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利用者満足度ランキング【8】みんなが大好きなファストフード店はどこ?

Posted by: 坂本正敬
掲載日: Apr 8th, 2021. 更新日: Apr 7th, 2021

食事は旅先での醍醐味(だいごみ)ですが、予算や手間を考えてファストフード店で済ませたい瞬間もありますよね。今回はサービス産業生産性協議会の発表する2020年度「JCSI(日本版顧客満足度指数:Japanese Customer Satisfaction Index)」を基に、顧客満足度の高かった国内のファストフード店をランキング形式で紹介します。普段の食事でもお世話になるファストフード店。顧客満足度調査の結果が高かったお店はどこなのか、ぜひともチェックしてくださいね。

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5つ星


満足度の高いファストフード店は?

5つ星

ランキングの結果を紹介する前に、サービス産業生産性協議会の調査「JCSI」についておさらいしておきましょう。同調査は日本最大級の顧客満足度調査の最新版で、ファストフード店(丼・麺・カレーを含む)のランキングを発表しています。

ファストフード店といってもいろいろありますが、餃子の王将、ケンタッキーフライドチキン、幸楽苑、CoCo壱番屋、すき家、マクドナルド、松屋、丸亀製麺、モスバーガー、吉野家、リンガーハット、日高屋が評価の対象となります。

満足度の評価を下す人は、過去半年以内で2回以上、上述のお店を自分で会計を払って利用した人たち。さらに個人の好みが強く反映されないように、各飲食店への評価は300人以上の回答が集約されるような工夫がされています。その評価プロセスの中で、今回の最新版の調査では、残念ながら日高屋がランキングの対象外となりました。

以上を踏まえ、顧客満足度の最も高かった飲食店のランキングをチェックしてみましょう。

第5位・・・餃子の王将(76.7)

餃子の王将

(C) yu_photo / Shutterstock.com

最初は、餃子の王将です。カッコ内の数字は顧客満足度のポイント数です。

餃子の王将は京都で生まれた飲食店。その後、京阪神に店舗を拡大していく中で東京にも進出し、今では本場の中国へも進出を果たしています。イメージとしては、中国で誕生した日本料理の定食屋が現地で大人気になり、「母国」の日本に進出を果たしたと同じくらいの偉業ですね。

「JCSI」の顧客満足度は、各種の分野別の満足度を踏まえて、総合順位が出されています。

各分野の評価ポイントを見ると、餃子の王将は知覚品質(全体的な品質評価)が第6位、顧客期待(企業ブランドへの期待)と顧客満足が第5位、知覚価値(コストパフォーマンス)が第3位、ロイヤルティ(将来への再利用意向)が第2位と、幅広く評価されているとわかります。

特に知覚価値(コストパフォーマンス)とロイヤルティが高い点を見ると、繰り返し多くの顧客の食事ニーズに応えている様子が伝わってきますよね。

出先の昼食や夕食で餃子の王将を愛用している人からすれば、納得の評価ではないでしょうか。

第4位・・・丸亀製麵(77.2)

丸亀製麺

(C) KARYI YEAP / Shutterstock.com

中華料理の次は、丸亀製麺がランクインを果たしました。丸亀製麺は、本社が香川県にあるわけではありません。しかも肝心の丸亀市には店舗すらないのですから、ちょっと不思議ですよね。もしも今後、丸亀市に出店するとなれば、ちょっとしたニュースになりそうです。

丸亀製麺に寄せられた評価の内訳を見ると、顧客期待(企業ブランドへの期待)が第6位、知覚品質(全体的な品質評価)が第5位、推奨意向(口コミ)とロイヤルティ(将来への再利用意向)、顧客満足が第4位、知覚価値(コストパフォーマンス)が第2位と、幅広い分野で評価されているとわかります。

特にコストパフォーマンスが第2位ですから、「安くて、味にも量にもサービスにも満足できる」うどん専門店として、圧倒的なポジションを確立しているとわかります。

第3位・・・ケンタッキーフライドチキン(77.3)

ケンタッキーフライドチキン

(C) Pavlovska Yevheniia / Shutterstock.com

最近「ケンタ」を食べましたか?筆者のあくまでも個人的な習慣として、ケンタッキーフライドチキンを食べるとしたら、クリスマスシーズンです。それ以外の時期には逆にあまり親しみがないのですが、「JCSI」最新版では、見事に3位にランクインを果たしています。

しかも、評価の内訳を見ると、顧客満足と推奨意向(口コミ)が第3位、顧客期待(企業ブランドへの期待)と知覚品質(全体的な品質評価)、ロイヤルティ(将来への再利用意向)が第2位と、各分野で高い評価を得ているとわかります。

確かに知覚品質(全体的な品質評価)の高さは、納得できます。とにかくケンタッキーフライドチキンのチキンは、おいしいですよね。それでいて安いわけです。ほかではなかなか味わえない食体験を求めて、多くの顧客が繰り返し訪れて楽しんでいるみたいですね。

筆者も久々に行きたくなってきました。皆さんはいかがですか?

第2位・・・モスバーガー(78.3)

モスバーガー

(C) yu_photo / Shutterstock.com

次はハンバーガーチェーンのモスバーガーが入りました。ハンバーガーでチェーン店に味を求めようと思ったら、真っ先に思い浮かぶお店が、モスバーガーではないでしょうか?

筆者も小さいころに初めて食べて、感動した覚えが今でもあります。それまで食べていたハンバーガーチェーン店の味とは、全く違ったからですね。

今回の調査結果の詳細を部門別で見ても、モスバーガーは知覚品質(全体的な品質評価)が第1位と、やはり味や質の面で多くの人に高く評価されているとわかります。知覚価値(コストパフォーマンス)はトップ5にも入らないのに、顧客満足は第2位、推奨意向(口コミ)は第1位、ロイヤルティ(将来への再利用意向)が第4位と高い点にも注目です。

要するに、ほかのハンバーガーチェーンと比べて多少は高くても、味と品質には満足しているという消費者の評価が見えてきますね。

第1位・・・リンガーハット(79.8)

 

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第1位はリンガーハットでした。最近こそ、ほとんど行っていませんでしたが、筆者は子どものころ、父親によく連れていってもらったお店です。個人的にうれしい結果となりました。ご存じの通り、リンガーハットは長崎ちゃんぽんのお店です。

評価を部門別に見ると、知覚価値(コスト・パフォーマンス)で第1位と高い評価を得ています。おいしいのに安い、言葉にすれば容易に聞こえますが、この評価を実現するためには大変な企業努力が求められるはず。そのための取り組みや姿勢が、企業やブランドへの評価にもつながっているのかもしれません。推奨意向(口コミ)で第2位、顧客満足とロイヤルティ(将来への再利用意向)で第1位と極めて高い評価を得ています。

新型コロナウイルス感染症の影響で、特にテイクアウトに向かないめん類の業界は厳しい環境に追い込まれていると聞きます。変わらぬ企業努力と顧客満足度の高さで、この局面を乗り切ってもらいたいですね。

以上、ファストフード店の顧客満足度調査ランキングでした。また数年たったときに、この評価がどのように変化していくのか、日常的に上述のお店を利用しながら引き続き注目していきましょう。

[参考]

JCSI 日本版顧客満足度指数 第4回調査 詳細資料 – 日本生産性本部サービス産業生産性協議会

坂本正敬

Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター
翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。


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