ドイツ・ロマンティック街道「中世の宝石箱」ローテンブルクでしたい7つのこと

Posted by: 春奈

掲載日: Feb 19th, 2017

多くの人が「一度は行ってみたい」と口にする、ドイツのロマンティック街道。なかでも「ロマンティック街道のハイライト」と呼ばれ、人気を集めている街が、ローテンブルク。おとぎの世界のような美しい街並みから、「中世の宝石箱」とも称えられています。

ロマンティック街道で人気ナンバーワンの街、ローテンブルクでしたい7つのことをご紹介しましょう。

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市庁舎の塔からローテンブルクを一望

ドイツ・ロマンティック街道の「中世の宝石箱」ローテンブルクでしたい7つのこと

メルヘンチックなローテンブルクの街を一望できる場所が、マルクト広場に面した市庁舎の塔。ここからの風景を見ずしてローテンブルクを去ることはできません。

高さ60メートルの塔の上からは、絵本から飛び出してきたかのような建物が連なるローテンブルクの街と、街を囲む緑豊かな森が見渡せます。中世の街並みと自然が調和した風景は、まさに絶景。

「ケーテ・ヴォールファールト」で一年中クリスマス気分を楽しむ

ドイツ・ロマンティック街道の「中世の宝石箱」ローテンブルクでしたい7つのこと
(C) Haruna Akamatsu

ローテンブルクには、一年中クリスマス気分が味わえるショップがあります。それが、「Käthe Wohlfahrt (ケーテ・ヴォールファールト)」。

クリスマスグッズの専門店で、店内には「こんなものまで!」と驚くほど、あらゆる種類のクリスマスグッズが揃っています。キュートな人形たちが動くディスプレイなど、趣向を凝らしたテーマパークのような店内は、いるだけで心躍る空間。

不気味だけど興味津々!「中世犯罪博物館」を見学

ドイツ・ロマンティック街道の「中世の宝石箱」ローテンブルクでしたい7つのこと
(C) Haruna Akamatsu

ローテンブルクの隠れた人気スポットが「中世犯罪博物館」。ドイツで唯一の法と刑罰に関する歴史博物館で、館内には「鉄の処女」などの恐ろしい拷問器具や、軽犯罪を犯した者を辱めるための間抜けなお面、中世の法律制度・警察制度に関する資料など、珍しい展示物が満載。

ちょっと不気味でありながら、中世の人々の生活がリアルに感じられる内容は、一見の価値ありです。

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天才彫刻家・リーメンシュナイダーの傑作を鑑賞

ドイツ・ロマンティック街道の「中世の宝石箱」ローテンブルクでしたい7つのこと

(C) Haruna Akamatsu

ローテンブルク旧市街で最も存在感のある教会が、マルクト広場の近くにある聖ヤコプ教会。
13世紀に建設された教会で、中世ドイツが生んだ天才彫刻家、ティルマン・リーメンシュナイダーの祭壇があることで知られています。

リーメンシュナイダーの傑作「聖血の祭壇」があるのは、ヤコプ教会の2階。その大きさ、繊細さと力強さが同居する立体感は息を呑むほど。しばし時間を忘れて圧巻の手仕事に見入ってしまうはず。

可愛すぎる看板ハンティング

ドイツ・ロマンティック街道の「中世の宝石箱」ローテンブルクでしたい7つのこと
(C) Haruna Akamatsu

南ドイツでは、手の込んだ可愛らしい看板があちこちに見られますが、ローテンブルクは特に美しい看板が多いことで知られています。

羊に牛、ブドウ、プレッツェル、中世のヘルメット、剣など、そのモチーフはさまざま。「芸術」と呼ぶにふさわしい看板の数々を眺めながら歩いているだけで楽しい気分に。ぜひ、お気に入りの一点を見つけてください。

「雪玉」という名のお菓子「シュネーバル」を味わう

ドイツ・ロマンティック街道の「中世の宝石箱」ローテンブルクでしたい7つのこと

ローテンブルク名物が、「シュネーバル」と呼ばれるお菓子。ローテンブルクにはシュネーバル専門店をはじめ、シュネーバルを売るお店があちこちにあります。

「シュネーバル」とは「雪玉」の意味で、こぶし大に丸めて揚げた生地を、粉砂糖やチョコレートなどでコーティングしたお菓子。食感は軽くサクッとしていて、パイとクッキーの中間のような固さです。

見た目からイメージするほどのボリュームはありませんが、大サイズは一つでお腹いっぱいになってしまうので、ミニサイズを買って、いくつかの味を比べてみるのがおすすめです。

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旧市街を囲む城壁の上をおさんぽ

ドイツ・ロマンティック街道の「中世の宝石箱」ローテンブルクでしたい7つのこと

ローテンブルクの旧市街を囲む城壁は、上にのぼって歩くことができます。大人気の観光地でありながら、ローテンブルクの城壁を歩いている人は案外多くありません。

ひっそりとした城壁の上にのぼって、違う角度から街を眺めれば、ローテンブルクの新たな魅力が発見できます。さまざまな目線から、「中世の宝石箱」を堪能しましょう。

ドイツ・ロマンティック街道の「中世の宝石箱」ローテンブルクでしたい7つのこと

その街並みを見た瞬間、きっと恋に落ちてしまうローテンブルク。「メルヘン」を具現化したようなこの街には、あなたの夢が詰まっているはずです。

[Photos by Shutterstock.com] 

PROFILE

春奈

Haruna ライター

和歌山出身、上智大学外国語学部英語学科卒。2度の会社員経験を経て、現在はフリーランスのライター・コラムニスト・広報として活動中。旅をこよなく愛し、アジア・ヨーロッパを中心に渡航歴は約60ヵ国。特に「旧市街」や「歴史地区」とよばれる古い街並みに目がない。半年間のアジア横断旅行と2年半のドイツ在住経験あり。現在はドイツ人夫とともに瀬戸内の島在住。

和歌山出身、上智大学外国語学部英語学科卒。2度の会社員経験を経て、現在はフリーランスのライター・コラムニスト・広報として活動中。旅をこよなく愛し、アジア・ヨーロッパを中心に渡航歴は約60ヵ国。特に「旧市街」や「歴史地区」とよばれる古い街並みに目がない。半年間のアジア横断旅行と2年半のドイツ在住経験あり。現在はドイツ人夫とともに瀬戸内の島在住。

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