
フィンランドの自然を思い切り堪能
ヘルシンキから列車で北へ1時間、Hameenlinna(ハメーンリンナ)駅下車後、バスもしくはタクシーで、15分ほどの場所に、Aulanko(アウランコ)国立公園があります。
国立公園内には、1907年に建設された展望タワーがあり、螺旋階段をのぼるとそこに広がるのはまさに絶景!フィンランドならではの森と湖の大自然を360度望むことができます。夏は緑深い木々を、そして紅葉の秋は、黄色や赤の色とりどりの景色が一面に広がり圧巻です。自然の中に吸い込まれそうなほど、深呼吸をすると心身ともにリラックスでき、癒やされます。
エレベーターがないのですが、階段を頑張って登る価値は十分にあります。展望台を降りたらそばにあるカフェで、プッラ(菓子パン)とコーヒーで一休みするのも良いでしょう。

森の中を歩くと、突如見える展望タワーは歴史を感じる佇まいです。

カフェには木彫りの熊の置物があり、フィンランドの国旗を両手に持ってお出迎えしてくれます。
スカンディック・アウランコホテルで癒やしのひととき
アウランコ国立公園のすぐそばには、目の前に湖と森に囲まれた老舗のScandic Aulanko Hotel(スカンディック・アウランコホテル)があります。こちらはゆったりとした客室で、バルコニー付きのお部屋もあり、目の前に広がる自然を眺めながら過ごすことが可能です。
また、このホテルの目玉であるスパは、子どもから大人までリラックスな時間を楽しめると同時に、さまざまなプールや屋外ホットバスなどがあり、カップルからご家族連れまで幅広い世代が楽しめるように工夫されています。ホテルのレストランでは、旬の食材を使ったフィンランド料理が味わえます。屋内とテラス席でくつろぎながら、お食事が楽しめますよ。

何もかもが輝くフィンランドの夏。綺麗なお花に囲まれて、この景色を眺めながらの食事は最高の贅沢です。

夏の定番は、新鮮なムイック(小魚)のフライやベリーのデザートなど、おいしいお料理がいただけます。
充実のアウトドアアクティビティ

ホテルでは自転車が無料でレンタルでき、目の前の湖周辺をサイクリングをすることも可能です。また、敷地内にはミニゴルフ、アスレチック、フリスビーゴルフ、バレーボール、乗馬、湖ではボードやクルーズ船、ゴルフ場もあり、子どもから大人まで充実したアウトドア施設で楽しむことができます。


木を使ったアスレチックはとても人気で、森の中では子どもたちの楽しそうな声が響いています。フィンランドに来られたら、ヘルシンキから少しだけ足をのばしてアウランコへ訪れてみてはいかがでしょうか。大自然のなか、大切な人と一緒に、ひとり旅で、身も心も癒やされて、きっと素敵な時間が過ごせるはずです。
[All photos by Yuko Rasanen]

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Yuko Rasanen
2015年よりヘルシンキ在住のライター・コーディネーター。
15歳から7年間高校と大学教育をロンドンで過ごす。2011年夏に訪れたフィンランドの自然とライフスタイルに魅了され、現地企業で仕事を得て、単身移住。
コーディネーターとして企業視察や個人旅行など、フィンランド及びヨーロッパと日本をつなぐコミュニケーション全般に携わる。
ライターとして、フィンランドのライフスタイルや暮らしの様子などを日々発信している。
ヘルシンキの自然が豊かな島にフィンランド人の夫と暮らしている。夏はサマーコテージで過ごし森で摘んだブルーベリーでパイを作り、冬はサウナと凍った湖の上を散歩したりと、自然のなかでの生活を楽しんでいる。
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