多くの人種が集まる新大久保にある瀟洒なアパルトマン
コリアンタウンに加えて、今ではイスラム横丁まである新大久保。韓国料理にタイ料理、ベトナム料理、エスニック食材店、ハラル食材店など、六本木や歌舞伎町に引けを取らないインターナショナルな街ともいえますが、もっとディープで、アンダーグラウンドなイメージがありますよね。
そんな新大久保のど真ん中にあるのが「HOTEL CEN(ホテルセン)」。2019年7月に開業した新しいホテルで、「百人町」の地名から、ラテン語で「100」を意味する「Centum」が名前の由来とのこと。
石造りのアーチを抜けると中庭のようなカフェ&レストランが広がり、街の喧騒が嘘のようなゆったりした空気に包まれます。
実はこのホテル、「百人町」という立地も大きく影響しているのですが、人種や国籍、宗教、性別などにとらわれることなく、すべての人に寄り添う日本初ともいえる“ダイバーシティホテル”なのです。
百人百様の生き方を尊重するように、全スタッフにLGBT研修などを実施し、社会の多様性を受け入れたおもてなしが心がけられています。“百”を超える“千(CEN)”もの人、多くの人種が集う街を表しているような想いも、ホテル名には込められているのかもしれません。
都心のセカンドハウスにしたくなるような居心地
白×木肌からなる明るいフロントからは一転、カードキーで宿泊棟に入ると真黒な廊下が続きます。その謎めいたギャップに、一瞬心は動揺しますがご安心を。
客室の扉を開ければ、コンクリート打ち放しの白×グレーの清々しい空間が広がり、木のぬくもりがアクセントに。無駄なものが一切なくコンパクトにまとめられた客室は、都心のセカンドハウスのような雰囲気。
背伸びしなくていい、都心の隠れ家にぴったりの佇まいが素敵。クレンジングやフェイスウォッシュなどからなるZIRAのスキンケアセットのほか、トラサルディのシャンプーやコンディショナー、ナイトガウンなど、アメニティもしっかりとそろっています。
客室は全44室。そのうち41室が写真のダブルルームで広さは約12平方メートル。残り3室はデラックスダブルルームで、少し大きな14平方メートル。客室に広さ以上のゆとりがあるのですが、そこには秘密が隠されているのです。
シャワールームとトイレがガラス張りでスケスケ!!
気づきましたか?シャワールームとトイレがスケスケ!ガラス張りになっているんです!!
壁を設けず、このガラス張りのデザインにすることで客室に圧迫感を与えていないのですが、部屋のどこからもシャワールームやトイレは丸見え!遊び心満点ですが、シャワールームからもベッドが見えてしまいます。
でも、大丈夫!この通りロールスクリーンを閉めれば、何の問題もありません。
夜にシャワールームの照明をつけて、ロールスクリーンを閉めれば、大きな行燈のような程よい間接照明にもなるんですよ!
気ままに過ごせるパブリックスペースも充実
全客室、シャワールームのみでバスタブはないのですが、ホテル2階には宿泊者専用のバスタブ付きバスルームを完備。ゆっくりお湯に浸かりたいときなどは、もちろん無料で利用することができます。
コインランドリーや自動販売機なども、2階のフリースペースに設置。陽光が心地よいフリースペースには、ちょっとした休憩スペースもあります。
ドリンクや食事を楽しめる1階のカフェ&レストランには、2階にテラス席も。ソファー席などで、街の空気を感じながら気の赴くままに過ごすことができます。
HOTEL CEN(ホテル セン)
住所:東京都新宿区百人町1-5-19
電話番号:03-6278-9901
料金:1泊素泊まり1名5,900円~
CHECK IN/OUT:15:00/10:00
客室数:44室
アクセス:JR「新大久保駅」「大久保駅」・西武新宿線「西武新宿駅」より各徒歩5分
URL:
https://hotelcen.com/ ※2020年6月現在、新型コロナウイルス感染症対策のためサービス体制や料理提供方法などが通常と異なることがあります
[All Photos by (C)tawawa]
TAI WATANABE ライター・エディター・ディレクター
10代のころ、自転車でメキシコ・グアテマラを縦断し多くのことを学ぶ。それをきっかけに情報誌・旅行誌の取材を通じて、中南米・カリブ海を中心に世界各国で豊富な取材を経験。海外を見てきたからこそ日本は大好き! 紙とWEB、ふたつの媒体特性に精通した複眼的視点を持っている。
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