角島の絶景を一望しながら唯一無二の【漂流体験】
下関市の観光名所と言えば、エメラルドグリーンの日本海と白い砂浜が魅力の「角島」は外せません! 日本屈指の長さ(1,780m)を誇る角島大橋も相まってフォトジェニックスポットとしても人気ですよね。
今回は、そんな絶景を前に体験できる「漂流体験」にチャレンジしてみました! これは、透き通る海に身一つで浮かぶ、唯一無二のマリンアクティビティ。気になるその体験内容とはいったいどんなもの!?
いざ現地へ向うと、まず周辺の絶景に感動……。写真でしか見たことなかった「エメラルドグリーン」の日本海は、うわさ通りのスケルトンで抜群の透明度! 加えてさらさらの白い砂浜が続く海岸、そしてまっすぐに伸びた角島大橋……。こんな最高のシチュエーションのなかでの漂流体験に期待もテンションも最高潮!
さっそくレンタルのウエットスーツとライフジャケットを着て、海の中へ行くのかと思いきや、まずは用意されたバナナボートに乗って、水上オートバイに引っ張られながらスリル満点の海上クルーズ! 今回は筆者含めて、男女2人ずつの4人で挑戦しました。
バナナボートで海上を颯爽と走る体験は、レジャー施設のアトラクションのよう! 加えてこの絶景とあらば……、もう感動と笑いの渦。
はじめのうちこそ30km/hほどのスローペースで海上走行していたものの、徐々にスピードアップ! あっという間に、「漂流体験」スエリアに到着です。
いよいよ「せーの!」でエメラルグリーンの海に4人でダイブ! ライフジャケットの浮力でプカプカと浮かぶので、泳げなくても安心して大海原に体をあずけられます。
そのままゴロンと海面に寝転がったら、音が遮断されて「無」の境地に。真上には白い雲と青い空、横を見ればどこまでも続く角島大橋。このシチュエーションで「今、エメラルドグリーンの日本海に浮いてるんだ!」と思ったら、なんだかちょっぴり優越感(笑)。
日本海にすっぽり包まれている新感覚に静かに興奮する筆者。上記写真のちょうど中央あたりにわずかに見える4つの「点」が筆者たちです。
ここぞとばかりに「大の字」になって両手&両足を思い切り伸ばしてみたり、一緒に参加したメンバーと声を掛け合って花の形のフォーメーションを組んでみたり、うれし過ぎて角島大橋を通行する観光バスに手を振ってみたり……。この贅沢なシチュエーションを思う存分満喫しました!
漂流体験を終えると、先程のバナナボートがお迎え。そのまま砂浜に戻る……のではなく、ここからまた海上クルージングの再開! どこまでも続く日本海をぜいたくにぐる〜っと大きく旋回したり、角島大橋の下を往復したり。夏にはイルカに出会えることもあるそうですよ!
しばらくすると、別の水上オートバイに乗ったスタッフ2名が並走して、親指を真上に向けたジェスチャー(上の写真参照)を筆者たちに向けるやいなや、バナナボートのスピードが大幅アップ! そこでようやくジェスチャーの意味を理解した筆者たち。
大量の水しぶきを顔に浴びながら高速で海上を走行。あまりの速さに、「ヤーバーい!」としか言えない筆者たち。推定80km/hのGを感じつつ、終始笑いが止まりません。
こうして想像以上に不思議でスリリングな体験を終えると、体験したメンバー間の絆が深まった感じがするからまた不思議。「超、ヤバかったね!」感動体験の喜びを分かち合うメンバー4人。
静寂の中で過ごす不思議な漂流体験にプラスしてスリル満点のバナナボート体験を終え、心は満足感120%でフル満タン。恋人同士でも、友人同士でも自信を持っておすすめできる体験だと実感。真の非日常体験……見つけた!
せっかくならこの体験をデータにも残しておきたいもの。じつは、この漂流体験の料金には、ドローンで撮った動画も含まれているので、後日データを送ってもらえるうれしい特典付き。しかも4K映像でめちゃくちゃきれい! 今回はその映像を一部だけ編集して紹介します。
ちなみに、今回の「漂流体験」をアテンドしてくれた「海耕舎」は、ゲストハウス2棟を運営しながら、ほかにもクリアカヤック、遊覧型のバナナボート、SUP、水上サイクリングなど、さまざまなマリンアクティビティを展開しています。
「海耕舎」をスタートしたころは、意外にもほかにマリンアクティビティを行う事業所がなかったそう。そこで代表を務める新名さんが、より下関を知り、楽しんでもらうために一念発起。
空き家が多かった当時の環境に目を付け、クラウドファンディングや自身の持ち出しの資金で地元の人たちの助けを借りながら空き家をリノベーション、ゲストハウスを完成させました。
そこから徐々にマリンアクティビティサービスを充実させていったそうです。そして2022年3月、あらたに「漂流体験」がマリンアクティビティに仲間入りしたというわけ。
さらなる新プランも現在進行中とのこと。アウトドアブランド「スノーピーク」が手掛けた箱型のトレーラーハウスでの宿泊に加え、マリンアクティビティや地域と連携した体験プランを合わせた企画。アウトドア好きでもそうじゃなくても楽しめる新企画になるとのことで、待ち遠しい限り!
住所: 山口県下関市王司神田1-6-1
電話番号:083-227-2393
角島漂流体験(ドローン撮影付き)料金:1人1万円〜(2〜10人)
自然を満喫しながらアドベンチャー気分!国民休養地 豊田湖湖畔公園で【カヤック体験】
今回は、同じく下関市にある「国民休養地 豊田湖湖畔公園」内のダム湖・豊田湖でパドルを使って漕ぐカヤックにもチャレンジしてきました!
下関市豊田町にある同施設は、BBQやキャンプ場、夏にはウォータースライダーなどでの水遊びやホタル鑑賞が楽しめる自然豊かな人気スポットです。
時刻は早朝5時過ぎ。本来なら、カヌーに乗りながら日の出も見られるはずだったのですが、残念ながらこの日は曇り空。ですが、広々した湖面に浮かび、水面ギリギリを漕ぎながら進む非日常体験にわくわくドキドキ。
落っこちたらどうしよう……という不安もありましたが、カヤックに乗った状態で少々乱暴に左右に体を揺すってもひっくり返る様子はありません。レンタルのライフジャケットを着ているので万が一のときでも安心・安全。
ガイドさんから事前にパドルの使い方をレクチャーしてもらい、カヤックに乗り込みいざ、湖面へ。たどたどしかったもののすぐに慣れて、自分で舵取りができるようになりました。
パドルで水面をかくだけなので、初めてでも気軽にチャレンジできるのが楽しいですよね。なによりガイドさんが先導してくれるので、なにかあればすぐに対応してもらえるのも安心ポイント。
湖上に浮かぶ小さな島に上陸ができる珍しい体験ができるのもおもしろいところ。そんな贅沢な時間を過ごすことができるのは豊田湖ならでは。残念ながら取材時は、水位が高くて上陸できませんでしたが……。
パドルの扱いに慣れたら、湖面を漕ぐ手をちょっと休めて目の前のロケーションを「体感」する楽しみ方もおすすめです。
パドルをカヤックに一旦のせ、耳を澄ます……。すると聞こえる鳥のさえずりや、360度見える豊かな自然、湖面に映り込む美しい新緑など、そんな環境を五感で感じると、まるで自分が湖の主になったみたい(笑)。自然に癒やされる感覚をたっぷり味わいます。
一方、ワイルド派におすすめの楽しみ方は、あえて岸ギリギリにカヤックを寄せて、細い枝が湖面におじぎする真下をくぐるようにして漕ぐアドベンチャーな体験!
さながらジャングルをクルーズしているような感覚に。船頭さんが舵取りをするのではなく、自分で進むからこそおもしろい!
さらに豊田湖には、小さいながらも滝が流れる場所が見られる秘密の場所もあるんです。ガイドさんに続けと滝を目指し奥地へ進むにつれて、ジャングル感が増していく景色にわくわく。
徐々に幅が狭くなる湖面をゆっくりと進み、倒木を避けつつ行き止まりになった先にようやく見える滝! 「見つけた!」と満足&達成感を味わいつつ、今度は慎重にバックで元来た道を戻ります。もうこの頃は、カヤックの操作も慣れたもの!
気付けば1時間以上夢中になって湖面散歩を楽しんでいました。豊田湖は、ただ漕ぐだけでなく、多彩な楽しみ方があるのがなによりの魅力!
そカヤック初体験でもベテランアウトドアーズマンでも大満足の体験になること間違いなし。ぜひ幻想的な景色を堪能できる湖面散歩を体験してみては?
大人(中学生以上):1人2,500円(税込)
子ども(小学生以上):1人2,000円(税込)
山口県下関は、感動と驚きとユニークな体験が目白押し!
山口県下関市には、豊かな自然とおいしいグルメなど、豊富な観光資源がたくさんあります。今回チャレンジした「漂流体験」は、多彩なアクティビティを体験できる「動くなら下関」と題したプロジェクトの一環。
これは、「下関市の各事業者」と多彩な体験事業を展開する「アソビュー株式会社」がタッグを組み、下関をより深く感じてもらうために発足したプロジェクト。下関市の自然を思う存分体感できるマリンアクティビティ体験やグルメなど、下関をまるっと感じられる同プロジェクト、ぜひチェックしてみてください。