海辺のプチリゾートはサーフトリップしそうなアメリカ西海岸
緩く弧を描くように続く宇佐美海水浴場。このビーチの目の前にあるのが「旅乃家 宇佐美温泉 海ホテル」。
まるで、アメリカ西海岸を思わせるサーフトリップな感じ!「旅乃家 宇佐美温泉 海ホテル」は本館と別館(アネックス)からなっていて、こちらは本館。
1階に広がる「アンカーテラス」は、BBQなどが楽しめるレストラン&カフェ。ココがホテルを含めた総合的なレセプションになっているので、ココでチェックイン!白いデッキや緑の芝、抜けるような青い空、波の音・・・開放感たっぷりの気持ちよさで旅が始まります!!
海は目の前!シンプルでナチュラルなオーシャンビュールーム
“アネックス”は本館から1分ほど。あれ~???と思いました。本館の開放感と比べるとトーンダウンしてしまいますが、まったく問題ありません!あえて、“アネックス”を選んだのですから!!
ホテル入口や客室は、すべて電子キーロックシステムを採用。チェックイン時に知らされた番号がカギ代わりになり、わざわざカギを持ち歩かなければならない煩わしさもありません。“アネックス”はエレベーターのない3階建て。ホワイトとグレイシュブルーからなる細い階段を進んで客室へ。
ほらね!
いいでしょ!
だから・・・“アネックス”を選んだんです!フルリノベーションして、2020年にオープンした“アネックス”。ホワイト×白木×グレイシュブルーからなる清々しいほどの客室は、まるで海を取り込むような心地よさ。
ダブルベッドが2つ配されたツインルームは約21平方メートル。オーシャンビューというよりは、まさしくオーシャンフロント!窓の外には、すごそこにビーチと海が広がっています。壁面いっぱいに設けられた鏡が海の景色や光を取り込み、広さ以上のゆったりした空間に。
肌を優しく包み込むコットン100%のルームウェアは、そのやわらかすぎる着心地に購入者が続出する、プチリゾートを楽しむための名脇役!
引き出しの中にはお絵かき用?色とりどりのマーカーが。客室アメニティーもしっかりとそろっています。
ちょっと気になりませんか?客室デザインのアクセントにもなっている1本の柱。実は青森ヒバの大黒柱といえるもので、リノベーション時に1階から3階を貫く形で補強のために設けられたんだとか。なぜかというと・・・屋上に露天風呂をつくるために!
その露天風呂があるからというわけではないですが、バスルームには、シャンプーやコンディショナー、ボディーソープなどはないので注意してください。
“アネックス”は全6室で、すべてダブルベッドが2つ設けられたツインルーム。4部屋がオーシャンビュールームで2部屋がマウンテンビュールーム。本館は全6室の和室がそろい、畳にゴロリと寝ころびたい人はこちらを。リゾートの要素は断然“アネックス”に軍配があがります!
溜息が出るほど感動する!オーシャンフロントの極上ルーフトップ温泉
えッッッ!と息を呑むほどの大パノラマで広がる屋上露天風呂。しかも温泉!源泉かけ流しの湯がひたひたにあふれます。
思わずお風呂に入るのも忘れそう!壁も床も湯船も青森ヒバで仕上げられた美しすぎるルーフトップ温泉。その向こうには、白い波が打ち寄せる青い海がどこまでも広がっています。
つるつるキュッキュッの浴感の湯船に身体を沈めれば、青森ヒバの清涼な香りに包まれ、打ち寄せる波音が心地よいBGMに。頬を渡る潮風が気持ちいいこと!
しかも、このお風呂!インフィニティー温泉になるじゃないですかぁ~。
熱くなったら、かまちに腰かけて足湯気分でぼ~っとするもよし、ソファーベッドでうたた寝するもよし・・・極上のリラクゼーションを送れちゃいます。
ルーフトップ温泉こと屋上露天風呂は2つ。どちらもほぼ同じ造りで、湯船は約2×2mの正方形。2人で入るのにちょうどよい大きさ。21時15分~24時、6時~9時は男女別に分けられ、好きな時に入ることができます。脱衣場やシャワーも完備。シャンプーなども備え付けられています。
15時~21時は貸切可能で内側から鍵を閉めて入浴を。貸切は1時間1,000円ですが、これを払ってもお釣りがくるくらい優雅で満足度の高い絶景温泉を楽しめます!ちょっと早めにチェックインして、やわらかな午後の陽ざしを浴びながらの温泉はたまりませんッ。女性には湯あみ着も用意されています。
6月に宿泊したときは、夜の露天風呂に入っていると、ビーチに打ち寄せる白波が青く光りだす現象が。なんと夜光虫が砕ける波に反応して光を放っていたのです。そんな青白い波が打ち寄せる幻想的な光景を望めるのも、海がホントに近いオーシャンビュー温泉ならでは。
本館にも海を望む2つの内湯に加えて、屋上露天風呂が2つ。もちろん、こちらも源泉100%。檜のかまちに十和田石のラウンドフォルムの湯船は「楽円の湯」、信楽焼の青緑色の陶器風呂が2つ並んでいるのは「信楽の湯」。
7月以降は“アネックス”の宿泊者も、本館のお風呂を貸し切りなどで利用できるように順次体制を整えていく予定だとか。シンプルで自然体のミニマルな客室、どこからでも海を感じられるオーシャンフロントの素晴らしい眺め、天然温泉の屋上露天風呂など、海辺のプチリゾートは、自分のペースで気ままに過ごすことができる優しい時間に包まれていました。
住所:静岡県伊東市宇佐美1746-2(チェックインは「アンカーテラス」静岡県伊東市宇佐美1721-5)
料金:1泊素泊まり1名8,490円~(1名利用時) 1泊素泊まり1名7,760円~(2名利用時)
CHECK IN/OUT:15:00/10:00
客室数:6室(本館6室)
アクセス:JR「宇佐美駅」より徒歩10分
URL:https://tabinoya.net/annex/
※2021年7月現在、新型コロナウイルス感染症対策のためサービス体制や料理提供方法などが通常と異なることがあります
[Photos by (C)tawawa]