サステナブル島旅プランの拠点となる優しい島時間が流れるリゾートホテル
「沖縄の美しい自然に想いを寄せる サステナブル島旅プラン」を行っているのは、サンゴ礁の青い海に包まれた「ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート」。プランは沖縄の海と森を楽しめる2種類あり、どちらも2連泊して楽しむ2泊3日という内容。
それにしても開放感たっぷり! エントランスを入れば、高さ約35mの吹き抜けの大空間が広がり、一気にリゾート気分が高まります。
プールだってこのとおり! 訪れたのは冬でしたが、やわらかな太陽に包まれた中で、思わず飛び込みたくなるような美しさ。心地好い風を感じながら、デッキチェアでまどろむには最高のロケーション!
宿泊したのはクラブルームですが、全400室すべてがオーシャンビュー。板張りの床に白とエメラルドブルーのコントラストが爽快で、心はどんどん解き放たれてりラックスモードに。
英国王室御用達のスランバーランドのベッドも気持ちいい!
ベランダに出れば、曲線美が美しいガーデンプールを眼下に、万座毛や東シナ海がどこまでも広がっています。
客室が見えるガラス窓がレイアウトされたバスルームも、清々しいほど真っ白。ということは……、ブラインドを上げれば、開放感たっぷりに海を眺めながらのバスタイムも楽しめます。
沖縄県産の魚介類や食材をふんだんに使った料理を食べれば、心の中までウチナンチュ!? ホテルでおこもりして、のんびりステイを楽しむのもいいですが、サステナブルなネイチャーツアーでは、沖縄の美しい自然を再発見できますよ。
沖縄の海を楽しむ! 赤ちゃんサンゴを作って海の中のサンゴ畑を海中遊覧
「沖縄の美しい自然に想いを寄せる サステナブル島旅プラン」の1つ目は、「サンゴ保護活動サステナブル宿泊プラン」。“サステナブル”とは、“持続可能”ということ。単なる観光消費ではなく、もう1歩踏み込んで自然や地場産業などを体験することで、自然の恵みや心の豊かさ、ものの大切さを見つめ直すきっかけになればとの想いが込められています。
赤ちゃんサンゴを作るサンゴの苗作り ~サンゴ保護活動サステナブル宿泊プラン~
「サンゴ保護活動サステナブル宿泊プラン」の最初の体験は、サンゴの苗作り。いってみればサンゴの赤ちゃん作り。海中で成長させるためのサンゴの元を作ります。
スタッフのレクチャーからサンゴの苗作りはスタート! 世界中の海には約 800 種類のサンゴが存在し、そのうち約 300 種類以上が沖縄の海に棲息しているんだとか。近年では海水温の上昇やオニヒトデの大量発生などで、サンゴを取り巻く環境は悪化しているのだそう。
アイスバーのような土台と針金を用意したら、いざ、サンゴの苗作り!
すぐにサンゴに触ってはダメですよ。サンゴは熱に弱いのです。10秒手を海水につけてからサンゴに触ってください。
これが、苗になる赤ちゃんサンゴ。好きなものを選んで大丈夫ですが、あまりゴツゴツしたものを選ぶと後で大変なことに……。
土台とサンゴがピッタリ密着する角度を探りながら、針金で固定。ゴツゴツが大きなものだと固定がなかなかうまくいかないのです。
土台の下とサンゴの下を合わせるのも重要なポイント。これで完成! このサンゴの苗を海中で成長させます。実際にサンゴを植えた海中風景、見たいですよね~! 次はそんな海の中のサンゴ畑に行ってみたいと思います。
海の中に広がるサンゴの畑 ~サンゴ保護活動サステナブル宿泊プラン~
桟橋から半潜水艇「サブマリンJr.II」に乗船して、海の中のサンゴ畑へ!
宇宙船を思わすような船内の雰囲気にもワクワクします。
これが、サンゴの畑。苗作りしたサンゴは、まずはこちらで成長させます。しっかり針金で固定していなかったサンゴなどは、海流によって流されてしまうので、サンゴの苗作りは重要なんです。
ある程度成長したサンゴが、こちら。まさしく、サンゴの畑の雰囲気。自分で作った赤ちゃんサンゴが、海中でどのような状態で成長していくのか間近で見ることができ、実感として感じとることができるのはとても興味深いです。
沖縄の森を楽しむ! やんばるの森を大滑空&コーヒーの収穫・焙煎体験
「沖縄の美しい自然に想いを寄せる サステナブル島旅プラン」の2つ目は、「やんばるの森に学ぶサステナブル宿泊プラン」。海とは打って変わり、沖縄のみずみずしい亜熱帯の緑に包まれたネイチャー体験です。
ジップラインでやんばるの森を大滑空 ~やんばるの森に学ぶサステナブル宿泊プラン~
「やんばるの森に学ぶサステナブル宿泊プラン」の最初の体験は、ちょっとアクティブにジップライン。なんと、80m級のジップラインが5つもそろっています!
世界自然遺産にも登録されている「やんばるの森」を感じながら、大空を滑空するような体験なんて、そうそうできるもんじゃありません! 最初はおっかなびっくりかもしれませんが、慣れてくれば大丈夫。亜熱帯のジャングルを上空から楽しみましょう。スタッフからのレクチャーを受けてハーネスを着けたらコースへ!
地上約20m。全長約86mの最長コースからスタート。
木々の中を疾走するような感覚が気持ちいい! 下界に森が広がっていることもあり、高さに対する恐怖は少ない印象。コツを掴めば、手を離したり、回転したりすることもできます。同行スタッフがいるので、アドバイスに従って目いっぱい楽しみましょう!
ルビー色に輝くコーヒーの実を収穫&焙煎体験 ~やんばるの森に学ぶサステナブル宿泊プラン~
温暖な気候を好むコーヒーは、赤道を挟んだ北緯25度と南緯25度の間の「コーヒーベルト」と呼ばれるエリアで栽培され、沖縄はこの北限に近いエリア。
約2,000本のコーヒーの木に包まれた農園で、コーヒーの収穫体験をしてみましょう。飲んだことはあるけど、実際にコーヒーの果実を見るのは初めてという人も多いのでは。大人の背丈を少し超えるコーヒーの木には、真っ赤に熟しルビー色に輝くコーヒーが。
手摘みで収穫! そのまま食べることもできるんです。もちろんコーヒーの味はしませんが、甘い? 酸っぱい? どんな風味なのか、ぜひ試してください。
収穫したコーヒーを、自分で焙煎できるのも大きな魅力ですが、コーヒー1杯入れるのにこれほどの手間がかかっていたとはビックリ。参加人数にもよりますが、所要は1時間~1時間30分ほど。
収穫したコーヒー果実の皮をむいて種を取り出すと、生成り色の見覚えのあるコーヒー豆の姿が。
水洗いをしたら、コンロを使って乾燥させます。これで焙煎できるのかと思いきや……
脱穀しないといけないのです。コーヒー豆の周りには甘皮のような薄皮がついています。
この殻を扇風機を使ってきれいに吹き飛ばして、ようやく焙煎。
焙煎する人によって、これほどまでに差が出ます。右側は少し焙煎し過ぎた様子。コーヒーの苦みやエグミが強くなってしまうかもしれません。
手摘みで収穫した真っ赤なコーヒーが、芳醇な香りをまとう漆黒のコーヒーへと変化する。果たしてお味はどうだったのでしょう? 自分で一から十まで行った焙煎体験。どんな風味でもおいしかったに違いありませんよね。
沖縄の自然に抱かれたサステナブルな島旅はいかがでしたか。沖縄の海を楽しめる「サンゴ保護活動サステナブル宿泊プラン」。沖縄の森を楽しめる「やんばるの森に学ぶサステナブル宿泊プラン」。普段できないことを少しディープに体験することで、自然の豊かさや沖縄の魅力を再発見してください。
住所:沖縄県国頭郡恩納村瀬良垣2260
料金:サンゴ保護活動サステナブル宿泊プラン/2泊3日(朝食付き)1名2万8,400円~(2名利用時) やんばるの森に学ぶサステナブル宿泊プラン/2泊3日(朝食付き)1名3万2,500円~(2名利用時)
CHECK IN/OUT:15:00/11:00
客室数:400室
アクセス:「那覇空港」より沖縄自動車道などを経由して約80分(空港リムジンバスなどもある)
URL:https://www.anaintercontinental-manza.jp/
宿泊プランURL:https://www.anaintercontinental-manza.jp/offers/sustainableshimatabi/
※2022年2月現在、新型コロナウイルス感染症対策のためサービス体制や料理提供方法などが通常と異なることがあります
[Photos by (C)tawawa]