今日の地図記号は「灯台」
重なった円に、トゲが生えたようなこの地図記号があらわしているのは、「灯台」でした!
この記号は、灯台(光源)を上から見た形と、四方八方に光が出ている様子からできています。
灯台とは、船舶が陸地、主要変針点及び船位を確認する際の目標とするために、沿岸に設置した構造物並びに港湾の所在や港口などを示すために港湾に設置された構造物で、灯光を発し、構造が搭状のものをいいます。
これら灯台は原則としてすべて表示され、灯標および航空灯台は、重要なものがあらわされます。
観音埼灯台 (C)Yokosuka City.
現在、日本では3,300以上の灯台が設置されています。
日本最初の洋式灯台は、神奈川県の三浦半島にある観音埼灯台。フランス人技師により建設され、1869年9月に起工、翌年1月1日に点灯しました。
初代は横須賀製鉄所で作られたレンガを使用した洋館建ての灯台でした。1922年4月の地震で壊れ、翌1923年3月に二代目が再建されましたが、同年9月の関東大震災で再度倒壊、現在は三代目で1925年6月に再建(コンクリート造)されました。
住所:神奈川県横須賀市鴨居4-1187
名称:灯台
適用:1.灯台は、原則として全てを表示する。2.灯標及び航空灯台は、目標として重要なものを表示する。3.記号の重心を真位置に表示する。
参考:国土地理院 https://www.gsi.go.jp/top.html