地上13階にオープンした「京都 茶寮翠泉 池袋東武店」
以前も紹介した、京都に本店がある「京都 茶寮翠泉」が、今秋、池袋駅直結の東武百貨店 池袋本店の13階にオープンしました。厳選した宇治の高級濃茶、本わらび粉、徳島産和三盆、沖縄産黒砂糖など、純良な材料だけを使用した和スイーツをいただけます。
こちらも、京都で人気の抹茶やほうじ茶のパフェ、温わらび餅、お濃い抹茶ラテ3Dアート、抹茶のチーズケーキに、
目の前で仕上げる濃茶モンブランクリームなどお茶づくしのラインナップ。
ゆば丼、鯛茶漬けなどのお食事もあります。
さらに、ミシュラン2つ星店の名店、祇園 又吉・又吉一友氏監修の「だし香る京うどん・冷やし京うどん・京酒蔵の酒粕うどんといった池袋東武店だけの新メニューも堪能できます。
池袋東武店限定!和のアフタヌーンティープレート
今回紹介するのは、池袋東武店限定の「翠泉 ハレの日のひとさら お飲み物セット」(2,500円・税込)。熟練パティシエ考案の和のアフタヌーンティープレートです。
お飲み物は、京都宇治のお抹茶・お煎茶、玉露ほうじ茶、コーヒー、ジュースから選べます。
いただいたのは「京都宇治のお抹茶 泉東の昔」。まろやかな口当たりで、濃く渋い抹茶にふわっとした甘みがあります。スーパーフードとしても注目される抹茶の良いところを丸ごと摂取できて、茶器も素敵な贅沢な1杯。
日常を「ケ」の日、非日常の特別な日を「ハレ」の日とする日本の歳時記。ひとさらには、厄除けの小豆あん、延命長寿を願う黒ごま、マメに暮らせる豆など、ご馳走や縁起のいい食べ物でお祝いをする“ことほぎの心”をこめているそう。
上から時計回りに、「お抹茶あんみつパフェ」「柚子氷」「季節のフルーツのタルトレット」「ほうじ茶のカタラーナ」という4品が囲います。真ん中には、「わらび餅」「丹波黒豆甘露煮」「みどりの月」の3品が鎮座。
「ほうじ茶のカタラーナ」は凍っているので、最後のほうでいただきます。
溶ける前にまずは「柚子氷」。細かな柚子の皮も入って、キレのある爽やかさでお茶会の幕開け。
黒豆きな粉がたっぷりとからまった手づくりの「わらび餅」は、ぷるぷるもちもち食感の大きめの一口サイズ。
ひんやりスイーツの「お抹茶あんみつパフェ」。
抹茶アイスは、濃厚でなめらかで「さすが」の一言。アイスの下には、抹茶パウンドケーキと寒天、赤スグリのソースと続きますが、抹茶はその酸味に劣らず、常に存在感がありミニでも満足!
「丹波黒豆甘露煮」は素材の味わいがありふっくら。抹茶ケーキ「みどりの月」は、割ってみると、その鮮やかな緑に驚くはず。
ほんのりバターが香りしっとりとしたケーキで、抹茶が濃くほろ苦く、和と洋が融合した逸品。
「黒ごまとチョコレートのケーキ」は、炒った黒ごまとチョコレートの苦みのハーモニーが抜群。ふんわり食感に、ごまがプチプチと弾みます。
軽食には「出汁ジュレとおいものピュレ」(上)と「ケーク・サレ」(下)。
オリーブとブロッコリーを入れた「ケーク・サレ」は、ハーブの香りに塩気がよくきいて、甘い口をリセットしてくれます。
器に入った琥珀色のジュレは関西風の昆布出汁で、荒くすり潰したじゃがいもが詰まっています。優しいお出汁とさっぱりとした素材感。異なる食感も楽しく、京都ならではの発見ある斬新さ。
締めくくりはこちらの2品。
季節のフルーツは、ほっこりとした栗の渋皮煮。タルト生地は薄くてザクザクで、たっぷりの生クリームとカスタードクリームが“クリーム欲”を満たしてくれます。
最後は、ほどよく溶けて食べ頃になった「ほうじ茶のカタラーナ」。テリーヌのようなねっとり感に少し氷も残ります。目の前で焙煎しているのでは?! と錯覚するほど、ほうじ茶の香り豊かで濃厚な味わい。お抹茶とも良く合い、抹茶とほうじ茶の余韻に浸り続けました。
東京で京都を感じよう
店内は木のぬくもりにあふれ、風情ある京都の和スイーツやお料理をかしこまらずにいただけます。
レジの横には茶寮翠泉のお菓子やお茶の販売もあり、お帰りの手土産にもなりますね。
お店は13階のフロア中央に位置しているので、食後はエスカレーター横の窓から街並みを眺めてリフレッシュも。コロナ禍で旅行を控えている、抹茶好き・京都好きさんは、気分を京都へワープしてハレの日を過ごしてみませんか?
住所:東京都豊島区西池袋1-1-25 東武百貨店 池袋本店 13F レストラン街スパイス
電話:03-5962-0106
営業時間:11:00~22:00
定休日:施設に準じる
*状況により営業時間・休業日が変更する場合あり。詳しくは店舗へお問い合わせください。
交通:「池袋駅」西口直結
HP:https://saryo-suisen.com/
[All photos by kurisencho]