【2024年開運】富山県のパワースポット3選！森林浴、霊水、浄土往生　

写真提供：公益社団法人 とやま観光推進機構

眼目山立山寺の栂並木（上市町）

科学的にも解明している森林浴の癒やしパワー

写真提供および記事協力：上市町観光協会

1370年建立の「眼目山立山寺（がんもくざんりゅうせんじ）」の山門に続く、樹齢400年以上の「栂（とが）並木」の300メートル続く参道。1965年に、県指定天然記念物に選ばれています。栂とは北陸三県の呼び名であり、モミの木を指します。

1897年に伐採しようとしたキコリが怪我をして、この樹木が霊木であることに気づき、現在に至るまで保存することができたといわれています。

雰囲気のある栂並木は、2012年に上市町森林セラピー基地「剱・きらめきの森」の一エリアとして認定。また、岡田准一さん主演の時代劇映画「散り椿」（2018年9月公開）のロケ撮影地にもなりました。

■参照
立山寺参道のとが並木 | 文化遺産検索 | とやまの文化遺産
眼目山立山寺　森林セラピーマップ　上市町観光協会

★開運ポイント＜免疫機能活性＞
森林浴は気分がリフレッシュするのみならず、人の免疫機能が活性化することが科学的に解明されています。

穴の谷の霊水（上市町）

万病に効くと伝えられる奇跡の霊水

写真提供および記事協力：上市町観光協会

1985年に全国名水百選に選ばれた「穴の谷の霊水（あなんたんのれいすい）」。古くから修行を積む霊場として知られ、「行者穴」と呼ばれる洞窟の奥から湧き出る天然水は、一部の修行僧だけに許されていました。しかし、ひとりの尼僧が「この水は、万病が治る奇跡の水である」と遺言を残したことから、霊験あらたかな水と知られ、全国から水を求めに人々が訪れるようになりました。

■参照
富山県／中新川郡上市町 穴の谷の霊水 – 環境省選定 名水百選

★開運ポイント＜病気平癒＞
穴の谷の霊水を飲んで、不治の病が治った例は全国に限りなくあり、石段や参道脇には病気平癒の御礼として寄進された200体以上の石仏が奇跡を物語っています。

芦峅寺 布橋（立山町）

あの世とこの世の架け橋

写真提供：公益社団法人 とやま観光推進機構

芦峅寺（あしくらじ）の姥谷川に架かる「布橋（ぬのばし）」は、「あの世」と「この世」の境。江戸時代までは、富山県の霊峰立山があの世（地獄と浄土）と考える「立山信仰」が信じられていました。男性は登山し下山することで、死後の浄土往生が約束されましたが、明治5年までは女人禁制で女性の入山が許されませんでした。そこで女性のために、布橋を渡ることにより立山登山と同じ効果があり、女性の浄土往生を約束する「布橋灌頂会（ぬのばしかんじょうえ）」という立山信仰の儀式が行なわれました。

布橋灌頂会とは
1.目隠しに白装束（死装束）に身を包んだ女性たちが、雅楽の音が響く中を、僧侶に導かれて布橋を渡り、「あの世」（死後の世界）へ向かいます。
2.女性たちの眼隠しが解かれると、目前には霊峰立山が現れ、死後の浄土往生が約束されます。
3.再び布橋を渡って、「この世」に戻ってくる疑似再生（死後を予習して蘇る）の儀式。

女性たちは白布が敷き渡された布橋を、目隠しをして渡りました。布橋の名称は、白布を敷く橋から名付けられたようですね。布橋灌頂会の儀式は、1996年の「国民文化祭とやま」で約130年ぶりに復活し、2011年以降は3年に1度開催されています。
※2020年9月の開催は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となりましたが、2023年は開催されています。

■参照
立山信仰の歴史と立山曼荼羅
立山の歴史 | 立山歴史探訪 | 楽しみ方ナビゲート | 立山黒部アルペンルート
立山を代表する華麗な橋渡り儀式「布橋灌頂会（ぬのばしかんじょうえ）」がサントリー地域文化賞を受賞しました！

★開運ポイント＜極楽往生＞
立山信仰の儀式を体験することで、地域の精神文化を実感できます。信心が薄く邪心のある者は、布橋が蜘蛛の糸より細く見えて、橋から姥谷川に転落し、その川に棲む大蛇に巻かれて死んでしまうといわれていました。

立山布橋灌頂会 Nunobashi Kanjoe Purification Ceremony on Holy Mt. Tateyama／富山県立山町公式チャンネル

今回は、富山県のパワースポットをご紹介いたしました。人間はいつでも強くはいられません。心が弱っているな、エネルギーが足りないなと感じたら、パワースポットでよい運気に触れ、明日へ立ち向かう元気をもらいましょう。

※記事掲載の情報は変更になる場合があります。最新情報については、必ず公式サイトで確認あるいは直接施設へお問い合わせください。
 

PROFILE

青山 沙羅

sara-aoyama ライター

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。