雲海は、絶景に神秘的な美しさを添えてくれます。出会えるかどうかは運と天候次第。だからこそ、遭遇したときにはとびきり気分を盛り立ててくれます。
雲海とともにめぐる、世界絶景の旅へようこそ!
アウヤンテプイ(ギアナ高地)
現地の先住民から「悪霊のテプイ」と呼ばれる断崖絶壁に囲まれた孤高の台地。ベネズエラ、ガイアナ、ブラジルにまたがるギアナ高地には数多くのテプイが存在しますが、その中でも最大級のもの。雲海の中にそびえる様子は、たしかにこの世のものではない何かが住んでいそうな、不思議な迫力があります。映画『カールじいさんの空飛ぶ家』や『アバター』にもインスピレーションを与えたそうです。
コルコバードのキリスト像(ブラジル)
雲海とともに、神降臨? と思わせる光景は、新・世界の七不思議のひとつでもあるブラジルのキリスト像。リオの街を見おろす、標高700m以上あるコルコバードの丘に建てられているため、雲海に包まれて見えるときがあるそう。奈良の大仏の倍ほどもあるキリスト像がこんなに小さく見えるなんて、雲海のスケールに驚いてしまいます。
マチュピチュ(ペルー)
雲海の晴れ間からその姿を現す天空都市マチュピチュは、思わず映画『天空の城ラピュタ』を連想せずにはいられない、ファンタスティックな眺め。すっきりと晴れているときよりも、隠された秘密の地、という雰囲気になりますね。
張家界国家森林公園(中国)
雲海から顔を出す奇岩の数々。そこが中国だと知らなくても、魔女ではなく仙人の隠れ家ではと想い起こすような、中国独特の風景です。静謐ながらもなぜか、昔話のワンシーンのように親近感を抱いてしまうのは、同じアジアの地だからでしょうか。
竹田城(日本)
雲海に包まれたその風景で一躍有名になった竹田城。「天空の城」「日本のマチュピチュ」とも呼ばれ、世界中から注目されています。
富士山(日本)
世界遺産になった富士山も、雲海の美しさで有名。こうして雲海に浮かぶシルエットで見ると、富士のたぐいまれな優美さが際立ちます。
トマムの雲海テラス(日本)
竹田城も富士山も、雲海の見頃は秋なのですが、トマムの雲海テラスは5月から見ることができます。ゴンドラでテラスのある山頂まで行けるので、アクセスも便利。身近に楽しめる絶景です。
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