ホットワインはエコな再利用カップで!チェコのマーケット土産で味わう「おうちクリスマス」

Posted by: 鈴木幸子

掲載日: Dec 18th, 2020

今年も残りわずか。この時期になると、ヨーロッパ各地のクリスマスマーケットの思い出が蘇り、甘酸っぱいホットワインが恋しくなりませんか。実は、去年のチェコ旅行の際ホットワイン用カップを持ち帰りました。来年、海外旅行が解禁になったら、同じカップを持ってクリスマスの旅に出る予定です!

チェコではマイタンブラー持参が常識です


2020年の12月半ば、ドイツ・ベルリンではクリスマスマーケットが開催中止など、寂しいニュースも流れています。欧米の人々にとってクリスマスマーケットは、1年の締めくくりの大イベント。買い物のみならず、忙しくて会えなかった友人たちと会いホットワインを飲みながら友好を深める貴重な憩いの場でもあるのです。


昨年暮れのチェコ旅行、美食の街ブルノのクリスマスマーケット屋台で注文したホットワイン「トゥルボモシュト」。屋台のお姉さんから「タンブラーは持っていますか?」と聞かれ、ノーと答えると、「後でこのカップを戻してくれたらカップ分の料金はお返ししますよ」とのこと。1杯110コルナ(約530円)で、飲み終わった後カップを店に返せば、カップ代50コルナは戻ります。次また注文したいときにこのカップを持っていけば、1杯60コロナ(約290円)で買えるわけです。ブルノはプラハから電車で約2時間半、オーストリアのウィーンからはもっと近くて約1時間半の距離です。


見てください!持っただけでほのぼのとした気分になれそうなイラスト入りカップ。旅のお土産にもなります。さまざまな分野で再利用やリサイクルが進むヨーロッパでは、一度買ったカップを毎年使うのは当たり前の光景です。これからは、たとえば日本のお祭りの屋台でもこんな風にマイカップを持ち歩くというのが主流になるかもしれません。いや、そうなるべきです。もちろん現在、日本のコーヒーチェーン店でも、マイタンブラーを持っていけば20~30円は値引きとなりますが。

日本で旅先を想いながら楽しむホットワイン


ホットワインは自宅でも簡単に作れます。材料は下記です
・赤ワイン
・生の柑橘系フルーツ、レモンなど
・シナモンなど好みの香辛料
・蜂蜜(好みで)


チェコの首都プラハには、ボタニクス(Botanicus)という有名な自然派コスメ店があり、日本人観光客にも大人気ですが、ここでは調理用ハーブも多く売っていて、クリスマス前にはクリスマス用フレーバーフルーツティー(79コルナ、約380円)も並びます。


帰国していただいてみると、ワインに入れたらホットワインになりそうな酸っぱめの味わい。温めた赤ワインにそのままこのお茶を入れてみると、本場の味に近いのです!時には柚子を絞って入れたりもしています。本場のクリスマスマーケットに行けない時は、チェコ・ブルノのカップを取り出し、家でホットワインを作って欧州の冬の旅をしみじみと思い出しています。これも旅の醍醐味です。


ちなみに、このカップ、計量メモリもついているので日常使いもできます。

来年、海外旅行に行けるようになったら、このカップ持参でチェコの各町のクリスマスマーケットへ直行です。どうか早くコロナ禍が終息するよう心から祈りながら! 皆さま、素敵なホリデーシーズンを!!

ボタニクス(Botanicus)
住所:Týnský dvůr – Ungelt, Týn 3/1049, 110 00 Staré Město, Czech Republic
営業:10:00~19:00 無休
https://botanicus.cz/

[All photos by SACHIKO SUZUKI]

PROFILE

鈴木幸子

sachikosuzuki 旅行記者、エディトリアル・ディレクター

出版社勤務や地球の歩き方編集を経て2001年に独立。世界60か国以上を頻繁に取材し、一期一会のハッピーな記事を書いています。JTBるるぶ「アンコールワットとカンボジア」初版制作。著書『もち歩きイラスト会話集タイ/池田書店』、『みやざきの自然災害』ほか。有限会社らきカンパニー主宰。「らき」はギリシャ・クレタ島の地酒の名前です。

出版社勤務や地球の歩き方編集を経て2001年に独立。世界60か国以上を頻繁に取材し、一期一会のハッピーな記事を書いています。JTBるるぶ「アンコールワットとカンボジア」初版制作。著書『もち歩きイラスト会話集タイ/池田書店』、『みやざきの自然災害』ほか。有限会社らきカンパニー主宰。「らき」はギリシャ・クレタ島の地酒の名前です。

SHARE

  • Facebook