第1問
この川の名前は先住民の「大きな川」を意味する言葉に由来。支流を含めると全長は約5,969キロメートルに及び、世界第4位の長さを誇ります。源流はこの国の中西部に位置する湖。
流れが緩く高低差が少ないことから、この川は古くから輸送路として活躍。支流との合流地点にあるこの都市は、水上交通の要所として栄え,1904年には国内初となるオリンピックが開催されました。高さ、幅ともに192メートルを誇るゲートウェイ・アーチは街のランドマーク的存在。
河口近くにはこの国有数の湾岸都市が位置。フランス領やスペイン領として街が発展したため、今なお統治時代の文化が色濃く残ります。またジャズの発祥地でもあり、多くのミュージシャンを輩出していることでも有名。さて、どの国かわかりますか?
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正解は「アメリカ」でした。ミシシッピ川はミネソタ州のイタスカ湖を源流とし、米国をほぼ南北に縦断。ミズーリ川との合流点に位置するのは「セントルイス」で、中西部を代表する商工業都市です。
川がメキシコ湾に注ぐ、河口近くにある「ニューオーリンズ」はフランスやスペイン、カリブ、アフリカなど多様な文化が入り混じった港町。旧市街には、統治時代のクラシカルな建物が立ち並び、鉄製のレース付きバルコニーなど、独特の装飾が訪れる人々の目を惹いています。
第2問
続いての問題です。この川の源流はベルナー・アルプスと呼ばれる山岳地帯。とある国際河川の支流で、この国の中部から北西部を流域とします。全長は295キロメートル。
首都では旧市街を取り囲むように蛇行。石造りの街並みは世界遺産に指定されており、中世の面影がそこかしこに。
下流域にあたる北部は肥沃な土壌を有し、さらに農業に適した気候にも恵まれ、穀倉地帯が広がります。さて、どこの国か想像つきますか?
正解は「スイス」でした。ベルナーアルプスのオーバーアール氷河を水源とするアール川は、スイスの中央低地を北東に貫流し、国境付近でライン川に合流。氷河から溶け出た石灰分を多く含んでいるため、川色は澄んだエメラルドグリーン。首都ベルンは、オレンジ色の屋根の家々と、青緑色の川のコントラストが美しい世界遺産の街として知られています。
第3問
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最後の問題は、とある国際河川を当ててください。この川は“黒い森”と呼ばれる森林地帯を源流とし、10カ国を通って内海に注ぎます。全長は2,860キロメートル。森の近くには川の源泉とされる湧水池があり、地域を代表する観光名所となっています。(地理学上は源泉と見なされていないようです)
中流では「〇〇の真珠」と謳われる国の首都を通過します。川に架かる鎖橋は街の象徴。夕暮れからは橋の灯りが宝石のように煌めき、センチメンタルな情景に。
河口付近には、川によって運び込まれた多量の土砂が堆積し、広大なデルタを形成。沼地や湿地には数多くの野鳥が生息し、ユネスコ世界自然遺産に指定されています。さて、どの国際河川かわかりますか?
正解は「ドナウ川」でした。ドイツのシュヴァルツヴァルトを源流とし、オーストリア、スロヴァキア、ハンガリー、クロアチア、セルビア、ブルガリア、ルーマニア、モルドバ、ウクライナを流れ、黒海へ注ぐ全長2,860キロメートルの国際河川です。ハンガリーの首都ブダペストは、川に隔てられた西岸ブダと東岸ペストの2地区からなり、その華やかさから“ドナウの真珠”と讃えられるほど。
以上、川の写真から国を推察する世界絶景クイズでした。気になる場所はありましたか?コロナ収束後の旅先選びの参考になればうれしいです。
[外務省]
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