鮮やかにペイントされた建物と、厳かな雰囲気を醸し出す教会、そして民族衣装を身に纏った美しい人たち。そんなコロンビアの良いところをすべて詰め込んだような街が、今回の舞台である「カルタヘナ」です。
危ないイメージが付きまとう南米のコロンビアですが、「コロンビア一のオアシス」と呼び声高いこの場所の魅力を現地よりお伝えします。
「カルタヘナ」って?
カルタヘナとはコロンビアの北部、カリブ海沿岸に位置する都市です。首都のボゴタからは直行便も就航しており、フライト時間は約1時間半とアクセスも楽々。この地域は一年を通しての平均気温が約27度と温暖で、いつ訪れても常夏気分を味わえる場所として人気の観光地なんです。そんなカルタヘナへ訪れるべき5つの理由はこちら。
1. 街全体が世界遺産!
まずカルタヘナに到着して口をついて出たのは、「まるでスペインみたい!」という一言。実はこの場所は元々スペインの植民地であったことから、スペイン様式の建造物が今なお多く現存しているんです。心がワクワク踊ってしまいそうなカラフルで可愛い建築物から、厳かで幻想的な教会まで、街の至るところに当時の名残を感じる、このカルタヘナ。普段写真を撮らない人でも無意識にカメラを向けてしまうという、こわく的な魅力を秘めているんです。
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2. 真っ白なオアシス!
カルタヘナの魅力の一つに挙げられるのは、バケーションには欠かせないビーチ! スペイン語で「白いビーチ」を意味する「プラヤ ブランカ」は、「コロンビアで最も美しいビーチ」と呼び声高い人気のビーチです。カルタヘナから毎日出航しているボートを乗って一時間ほどすると、目の前に広がるのはその名の通りの白い砂浜と、綺麗なエメラルドグリーンの海。透明度が高いためシュノーケリングやダイビング目的で訪れる人も多く、「穴場」として絶賛されている地でもあります。日帰りも可能ですが、時間の余裕のある人は宿泊がオススメ。運が良ければ一日で、美しい海とサンセット、そして静けさ漂う中の満天の星空を堪能できてしまいます。
3. 多国籍レストランに行き放題!
比較的日本人の舌に合う料理が多いと評判の高いコロンビアですが、それでもやっぱり揚げ物などが多く、レパートリーにも偏りがあるのが実情。そんな中、ここカルタヘナはさすが観光地とだけあって国際色豊かなレストランが軒を連ねています。イタリアン、フレンチ、日本食、中華、どれを取ってもハイクオリティな上に、価格は良心的なので美味しさは二倍! 筆者はたまたま見つけた寿司レストランに入りましたが、コロンビア人が丹精込めて握るお寿司は期待以上のクオリティでした。
4. 英語が通じる!
(C) Saya Meguro
メディアなどで「英語が苦手な日本人」と取り上げられることも多いですが、南米の人たちは日本人と肩を並べるほどに、英語が苦手。そのためコロンビア旅行を計画するならば事前に簡単なスペイン語を覚えることが必須となります。ただ、ここカルタヘナはそんな心配はしなくても大丈夫。世界中から多くの観光客が訪れる場所とあって、比較的英語が通じる場所として知られているんです。英語を話せなくとも理解出来るという人も多いので、旅する上で悩みの種となりうる「言語」という面では、大きなポイントとなりそうです。
5. 治安も安心!
(C) Saya Meguro
コロンビアを旅行する上で不安視されることの第一位に必ず挙がる、「治安面」。「魅力がたっぷりなのは分かるけど、でも治安が・・・」と渡航を断念する方も多いのではないでしょうか。でも忘れてはいけないのは、ここカルタヘナはコロンビアが誇る屈指の観光地だということ。そのためこの辺り一帯は常に警察が警護に当たっており、治安面では安心できる体制が整っているんです。必要以上に気を張ることなくエンジョイできてしまうのは、嬉しいポイントですね。
まるでタイムスリップしたかのような中世のヨーロッパの街並みが残っている場所、カルタヘナ。
とはいえ物価はとても安く、プール・バルコニー付きのスイートルームでさえ日本円にして一泊二人で10000円ほどと、格安で滞在出来るのも魅力の一つです。一度訪れたらその居心地の良さについつい長居してしまいそうな魅力たっぷりのカルタヘナに、一度訪れてみてはいかがでしょう。
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