イギリス国民のソウルフード
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産業革命の頃に誕生したと伝えられる「フィッシュ&チップス」。20世紀はじめのロンドンには1200軒ほどのフィッシュ&チップスを提供するお店が存在。庶民にとって最初の外食産業でもあったのだそう。
現在でもイギリス国民のソウルフードとして不動の地位を確立。バーやレストランはもちろん、カフェやスタンドなどあらゆる場所で食すことができます。
決め手となるのが外はカリッと、中はふんわりという食感。香ばしい衣とジューシーな身のコントラストはたまらない美味しさです。
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そんな魅惑の衣に欠かせないのが「ビール」。炭酸の効果で絶妙な“カリッ&フワッ”な食感に仕上がるんです。さらにほのかな苦味が奥深さをプラス。本場では黒ビールを使用することも多いのだとか。
家飲みにぴったりなフィッシュ&チップスレシピ
フィッシュ&チップスには白身魚を使うのが一般的。今回はタラを使用。あらかじめ皮を剥いておきます。衣には小麦粉、片栗粉、ベーキングパウダー、塩。ビールはギネスをセレクトしました。
皮を剥いたじゃがいもを縦半分に切り、さらに4等分にカット。30分〜1時間ほど水にさらします。水気を取ったら小麦粉を軽くまぶします。
フライドポテトは低温→高温の二度揚げ
鍋にじゃがいもと油を入れてから火をつけます。160℃になった時点から4分ほど揚げ、一度取り出します。
油を200℃に熱し、再びじゃがいもを入れて3分ほど揚げます。二度揚げすることで、カリっとした仕上がりになるんですよ。
ビールはよく冷やしましょう!
ボールに小麦粉80g、片栗粉80g、ベーキングパウダー小さじ1、塩小さじ1/4を入れて合わせます。そこに冷えたビール200mlを一気に加えて軽く混ぜ合わせ、タラをサッとくぐらせます。
200℃に熱した油でキツネ色になるまで揚げます。
ビールのアテに最高です
フライドポテトを添えたら完成!お好みでレモンやモルトビネガー、タルタルソースと一緒にいただきましょう。
衣のカリッ&フワッに続くのはタラの心地よいジューシー感。フライドポテトも外はカリッカリ、中はホックリ。ひと皿で幸せの食感がいくつも堪能できるのも、フィッシュ&チップスの特筆すべきところ。もちろんビールがどんどん進んでしまうのは言うまでもありません!
新型コロナウイルスの影響で外出しづらいこのご時世。こんな時こそ美味しい料理を作って、家飲みを楽しんでみてはいかがでしょうか?
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