TABIZINE > ヨーロッパ > トルコ > グルメ > 【機内食ルポ】ターキッシュ エアラインズ「羽田空港〜 イスタンブール空港」

【機内食ルポ】ターキッシュ エアラインズ「羽田空港〜 イスタンブール空港」

Posted by: 石黒アツシ
掲載日: May 18th, 2023.

世界414以上の都市に就航するトルコのナショナル フラッグ キャリア「ターキッシュ エアラインズ」。2019年4月に全面開港した新しいイスタンブール空港は、年間2億人が利用するという世界でも最大規模のハブ空港であり、そこを拠点にしているターキッシュ エアラインズは、日本からヨーロッパ等の都市への乗り継ぎにも便利な航空会社です。そんなターキッシュ エアラインズの東京・イスタンブール線の機内食を紹介します。

Facebook はてなブックマーク LINEで送る コメント

案内板
 


 


2023年4月に搭乗したターキッシュエアラインズの機内食を紹介

機内
今回紹介するのは、2023年4月に搭乗したターキッシュエアラインズの機内食。搭乗したのは、羽田国際空港を21時55分に出発して、イスタンブール空港に早朝5時5分に到着するTK199便と、イスタンブールを深夜2時20分に出発して、羽田に19時25分に到着するTK198便の往復便です。

さらに、イスタンブールからカイセリへの国内線に乗った際のラマダンの時期の特別なスナックもレポートします。

往路|TK199便羽田発イスタンブール行きで2食

機材
TK199便とTK198便、使用機材は各航空会社の国際線でおなじみのボーイング777ー300でした。エコノミークラスのシートアレンジは、一列に3・3・3の9席です。

ポーチ
ターキッシュ エアラインズでうれしいサービスのひとつがアメニティ。エコノミークラスでも登場して席に着くとこんなかわいいポーチが配られます。

ポーチ中身
その中身がこちら。左からスリッパ、靴下、グリーティングカード、耳栓、アイマスク、それに歯磨きセット。

靴を脱いでゆっくりと過ごしても、トイレに行く際には靴を履くことなくスリッパで。耳栓は騒音を軽減してくれます。また、隣の席の人がモニターでエンターテインメントを楽しんでいてもアイマスクをすれば明るさが気になりません。食事後の歯磨きでリフレッシュ。これはうれしいプレゼントです。

メニュー
そして、またうれしいのが紙で渡されるメニュー。航空会社によっては、いわゆる「ビーフ オア チキン」と聞かれて、どのような料理なのかわからないこともありますが、これなら安心です。

離陸後の1食目は、「フムス、フレッシュなグリーンサラダ、鶏むね肉のグリル、野菜のローストとバターライス」、または、「豆腐のしょうがと大葉添え、うどん、焼きサバ、野菜、豆腐、ごま乗せの白米」という日本食のいずれかを選びます。デザートのチーズケーキは共通です。

1食目|中東系の定番!フムスがあるほうをセレクトしました

1食目
中東の国々で食べられているひよこ豆のペースト「フムス」のほうを選択しました。ターキッシュですからね。やっぱりこちらです。

フムスはしっとりとなめらか! ゴマのペーストの香りも濃厚でおいしいスターターです。サラダにはドレッシングではなく、オリーブオイルと塩・こしょうで自分の好みで味付けます。パンにはトルコのバター。「EFES」というトルコビールをお願いしました。

1食目メイン
メインのプレートがこちら。しっかりとしたサイズの鶏むね肉、ズッキーニ、パプリカ、じゃがいもなどの野菜もゴロゴロ。バターライスはバターの香りがよくて、ほかのおかずにもよく合います。むね肉はあっさりとした味付けなので、こしょうを振ってもいいと思います。

そしてデザートにはチーズケーキ。スポンジとチーズケーキの部分の二層構造で、スポンジ3にチーズケーキ1といった割合です。いろいろ食べた後にはちょうどいい軽さかと思います。

2食目|日本食メニューの焼きそばをチョイス

イスタンブール到着2時間前くらいに2食目です。現地時間で夜中の3時ごろ。かなり早い朝ごはんです。

2食目
季節のフレッシュフルーツは共通で、「チーズ盛り合わせ、マッシュルームオムレツにフライドポテトとスナップエンドウとトマトのグリル」、または、「小松菜の煮浸し、日本風野菜炒め、蒸し鶏、野菜、もやし入りの焼きそば」から選びます。

2食目メイン
焼きそばにしました! この後のトルコとの旅では食べることのないだろう日本食を、最後に食べておこうと思ったわけです。

フルーツは普通においしいです。小松菜のお浸しも、食べなれた味でしっくり。焼きそばは塩焼きそばで、ぱさぱさと油っ気が少ないタイプ。朝ごはんの軽い食事としてはピッタリです。

今回いただいたドリンクは日本茶とチェリージュース。ターキッシュ エアラインズのチェリージュースは、おすすめです。日本のサクランボではなく、あかるい紫色のチェリーで、CAさんに聞いたらトルコ産のトルコメイドだそう。濃厚でおいしいです。

というわけで、無事にイスタンブールに到着。このまま朝から観光できるので、時間的に得した感じでした。

ちなみにこの便ではいつでも、チーズサンドウィッチ、ブラウニーケーキ、鮭または梅のおにぎりをオーダーできます。しかし、深夜便ということで、残念ながら食べませんでした。

復路|TK198便イスタンブール発羽田行きで2食

1食目
現地時間夜中の3時過ぎにしっかりとした食事でした。実は、あまりにも夜が遅く、寝るだけかと思っていたので、ちょっと驚きました!

1食目|パスタ料理を選びました!

この夜中の食事は次のいずれかを選びます。いんげん豆の煮込み、季節のサラダ(レモンオリーブオイルドレッシング)と、デザートのアプリコットムースは共通で、チキンのハーブグリルにラタトゥイユ、ポテトムース添え、またはローズマリーのクリーミーなパルメザンソースのリガトニです。

1食目メイン
チキンのグリルはこの時間には重いかも、ということでパスタ料理を選びました。

いんげん豆の煮込みはトマト風味でスープもあって、いい前菜です。サラダは日本人的にも基本のレタス、トマトときゅうり。メインのリガトニ(太目のマカロニ)は、チーズソースがよく絡んで焼き目もついていて本格的でした。

アプリコットムースはふわふわで上に載っているドライのアプリコットもおいしい。そういえばトルコのドライフルーツは有名です。

そして旅の疲れもあって、しっかり眠りました。復路の飛行時間は11時間ほどです。

2食目|スクランブルエッグとチーズトーストの一択です!

2食目
羽田到着前の軽い食事は日本時間の16時ごろ。機内で眠って朝のような気もしますが、もうすっかり日本では夕方です。

ラズベリーヨーグルトは爽やかで目が覚める酸っぱさ! トルコのチーズとオリーブに野菜の盛り合わせは、いかにもトルコでした。チーズを挟んだサンドウィッチは温かくてうれしいです。スクランブルエッグは、大きなオムレツみたいにくっついてて見た目はいまいちですが、おいしくいただきました。

ここでもまたまたチェリージュース。本当においしいんです。

ラマダン中の機内のスナックはどうなる?

旅行中、日没後にイスタンブールからトルコ中部の都市カイセリへの国内線に乗りました。ちょうどラマダンの期間中で、イスラム教の人達は日中は食事をせず、夜になってごちそうを食べるということになっています。

ラマダンボックス
1時間ほどのフライトですが、乗客に配られたのは「Hayirli Ramazanlar」(ハッピーラマダン)と書かれたボックスでした。

ラマダンボックス中身
いつもは簡単なサンドウィッチだけということですが、箱の中にはオリーブ、ドライデーツ、サンドウィッチ、スープが入っていました。飲み物に頼んだのは「アイラン」という塩味のヨーグルトドリンク。これもトルコのおいしいドリンクのひとつ。おすすめです。

というわけで、機内食は長時間のフライトの楽しみですが、ターキッシュ エアラインズはクオリティが高くバラエティも豊富でした。トルコへの旅に、また経由してその先の各地へと、ターキッシュ エアラインズを利用したら食事にがっかりすることはないと思います。

ターキッシュ エアラインズ
https://www.turkishairlines.com/

[All photos by Atsushi Ishiguro]

石黒アツシ

Atsushi Ishiguro ライター&フォトグラファー
旅するフードフォトグラファーです。そして、食生活について考えて、レシピを開発して料理もします。「おいしいものをおいしく伝えたい」をテーマに、世界のおいしいものを食べ歩き、写真におさめて、日本で再現し、みなさんと一緒に食べたいというのが、私のビジョンです。


| グルメ,現地ルポ/ブログ,ヨーロッパ,トルコ,その他のグルメ,グルメ,現地ルポ/ブログ


トルコのグルメ関連リンク

カギケバブ カギケバブ



サバサンド サバサンド
チョコレート味のバクラヴァ チョコレート味のバクラヴァ
金角湾8 金角湾8
ファラフェル ファラフェル
ボアズケセン・スィミット・フルヌのスィミット ボアズケセン・スィミット・フルヌのスィミット
kanyon kanyon
1 2 3 4 5 6 NEXT

#機内食