「つけてみそかけてみそ」でお馴染み「ナカモ」が手掛ける味噌おでんで温まる
ランチタイムを目指して名古屋に向かいます。辛いもの好きの筆者としては、本場名古屋で、「味仙」の台湾ラーメンを食べようと思っていたのですが、その日は雪でも降りだしそうな寒~い日。新幹線のなかで、カラダが温まるものが食べたいなと検索してみたところ、良さそうな情報が見つかりました。
名駅北エリアに2021年11月にオープンしたばかりという、「名駅二丁目三番街」。築70年以上の旅館を現代風に改築した建物には、本格そばでお酒を楽しめる「ふあろ」、「立ち飲み 中茂」が営む立ち飲み屋、テラス席で多国籍料理を味わえる「名駅2丁目スタンド」が出店しているのだそうです。なかでも特に気になったのは、天保元年創業の「ナカモ」が手がける「立ち飲み 中茂」です!
「つけてみそかけてみそ」のキャッチフレーズでおなじみの「ナカモ」は、愛知県人なら知らない人がいないくらいメジャーな存在なんだとか。「立ち飲み 中茂」では、そのナカモの味噌で作った、おでんが楽しめるとのこと!
おでんの種は日によって変わるそうで、お値段は1個200円、5個オーダーすると800円になるそうです。じゃあ5つにしようかな~。知多ハイボールもお願いしまーす!
濃厚な味噌がしみ込んだおでんは、お酒もすすみますな(笑)。このあと、おやつを食べに行く目論見だったのでオーダーしませんでしたが、ナカモのチューブみそが好きなだけかけられる「つけてみそかけてみそば」(913円)なんていうメニューもありました。気になる~!
巷で人気の「ぴよりん」と初対面
この子、ご存知ですか? 藤井聡太棋士が名古屋で王位戦に参加していた際、「ぴよりんアイス」を注文したことで、すっかり有名になった、「ぴよりん」です。名古屋コーチンの卵を使ったプリンをババロアとスポンジで包んだひよこのかたちの洋菓子で、名古屋駅でしか手に入りません。また、毎年いくつかの期間限定商品もお目見え。コラボアイテムが登場することもあります。藤井棋士が食べた、「ぴよりんアイス」も期間限定のコラボアイテムでした。
今回、筆者が向かったのはJR名古屋駅中央コンコースの「ぴよりんSTATION カフェジャンシアーヌ」。こちらでは、テイクアウトでぴよりんを販売するほか、店内でイートインメニューをいただくこともできます。
歴代ぴよりんの中で人気となった「車掌さんぴよりん」が食べられるのもここだけ! というわけで、「ぴよりんサンデー」にもひかれたのですが、「ぴよりんセット」(960円)をオーダー。ドリンクに、可愛らしいぴよりんシュガーが付くことが決め手になりました(笑)。
で、初ぴよりんの感想ですが、名古屋コーチン入りのプリンは、ぷるんと濃厚で、スポンジもふ~んわり。かわいいだけでなく、大変おいしゅうございました。
愛知県産のあさりを使ったパスタに悶絶!
夕食は、美食家の友人が絶賛していた、新瑞橋のイタリア料理店へ。
なのですが、ちょっと途中で寄り道しちゃいました。地下鉄の出口をあがると、フルーツ専門店の看板が目に飛び込んできたのです。吸い込まれるように入っていった「新米澤屋」は、おいしそうなフルーツはもちろん、テイクアウト専用のカフェでは店で販売している果物を使用したフルーツジュースも販売している老舗フルーツ店でした。
間違いなくおいしいでしょ、これ。私が行った時にはすでにラスト―ダーが終わっていたので、お土産にパウンドケーキやクッキーを購入したのですが、これがまた絶品。自家製のパンも気になるところです。
その後、目指すイタリア料理店「フィーネデルモンド」に向かいます。といっても、新米澤屋から1分もかからない場所にあるんですけどね。こちらでは、イタリアで修行を積んだシェフによる、イタリア郷土料理がいただけます。いや~、評判どおりなにを食べてもおいしいです! 前菜の盛り合わせも一つひとつ手の込んだもので、自然に笑顔がこぼれます。
なかでも特に印象に残ったのは、愛知県のあさりを使ったパスタ。この日まで知らなかったのですが、あさりは愛知県が誇る特産品。全国トップの漁獲量を誇ります。身がぷりぷりで大粒のあさりは食べ応えも十分。アペタイザーもひとつひとつがおいしく、つい飲み過ぎてしまいました。気になるメニューも多く、再訪必至です。
そんなこんなで、名古屋おひとりさま食い倒れ旅の1日目は大満足で終了。2日目に続きます!
住所:愛知県名古屋市中村区名駅1-1-4 JR名古屋駅 名古屋中央通り
TEL:052-533-6001
https://piyorin.com/shop/gentiane.html
[All photos by kelly]