【日本の美味探訪】心に残る新潟県のご当地グルメ3選

Posted by: 青山 沙羅

掲載日: Dec 2nd, 2020

北から南まで全国47都道府県、日本には各土地の気候や文化に根付いたおいしいものがたくさんあります。この土地では何がおいしいの?ご自慢の郷土食は?旅に出たら、あなたの住んでいるエリアでは味わうことができない未知の美味を味わいたいですよね。あなたの旅がより楽しいものになるように、全国47都道府県各々のご当地グルメを3つセレクトしてみました。今回は新潟県です。

新潟 大崎そばの会
新潟 大崎そばの会

新潟県のおいしいものとは?

日本海と雄大な山々に囲まれた新潟県。日本海に沈む美しい夕日や芸術作品のような棚田など、心を動かされる光景に出逢えます。「美食の国」といわれる新潟では、コシヒカリをはじめとするブランド米の名産地で、良質の米から生まれる銘酒、きめ細かくコシのあるお餅、日本海から揚がる魚介類、三面川を遡上してくるたくさんの鮭、そしていくら、つなぎにふのりを使ったのど越しのよいへぎそばなど、食べたいものが限りなくあります。

新潟県グルメはたくさんありますが、あなたがおさえておくべき美味とは。

新潟県全域

「わっぱ飯」美食家の北大路魯山人の助言により完成

わっぱ飯

「わっぱ」とは、薄い杉の板を曲げて作った弁当箱のこと。わっぱの歴史は奈良時代にまでさかのぼり、木こりが桜の皮を用いて弁当箱を作ったのが始まりだといわれています。木材でできたわっぱは、吸湿性や通気性がよく、ご飯や食材のおいしさを保てますし、気温に影響されにくいので、中身が傷みにくいという利点があります。

わっぱに出汁で炊いたごはんを盛り、新潟の旬の魚などをのせて蒸したものが「わっぱ飯」。主な具材は、新潟県の海や川の幸である鮭やイクラ、カニなど。昭和27年(1951年)、「田舎家」の初代が考案し、美食家の北大路魯山人の助言を得て完成した料理。漫画『美味しんぼ』(小学館)の主人公の父・海原雄山のモデルにもなった稀代の美食家がサポートしたのですから、味は保証付き。米どころ新潟の米のうまさも、しみじみ実感できますよ。


割烹 吉田屋「わっぱ飯」2011年8月8日放送/弥彦観光案内

【食べられるところ】
田舎家 https://inakayaniigata.owst.jp
割烹吉田屋 https://www.e-yahiko.com/gourmet/yoshidaya
越後の蔵 和心づくし あさひ山 https://www.asahi-shouzi.co.jp/shop/wagokoro/
など

新潟県全域

「のっぺ」新潟の家庭料理の定番

のっぺ汁

農林水産省選定「農山漁村の郷土料理百選」で選ばれた、新潟県の郷土料理「のっぺ」。のっぺの名前は、とろみのあるという意味の「ぬっぺい」からきています。里芋でとろみをつけ、鶏肉、人参、蓮根、牛蒡、銀杏、筍、こんにゃく、油揚げ、貝柱、きのこ、鮭、イクラ等などを薄いしょうゆ味の出汁で煮た、新潟の代表的な家庭料理。のっぺの材料に決まりごとはないはないそうで、地域や家庭により受け継がれたそれぞれの味があります。お正月をはじめ、お盆や行事、お祭り、冠婚葬祭など、一年中食される馴染み深い郷土料理。

温かいものがスタンダードですが、夏は冷蔵庫で冷やして食べるのも、口当たりが良くおいしいそうですよ。

■参照記事
言わずと知れた新潟の味「のっぺ」 新潟市


長岡のっぺ/L’hirondelle

【食べられるところ】
のっぺのお店 新潟Komachi
https://www.week.co.jp/gourmet/search.php?page=1&keyword=%82%CC%82%C1%82%D8&cate=12&ac=
など

上越地域など各所

「笹寿司」ワンハンドで食べられるご馳走

笹寿司1

新潟の「笹寿司」は箕(みの)というザルのような形に折った笹の葉に酢飯を詰めて、その上に山菜などの具材をのせるのが特徴。酢飯と抗菌作用のある笹の葉を使うため、保存が利き、かつては携行食としても利用されていました。田植えやお祭りの時には大量に作り、お客様をもてなすご馳走なので、見た目も華やか。片手で食べられるのも取りやすく便利で、ワンハンドフードの先駆けかもしれませんね。

笹寿司2

ご飯の上には、山菜(わらび、きゃらぶき、ぜんまい、きのこ、まがりたけ)や大根の味噌漬け、胡桃、にんじん、ひじき、油揚げ、錦糸玉子、桜でんぶ、鮭のそぼろなど、新潟の恵みが飾られます。いろいろな味を試したくて、ひとつもうひとつと手が止まらなくなりそうです。

■参照記事
滋味あふれる美味しさにリピーター続出 新潟・庄内の「うんまい」郷土料理 新潟観光ナビ


日本海美食旅(ガストロノミー)2019 vol.2/公益社団法人 新潟県観光協会

【食べられるところ】
笹ずし・押し寿司 新潟県
https://www.pref.niigata.lg.jp/uploaded/attachment/135236.pdf
など

写真提供:公益社団法人新潟県観光協会

今回は、新潟県のご当地グルメの一部をご紹介しました。ご当地グルメには、各地の名産や文化が詰まっています。ぜひ、旅の思い出に味わってください。まだ出かけるのが不安というあなたは、通販で取り寄せできるお店もありますから、ご自宅で楽しむのも良いかもしれませんね。

注意:2020年12月現在の情報になりますので、店内での飲食ほか詳細につきましては、直接店舗へお問い合わせください。

PROFILE

青山 沙羅

sara-aoyama ライター

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

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