歳を取るのが怖いですか?皺になるから?容姿が衰えるから?いいえ、皺は人生の年輪、顔は生き様で作られるもの。彼女のように美しく歳を重ねたいと憧れてしまうのが、ニューヨーク出身のカルメン・デロリフィチェ(Carmen Dell’Orefice)さん。
source: vmagazine.com.
published: november 2010
雑誌Vogueの表紙を飾ったのは、15歳という若さ。史上最年少のカバーガールで、時給7.5ドル。その後、1953年22歳の時には、モデルエージェントのフォード(Ford)と契約し、時給300ドルの高給を稼ぐトップモデルになったそうです。
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Vogue Cover 1948
1931年6月生まれ。2014年で御歳83歳。
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published:spring/summer 2009
生きてきた長い道のりの様々な苦難や痛みが浄化され、深みだけが残って、美しい顔になっています。顔に人生の汚れがつかないって、すごい。
source: rolex.com.
published:spring/summer 2009
アメリカン・バレエ・シアターのガラ・コンサート(2014年5月12日上演)にいらしていたCarmen Dell’Oreficeさんに遭遇。
遠くから歩いてくる時にも、オーラが。元バレリーナのような身のこなし方です(実際に少女時期、バレリーナを目指していたようです)。撮影をお願いしたら、気軽に立ち止まって下さいました。
仕草のひとつひとつが、エレガント。指がとても長かったです。
「このバッグは、私のイニシャルを取って作らせたのよ」とCDマークのついたバッグを見せてくれ、ポカンとしたら、婉然と笑っていました。
ディオールのバッグのはずですが、まんざら嘘じゃないかも??と思うのは、彼女の魔法にかかってしまったのかもしれません。
彼女の一番の魅力は、女性らしさ。目を伏せた時、首を傾けた時、ふわりと漂う色香。
思わず男性が手を差し出さずにいられない、頼りなさがあります(身長が178センチもあるにも関わらず、ですよ)。望んでもなかなか手に入れられない、女性の最強の武器、しっかり持ってらっしゃいます。さすが!
歩んできた人生の自信を感じるのに、「カッコイイ女性」というよりは、「可愛らしい女性」なのです。羨ましく、憧れますね。
「私が何かをあきらめなければならないとしても、恋だけはあきらめないわ」
立ち去る後ろ姿は、背筋がぴんと伸びて綺麗でした。彼女から見習うこと、たくさんありますね。