そもそも、ブティックホテルとは?
まずは“ブティックホテル”についてさらりとご紹介。ブティックホテルとは、店舗ごとに独創的なデザインやコンセプトを持つ、比較的高価格帯のホテルのこと。海外では独立系のオーナーによる経営が主流でしたが、宿泊スタイルの多様化が進む今では、国際的ホテルチェーンがブティックホテルをサブブランドに持つ傾向にあるとか。2022年の米国ブティックホテル市場規模は前年比約4割まで増加すると予測されているようです。
代々木公園を一望できるルーフトッププール
一方で、日本においてはブティックホテルはまだまだ多くありません。そんな中、2023年8月(予定)に登場するのが「TRUNK(HOTEL)YOYOGI PARK」。オープンするのは、渋谷のなかでも注目されている「奥渋」です。
コンセプトに“アーバンリラックス”を掲げ、ルーフトップにはプールとバーを設置。代々木公園はもちろんのこと、東京の大パノラマを一望できるとか。
客室数は25〜30室で、全室バルコニー付き。客室単価は4万8,000円~18万円を想定。「海外になかなか行けない今、リゾート気分を気軽に感じられる場所になれば」と、同ホテルを運営する、テイクアンドギヴ・ニーズの野尻佳孝会長は話します。
“上質な渋谷のカオス”を表現
2027年3月には「TRUNK(HOTEL)DOGENZAKA」が道玄坂にオープン。道玄坂エリアで計画されている「道玄坂二丁目南地区第一種市街地再開発事業」の一環であり、渋谷駅に直結するビル内に出店。聞けば、スクランブル交差点からもっとも近いホテルになるとか。
地上11階の独立型ホテルとなり、120~130室を予定。“上質な渋谷のカオス”をテーマに、渋谷エリア最大級のルーフトッププール&バー、ルーフトップレストラン、シアタールーム、スパ、ジムを併設する予定とのこと。客室単価は5万円~30万円を想定。
地下にはスパを併設予定。喧騒の街、渋谷にいることを忘れてしまいそうな、非日常に包まれた空間になること間違いなしです。
開業時から”地域を巻き込むホテル創り”をコンセプトとし、宿泊者以外のゲストも楽しめる独自のスタイルがファンを魅了してきた「TRUNK(HOTEL)」。上記に紹介した2店舗に加え、2027年には新ブランド「EVOL HOTEL(仮称)」の展開も計画。日本におけるブティックホテルの存在感が増してくることでしょう。
所在地 東京都渋谷区富ヶ谷1丁目
客室数 25室~30室
付帯施設 ルーフトッププール&バーラウンジ、オールデーダイニング
客室単価 48,000円~180,000円
所在地 東京都渋谷区道玄坂2丁目38番地
客室数 120室~130室
付帯施設 ルーフトッププール&バー、ルーフトップレストラン、オールデーダイニング、スペシャリティレストラン、シアタールーム、スパ、ジム
客室単価 50,000 円~300,000円