理が出されるかの見本が置いてあるなど、空腹時に食欲をそそるような工夫がいっぱいだと感じます。初めて行く店や、初めて食べるジャンルの料理でも、どんな見た目なのかがわかるだけで少し安心感がありますよね。海外のメニューは基本文字だけのことが多く、その名前や説明からどんな料理なんだろうと想像する楽しみはあれど、目の前に出てくるまでわからないドキドキ感もあります。
また日本ではAセット、Bセットなどのセットメニューが出来上がっていて、綺麗に決められたメニューの中から欲しいものを選ぶと事が多いように感じます。アメリカではメニューに「メインディッシュにサイドディッシュが付いてきます」と記載がある場合、そのサイドディッシュを何にするか自分で決める必要があったり、サラダの「ドレッシング」もいくつかの種類の中から自分で欲しいものを決める事が多く、ウェイターとのやりとりが日本より多いと思います。
すぐに食べられる惣菜が豊富

コンビニやスーパーでは、包みを開けたらすぐ食べられる惣菜や、軽食が豊富に取り揃えてあります。忙しい時や料理を作る時間がない時にとても助かる作り置き惣菜は、毎日の生活を便利にしてくれますが、ここまでの種類が揃っているのは日本ならではだと思います。
サラダやサンドイッチなど簡単な食事は海外でも売っていますが、夕食の付け合わせになるようなおかずはどこにでも売っているわけではないので、気軽には買えないことが多いです。さらに日本のコンビニではどんどん新しい味の商品や新製品が発売され、飽きる事なく楽しめるのもすごいと思います。
ジャンルにとらわれない「日本食」創作家庭料理の数々

海外の人がJapanese Foodとして知っている寿司や天ぷらや、最近ではラーメンやお好み焼きなど、いわゆる外国でも有名な日本食は、日本の家庭で日常的に食べる食事とは違うということを日々感じます。日本で暮らすようになって、家庭で作る「日本風にテイストされた創作料理」がいかに多いかということに驚きました。
例えば春巻きは外国では中国料理として知られていますが、同じ春巻の皮を使ってチーズとシソを挟んで揚げると、いわゆる普通の春巻とは違う新しい料理が誕生します。ほうれん草を茹でてすぐできるお浸しも、トッピングを変えてみたりタレを変えることによって味わいが全く異なってきます。外国に知られている「和食」とはまた違う日本の家庭料理は、ことごとく奥が深いなと感じます。
加工食品が多い

日本の調理は効率を求め、時短、簡単であることを売りにする食品が多いと感じます。その最たるものが加工食品ではないでしょうか。野菜と混ぜるだけ、お肉と一緒に炒めるだけなど、簡単な調理であっという間に美味しく作れてしまいますが、その反面どんな調味料が入っているか気にする人があまり多くないように感じます。
加工食品が悪いというのではなく、加工食品を使った調理が当たり前になっているがために、この味付けはどんな調味料を使うのか? ということへの関心が薄くなりがちな印象を受けます。筆者も日本の加工食品に慣れ親しみすぎた結果、海外で「XXの元」なしにどうやって作ったらいいのかわからない! という事態に陥りましたが、メニューを調べいちから作ってみると、それほど難しくなかったりしたものです。
進化した冷凍食品

日本の冷凍食品のクオリティーと高さと、種類の多さには驚かされます。水も油も使わずにフライパンで焼くだけ、レンジでチンするだけでかなり美味しい食事が出来上がるのにはびっくりしました。(スープの有無も関係ないため尚更です。)
しかしこちらも加工食品同様、簡単であるがゆえに原材料に何が入っているのか分からないまま、与えられるものをただ口にしている受け身の姿勢があると思います。
多くの海外生活経験者同様、筆者もいろんな国の料理を食べましたが、やっぱり日本食は美味しい! と強く感じます。種類が豊富でハズレが少ない日本食をたらふく食べられる環境にいることを喜ぶ反面、これほどまでに便利になった食事が世界では当たり前ではないことも、忘れないでおきたいですね。
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Yoko Nixon ライター
高校時代初めてアメリカのテキサス州に留学してから、縁あって大学もそのままテキサスへ。帰国後リーマントラベラーとして暇を見つけては世界各国を旅し、旅と写真の面白さにハマる。現在はアメリカのアーカンソー州在住。目先の目標はアメリカ全州を制覇することです!
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