移転後の南門市場でショッピング
「南門市場(ナンメンシーチャン)」は、台北MRT中正紀念堂駅近くにある伝統的な市場のひとつです。以前は1番出口の目の前にありましたが、2020年1月現在は建て替え中となっており、建て替えが終了するまでの数年間は中正紀念堂のすぐ横の土地で「南門中繼市場」として営業しています。今回訪れたのは、この仮住まい状態ともいえる「南門中繼市場」です。
観光スポットとして人気の高い中正紀念堂は、まさに目と鼻の先。
では、さっそく南門市場を探索してみます!ちなみにこの建物は1階がショップ、2階がフードコートになっています。
お肉や魚、マントウなど食材が充実
中に入ると、まずは服飾雑貨などのお店がずらりと並んでいる様子を目にします。
奥に進んでいくと、食材やお土産にぴったりな商品がそろうエリアに到着。手土産によさそうなお菓子や乾物を販売するショップも多くあり、目移りしてしまいそう。
朝ごはんにぴったりなマントウも、種類がとても豊富です。たくさん買って冷凍し、少しずついただくとよいかも。
野菜や魚、お肉など、毎日食卓にあがるような食材は一通りそろいます。まさに市民の台所といった雰囲気です。
フードコートは地元民で大にぎわい
ショッピングのあとは、2階のフードコートへ!ランチタイムは特に大にぎわいです。行列ができているお店も。
筆者はお昼ご飯を食べた後に訪れたので、スイーツ店で豆花をいただくことにしました。
もちもち芋団子がたっぷり!素朴なおいしさの豆花
今回注文したのは「九份芋圓+豆花」です。価格は40元(約150円)。九份(キュウフン)は日本人にも人気の高い観光スポットですが、芋圓(ユーユエン)と呼ばれる芋餅は、この土地の名物スイーツのひとつ。この芋圓とふわふわの豆花にタピオカをのせ、黒糖シロップがかけられています。
たっぷりと入っている芋圓は、もちもちでありつつも芋の粒が残っていて手作り感たっぷり。豆花もふわっとやわらかく、甘さ控えめの黒糖シロップと豆花のやさしい味わいのハーモニーが心地よいです。
南門市場は、ちょっと散策するだけでも地元民の熱気や台湾の日常生活に触れることのできるスポットだと感じます。南門市場の改装工事は2023年に完了予定とのことなので、まだまだこの場所での営業は続いていきます。いつか台北に訪れた際には、ぜひ南門市場で台湾のローカルな雰囲気を味わってみてくださいね。
住所:台北市中正區杭州南路二段55號
定休日:月曜日
[All photos by Yui Imai]
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