東西と新旧が混ざり合う、イスタンブール
ヨーロッパとアジアが交わり、東西交易の拠点として発展したトルコ。最大の都市、イスタンブールには壮大な歴史的建造物や情緒溢れる旧市街、迷路のようなバザールなど多彩な文化と景観がひしめきます。モスクから流れるアザーンを聞けば、異国の地に来たことを実感するでしょう。
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新市街と旧市街を結ぶガラタ橋。橋の2階にはボスポラス海峡に糸を垂れる釣り人がいっぱい!もはやイスタンブールを象徴する風景のひとつです。夕暮れ時には茜色の空に旧市街のシルエットが重なって、エキゾチックな一コマに。
世界に誇るご当地B級グルメ
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旧市街側の橋のたもとには、名物B級グルメ「バリック・エクメック(通称:サバサンド)」を売る屋台が集結。辺り一面に香ばしい香りが漂い、観光客はもちろん地元の人が頬張る姿も多く見られます。
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とはいえやっぱり観光名所。当たり外れが多いのも世の常ですが、筆者が訪れた屋台は大正解だった模様。サバは生臭さが皆無でジューシー。エキメッキと呼ばれるトルコ版フランスパンはもっちり感抜群で、野菜もシャキシャキ。ボスポラス海峡を眺めながらのサバサンドは、異国情緒も相まって記憶に刻まれるおいしさでした。
この思い出の1枚を見る度にイスタンブールに行きたい衝動に駆られるものの、今の状況ではまだまだ遠い先になりそう。ですが食したい気持ちは抑えきれないので、自分で作って妄想旅に出ることに!
自宅でも簡単に作れます!
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サバサンドは屋台によって具材が異なりますが、今回は筆者がイスタンブールで食したシンプルスタイルを再現。主な材料は塩サバ(半身)、バタール(1/2)、レタス(2枚)、玉ねぎ(1/4)、レモン(1/2)。塩サバを使えば味付けの手間が省けてラクですが、生サバでもOK。脂の乗ったノルウェー産やアイスランド産がおすすめ。本場のパン「エキメッキ」の食感を目指すべく、バゲットよりも柔らかいバタールをセレクトしました。
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レタスは1cm幅くらいの細切り、玉ねぎは薄くスライスします。
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バタールは奥を少し残してカットし、バターを塗ります。
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塩サバは骨抜きして、胡椒をまんべんなく振りかけます。
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オリーブオイル(大さじ1)を塩サバに馴染ませて、210℃に予熱したオーブンで片面7分ずつ焼きます。
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こんがりと焼けました。お好みでハーブと一緒に焼くと香りが豊かになりますよ。
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バタールにレタス、玉ねぎ、サバを挟んだら完成!レモンをたっぷりサバにかけていただきましょう。ビールはもちろんのこと、日本茶と合わせるのもおすすめです。
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イスタンブールでは鉄板でサバを焼くのが主流ですが、オーブンでもジューシーな仕上がりに。野菜のみずみずしさとサバの旨味、ふんわりしたバタールが至福のコントラスト!「サバ=白いご飯のおかず」という概念を覆されること間違いなしの味わいです。
まだまだ海外へ旅するのは難しい今日この頃。こんな時は、思い出の料理を作って異国に想いを馳せてみてはいかがでしょうか?
Nao ライター
メーカー、ITベンチャー勤務を経てフリーランスに。
学生時代から旅を続け、渡航国は現在50カ国。
特技は陸路国境越え。グルメレポート翌日に大学の最先端研究を取材したり、ロシア州知事にインタビューしたり。幅広い対応力とフットワークの軽さが自慢。日本ソムリエ協会認定資格ワインエキスパート保有。
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