【世界グルメクイズ19】名物の写真から推察!ここはどこの国でしょう?

Posted by: Nao

掲載日: Jul 17th, 2022

まだまだ海外に行きづらい今。こんなときは世界各地の写真を見て異国情緒を味わうのも一興かもしれません。今回は、前回好評だった「グルメ写真」を見て国を当てるクイズを再び出題! 見た目やヒントから推察して、どこの国なのか想像してみてください。

ママリガ

 

第1問

モルディブの朝食マスフニ
海に囲まれたこの島国はマグロやカツオなどの海の幸に恵まれ、1人あたりの年間魚介類消費量は世界トップクラス。こちらはマグロやココナッツ、唐辛子などを混ぜ合わせた料理で朝食の代表格。レモンやライムを搾り、さっぱりと仕上てるのが特徴です。

鰹節
カツオは全漁獲量の約7割を占めており、古くよりの鰹節作りが盛んに行われていました。カレーをはじめ、鰹節が用いられる料理は数多し。日本の鰹節はこの国の鰹節が起源であると言われています。さて、どこの国かわかりますか?

モルディブの朝食マスフニ2
正解は「モルディブ」でした。輸出産品の98%を魚介類が占めるほど水産業が盛んな国です。マグロを使った「マスフニ」は代表的な朝食の一つ。平たいパンと砂糖を入れた温かいお茶と食べるのが定番スタイルです。

赤道付近のモルディブの海は世界でも有数のカツオの産卵地域。鰹節は「ヒキマス」と呼ばれ、日本には室町末期に伝わったと言われています。

第2問

ブレク
こちらはこの国の名物パイ。薄く伸ばした生地にひき肉やじゃがいも、チーズを包み、渦巻き状に焼き上げたもの。同国が位置する半島諸国でも親しまれているソウルフードです。

グリルした肉料理
こちらはB級グルメの代表選手。数種類のスパイスで味付けした挽肉を 小さく筒状に丸めてグリルしたお肉料理です。この料理も同国のみならず、周辺諸国で広く愛されています。なお、これら2つの料理の起源は14世紀のオスマントルコによる侵攻と支配が影響しているとされます。さて、どこの国かわかりますか?

ブレク2
正解は「クロアチア」でした。「ブレク(Burek)」はクロアチアのみならずバルカン半島全体で食されているパイ。国や地域、お店によって形やフィリングはさまざま。ひき肉が一般的ですが、りんごやチェリーなどのスイーツ系も人気です。

ひき肉で作る「チェバピ(Ćevapi)」もバルカン半島諸国で親しまれている料理。オスマントルコが南東ヨーロッパで勢力を広げた頃に発展したと言われています。

第3問

ママリガ
最後の問題です。この国は欧州の主要な農業国のひとつで、小麦ととうもろこしの栽培が盛ん。こちらはトウモロコシの粉を水や塩、牛乳、バターと練り合わせて煮たお粥。隣接する旧ソ連の構成国でも食されている主食です。

パパナシ
こちらは郷土菓子。揚げたてのドーナツに「スムントゥナ」と呼ばれるサワークリームと、酸味の強いジャムをかけて食します。なお、発祥はこの国がローマ帝国の政治下にあった頃とされています。さて、どこの国かわかりますか?

パパナシ2
正解は「ルーマニア」でした。ルーマニアの農地面積はEU全体のおよそ1割を占めるほど。「ママリガ(mămăligă)」は代表的な国民食で、マッシュポテトのような食感が特徴。お隣のモルドバでも親しまれています。

揚げ菓子の「パパナシ(Papanaşi)」はサクランボやプラムなどのジャムを使うのが一般的。甘味と酸味のハーモニーが見事な一品です。

以上、ご当地グルメの写真から推察する世界都市クイズでした。気になる国があったら、旅先リストに加えてみてはいかがでしょうか?

[All photos by Shutterstock.com]

PROFILE

Nao

Nao ライター

メーカー、ITベンチャー勤務を経てフリーランスに。
学生時代から旅を続け、渡航国は現在50カ国。
特技は陸路国境越え。グルメレポート翌日に大学の最先端研究を取材したり、ロシア州知事にインタビューしたり。幅広い対応力とフットワークの軽さが自慢。日本ソムリエ協会認定資格ワインエキスパート保有。


メーカー、ITベンチャー勤務を経てフリーランスに。
学生時代から旅を続け、渡航国は現在50カ国。
特技は陸路国境越え。グルメレポート翌日に大学の最先端研究を取材したり、ロシア州知事にインタビューしたり。幅広い対応力とフットワークの軽さが自慢。日本ソムリエ協会認定資格ワインエキスパート保有。


SHARE

  • Facebook