川からの高さ約37mのゆらゆら揺れる大吊橋
鬼怒川温泉駅から徒歩10分、温泉街からでも歩いて行ける「鬼怒楯岩大吊橋」からスタート!
全長約140mの吊り橋は、歩くとゆ~らゆーら!川からの高さは約37m。ちょっとしたスリルを楽しみながら中ほどまで進めば、鬼怒川を眼下に、その渓谷美を一望。渓谷から湧き立つような風も心地いい!
左手奥にそそり立つのが高さ100mほどの「楯岩」。吊り橋を渡って引き返してしまってはもったいない!この「楯岩」を目指してプチハイキング。
全長約72mの暗闇トンネルは冷んやり
吊り橋を渡りきったところには案内板が。約400m、5分ということですが、最後に待ち受ける難所があるので、吊り橋のスタート地点からは片道20分ほどの距離。
舗装された道に沿って進むと、ぽっかりと口を開けた「楯岩トンネル」が現れます。
最初は太陽の光で明るいのですが・・・だんだんと暗闇に。
全長は約72m。なんとなく冷んやりした空気感がちょっぴり恐い!しかも手掘りということで、会津と東京を結ぶ小佐越新道の脇道として掘られたのだとか。
鬼怒太に迎えられた急こう配な最後の難所
トンネルを抜けると、鬼怒川温泉のアイドルこと「鬼怒太」がお出迎え。
その脇には、縁結びや子宝にご利益があるという「楯岩鬼怒姫神社」が。ここで「楯岩展望台」へ登ることを祈願したのですが、展望台への道のりが急すぎる・・・
石段は設けられていますが、身体をかがめないと登れないほどの急角度。
上から見下ろせば、その尋常じゃないこう配が!
鬼怒川温泉の絶景パノラマが広がる楯岩展望台
ゼェ~ゼェ~言いながら最後の難所を克服すれば、眼前には何も邪魔するもののない鬼怒一の眺望が広がります。山々に抱かれた鬼怒川温泉街の全貌が手に取るような景観はピカイチ! 急こう配の石段の疲れが一気に吹っ飛びます。
後ろを振り返れば、最初に渡ってきた吊り橋の姿と山縫うように続く渓谷美も。ところで「楯岩」はどこでしょう? 実はこの「楯岩展望台」、“楯岩”と名前が付いているものの「楯岩」を望むことはできないんです。なぜかというと、ココは高さ約104m、「楯岩」の上にある展望台なのです。
展望台に設けられた「縁結びの鐘」の音が、晴れ渡った鬼怒川温泉に心地よく響きました。
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[Photos by (C)tawawa]