海外旅行は高いイメージがありますが、宿泊施設などの値段は予約を入れるタイミングで大きく値引きが利く場合もあります。
この年末に海外旅行へ行こうと思った場合、いつぐらいに宿泊場所を予約すると安くなるのでしょうか? そこで今回は世界最大の旅行サイトであるトリップアドバイザーが分析した宿泊予約の最適時期から、地域ごとに最も安くなるタイミングとその割引率をまとめたいと思います。
もう11月ですし、ちょっとタイミングを逃したかなぁと思っている人も、ぜひともチェックしてみてください。
北米は直前の予約が狙い目!?
最初は北米の東海岸と西海岸を代表する都市、ニューヨークとサンフランシスコを例に、ベストな予約のタイミングを紹介します。
ニューヨークの宿泊施設は年間平均32,970円、サンフランシスコは17,580円だと言いますが、どちらの都市も11月の中ごろから末にかけてどんどん値段が下がるのだとか。
例えばニューヨークは年末ぎりぎりの直前予約で28,080円程度。飛行機チケットとの兼ね合いがありますが、年末近くのタイミングで唐突に思い立ったとしても、思い切って旅立った方がいいのですね。
中南米は12月下旬の最終セールが狙い目!?
次は南米編。冒頭のプレスリリースにはアルゼンチンのブエノスアイレスに関する情報が出ていますが、同地の宿泊価格は12月下旬の最終セールで、最高値と比較して最大14%もオフになるのだとか。
他にはブラジルのリオデジャネイロ、メキシコのカンクンも例に挙げられていますが、夏以降どんどん値段が下がってくるみたいですね。「ちょっと地球の裏側に行ってみようかな」とひらめいたら、直前でもどんどん行くべきかも!?
ヨーロッパは11月中ごろから12月中ごろ下がる
ヨーロッパに関しては、スペインのバルセロナ、イギリスのロンドン、ロシアのモスクワ、ドイツのベルリン、フランスのパリ、イタリアのローマなど、さまざまな都市が例として挙げられています。
バルセロナ、ベルリン、ロンドン、パリ、ローマなどは、共通して11月から価格が下がり始め、年末前の12月の中ごろで、最安値を記録する傾向があるのだとか。例えばロンドンの場合は11月半ばで最高値と比較して最大20%オフ、12月の半ばで35%オフといった感じで割引率が上がっていきます。
こちらもチケットとの兼ね合いがありますが、今月の半ばを過ぎてからの予約が狙い目かもしれませんね。
次は中東、アジアです!
中東は直前が狙い目
次は中東。アラブ首長国連邦のドバイが例に挙げられています。同地の宿泊料は年間を通してかなり上下すると言いますが、12月の半ば、旅の直前まで待つと最高値と比べて41%もオフになるのだとか。
ぎりぎりの予約は、ちょっと飛行機のチケットが不安になってしまいますが、例えばDeNAトラベルなどでは当日でも買える海外航空券が販売されています。さすがに当日の予約は極端かもしれませんが、12月の半ばまで待てる人には狙い目ですよね。
アジアのハノイは急いで!
逆にベトナムのハノイは、急いで予約をした方がいいようです。11月半ば以降は値段が上がり、直前の12月末は10月中ごろと比べて17%も宿泊費が高くなると言います。ハノイの平均宿泊費は3,640円。もともと滞在費の安さが魅力のアジアですが、とことん安く済ませたい場合は、ちょっと予約を急いだ方がいいかも・・・。
とはいえ中国の北京、インドネシアのジャカルタ、インドのムンバイ、シンガポールなどは年末に向けて安くなると分かります。
「今年の年末は海外に行こう」と直前で思い立ったら、ぎりぎりでも諦めずに宿を探して予約した方が、安く滞在できる可能性が高いのですね。
以上、年末に海外旅行に行く場合、宿泊費はいつ予約すると安くなるのかを紹介しましたが、いかがでしたか?
ちなみに南アフリカのケープタウンも同じく、年末にかけて予約すれば安く済みます。人気のオーストラリア・シドニーも、年末に向けて価格が下がっていくそう。年末の海外旅行、基本的に直前の予約が狙い目なのですね。航空券の方も気になる方は、「要チェック!航空券予約と渡航時期が最も安いタイミング2016年版が判明」もチェックしてみてくださいね。
[宿泊予約の最適時期 – トリップアドバイザー]
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