
下着を含む全ての衣類にアイロンをかける
ある日のこと、フランス人家族から「本当にアイロンかけないよね・・・」というびっくりするような指摘が!「ええ、何のこと?」と一瞬固まりました。「アイロンかけないっていうけど、ブラウスとかズボンにはちゃんとアイロンかけてるし、それ以外にアイロンかけることってある?」と不思議に思い聞いてみると、衣類全て、何と下着やタオルにまでアイロンをかけているとのこと!
これは筆者のフランス人家族だけなのか疑問に思い、周りに聞いてみると、下着を含む全ての衣類にアイロンをかけるフランス人がかなりいるということがわかりました。若者はシワ加工のある服を選ぶことが多く、そこまでアイロンをかけませんが、年配のフランス人はアイロンがけにかなり時間をかけます。なぜフランス人は、ここまでアイロンがけを徹底するのでしょうか。
外干ししない洗濯物は湿っている

【フランスなるほど雑学2】フランス人は洗濯物の外干しをしない!?の中で、お話しましたが、フランスでは洗濯物を外干ししません。部屋干しした洗濯物は、日光で乾かした洗濯物に比べ、ちょっと湿っていて、ひどいときは変な匂いがするほど・・・。ですので、高温のアイロンをかけることによって、外干ししたときのようにスッキリと仕上げるのだそうです。
乾燥機で乾かした洗濯物はシワだらけ

フランスでは乾燥機付きの洗濯機が普及していて、高級服やおしゃれ着以外の服は、ほとんどタンブラー乾燥が可能ですが、ひとつ難点があります。それは、乾燥機で乾かした多くの洗濯物はシワだらけになってしまうことです。特にワイシャツを乾燥機で乾かせば、アイロンがけが難しいほど、シワシワになってしまいます・・・。
石灰が多いため、洗濯物がゴワゴワ

フランスの水は石灰が多いため、日本で洗濯するより、洗濯物がゴワゴワとしている印象を受けます。白い服を何年も洗い続けると、灰色になってくるほど、石灰が強いのです。アイロンがけをすれば、ゴワゴワ感も少しは和らぐような印象があり、着心地もいいのは確かです。
身だしなみがとりわけ大事なフランス人

アイロンがきっちりかけられた服は、見た目も美しいし、着心地がいいものです。アイロンがけがしっかりされた服を着ている人は、身だしなみがきちんとしていて、マナーが良い人という印象を受けます。下着にまでアイロンを当てる必要はないんじゃないかと思ってしまいますが、下着などの見えない部分の衣類であっても、アイロンが当たってないと清潔感が感じられず、身だしなみが良くないと感じるのだそうです。
料理や食器洗いなどは時短するけれど、アイロンがけはきっちりと行う。フランスでは家事の中でも、アイロンがけの意識が高いのが特徴的です。フランスにおいてアイロンがけは文化のひとつ。家事における意識の違いは興味深いです。
Nanako Kitagawa ライター
2007年よりフランス在住。パリ第八大学大学院を卒業。専攻は文化コミュニケーション。趣味は映画、読書、写真、雑貨、料理、街歩き、カフェ巡り。初めて訪れたその日からすっかりパリの街に魅了され、今日も旅をするようにパリの街を歩き回る。
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