色塗り体験は「コザ工芸館ふんどぅ」で!
那覇空港からは車で約40分の場所にある、沖縄市工芸産業振興会が運営するアンテナショップ「コザ工芸館ふんどぅ」さん。陶芸や琉球ガラス、竹細工、織物、藍染など、職人さんの技が光る品々が並ぶお店です。店名の「ふんどぅ」は、沖縄の方言で木と木をつなぎとめるかすがいを意味する言葉。人と人をつなぎ、結び付いて離れない結束力で前進するという想いが込められているそう。
コザ工芸館ふんどぅでは、漆喰シーサー色塗り体験の他にも、ガラスのペンダント製作体験(1,000円)、竹のバランストンボ色塗り体験(1,000円)などもあります。
料金:1,300円(税込)
所要時間:30分~
開催日:店舗営業日
開催時間:11:00~18:00
予約:不要
※来店前に電話するとスムーズです
店内に並ぶ魅力的な沖縄の工芸品たち
筆者が訪れたこの日は、店内で「ミニ工芸フェアin Fundou」が開催されていたこともあり、作家さんの商品がずらりと並んでいました。沖縄市のプラザハウスショッピングセンターで毎年開催されていましたが、コロナの影響を受けてスタイルを変え、第19回は、街中で分散スタイルで開催、2022年1月開催予定だった第20回目は、ミュージックタウン音市場での予定が中止に。そこで、工芸フェアに向けて作品づくりに励んできた各作家さん達のために、このリカバリー展(2022年1月22日(土)~ 3月27日(日))が開催されていたというわけです。
作家さんの写真とともに、商品が並んでいます。
沖縄の海のようなブルーが印象的な、琉球ガラス。
竹細工の品々。自宅用に欲しくなります。
漆喰シーサー色塗り体験に挑戦!
店内の一角で、漆喰シーサー色塗り体験ができます。料金は1人1,300円(税込)。所要時間は個人差があるため、30分~1時間程度みておくと良いでしょう。事前連絡をしておけばスムーズですが、予約なしでも受け付けてもらえるとのことです。
この漆喰シーサー色塗り体験では、同じ沖縄市内の「明遊工房」さんで作られた漆喰シーサーに色を塗っていきます。明遊工房さんのシーサーはユニークで、見る人が笑顔になってほしいという願いが込められているのだとか。
まずは、用意されたさまざまな漆喰シーサーの中から、好きな形のシーサーを選びます。
色付け用の道具が用意されました。なんだか、学生時代の絵の具セットを思い出します……。「アクリル絵の具を使うので、乾けば違う色を重ね塗りできますよ」とのこと。では、塗り始めていきましょう。
どこから塗り始めるか、何色を塗っていくか、全体の仕上がりイメージを考えながら手を動かしていきます。イメージはなかったのですが、とりあえず塗り始めました。こういう時、豊かな発想で思いのままに作品が作れる人を尊敬してしまいます。
筆者の選んだシーサーは、お口を大きく開けたもの。まずは口の中から塗り始めました。
今回は2名で参加。隣を見ると、どんどん塗り続けている! ちょっと焦りますが、しばらくすると焦る気持ちも消え、すっかり自分の世界に没頭していました。
お店の人によると、日本人と外国人によっても色付けが違うので面白いそう。日本人はシーサーの眉毛を黒に塗りがちだが、外国人は黒に塗らないとか。なるほど~!
筆者は日本人ですが、気づけば眉毛は黄色に塗っていました。
ほぼ完成! 口の中や目は、先に塗ったアクリル絵の具を乾かしてから塗りました。歯を描くのが難しかった……。爪楊枝を使うと、水玉模様を入れたり、筆では描きづらい目も描きやすいですよ、と教えてもらったので、水玉模様も入れてみたり。
塗り終えたら、ドライヤーで乾かして完成です。なんだか、口の中に吸い込まれていきそう。
出来上がった作品がこちら。大きな口を開けるシーサーと、ウィンクするちょっとお茶目な表情のシーサーです。
完成した作品に納得がいかない場合は、100円均一ショップなどで販売されているアクリル絵の具を買って、自宅で塗りなおしも可能です。
ちなみに店内には、漆喰シーサーを作っている明遊工房さんの色付けされたシーサーも所狭しと並んでいます。こういう塗り方もあるのか~、と参考になりますよ! 沖縄ならではの漆喰シーサー色塗り体験は、大人も没頭できる楽しいアクティビティ。天候がイマイチで海で遊べない時に体験するなんていうのもおすすめです。
住所:沖縄県沖縄市中央1-11-2
アクセス:沖縄南ICから車で約5分 那覇ICから車で約30分
※駐車場あり、スタッフに確認ください
電話番号・FAX:098-934-2213
営業時間:11:00~19:00
定休日:月曜日、年末年始休業あり
公式サイト:https://fundou.jimdofree.com/
協力:沖縄県・一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロー
[All Photos by Chika]