【連載】世界中の人々に仰ぐ!30代女性への結婚指南/第3回「イギリス」

Posted by: 鳴海汐

掲載日: Mar 26th, 2017

イギリス・ケンブリッジに語学留学中、TABIZINEライターの鳴海汐です。40歳を目前に婚活をスタート。留学生活で出会う各国の人々から、母国の結婚事情について伺い、活動する上での足がかりにしたいと考えました。日本にはない新鮮な価値観をみつけていきたく思います。

映画『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』にもデーティングサイト「TINDER」が登場。イギリス、フランス、アメリカなど、先進国ほどネットでの出会いが一般的となっています。

ネットで知り合った知人カップル

【連載】世界中の人々に仰ぐ!30代女性への結婚指南/第3回「イギリス」

先日、カナダ人医師とイギリス人ジャーナリストの素敵な夫婦にお会いしました。昨年の夏に結婚式を挙げた二人は31歳と若く、奥さんは妊娠中で幸せそう。カソリックの人をこの国で探す必要があったため、ネットは合理的だったようです。

SNSを駆使するブラジル人の知り合いも、ネットでみつけたイギリス人と結婚しました。職業など、プロフィールが本物かどうかもネットで色々調べた上で実際に会ってみたとのこと。

知り合いとオンラインで再会して再婚間近なイギリス人の50代女性もいます。過去には医者と偽る相手からお金を要求されることもあったそうですが、ついに信頼できる相手を手に入れました。

イギリスで人気のデーティングサイト・アプリ

TINDER-イケメン率が他より高いけれど、遊び目的が多い印象。Facebookベースで共通の知人が表示され、そこに安心感をもつ人も。特に20代に人気。

POF-プロフィールの詳細な情報があるので、総合的にみた上でやり取りを開始できる。会員数が多く、年齢層も広く、インテリからワイルド系まで幅広い。

Match.com―有料サイト。POFより会員数は少な目ですが、きめ細かいフィルター検索ができます。各国の登録者ともつながることができます。

新聞社ガーディアンのSoulmatesやアイビーリーグとオックスブリッジ卒業者向けのBlue Matchは、インテリ率が高くともアクティブ会員は少ないようです。

多くの友人を持つアリー(60歳)からのアドバイス

【連載】世界中の人々に仰ぐ!30代女性への結婚指南/第3回「イギリス」

「ヨーロッパも一般的に男性が年下を好むというのは同じ。(ヨーロッパの男性は日本人に比べ老けてみえるので、32歳の男性と会っていた、40歳になりたての筆者にとっては)35歳以下は厳しい。人生におけるステージ、考え方が違うから。年上か同い年くらいがいいけれど、せいぜい下は35歳まででしょう。

見た目は確かにとても大事だけれど(ネットでの出会いは見た目に左右されやすいけれど)、人として好きかどうかがとても大切。考え方とかユーモアとか。2度3度会ってみるとケミストリーがある場合も。とりあえず、どんどん会うこと。会ってどう感じるか試さないと。それでだめならば、もう会う気がないとはっきり伝えればいいだけ。

つねに選択肢をいくつももっておいて、うまくいかなければ違う方法を試すこと。

すぐになんでもうまくいくわけではないから、気を長くもちましょう。若い30歳の子たちだって相手探しに苦戦しているんだから!

そして、これからは子持ちにも目を向けていくべき。平日は母親と暮らし、土日はパパと過ごすというパターンも多いの。うまくいくコツは、ママになろうとしないこと。本物のママじゃないのだから。そうすれば、特別な、かけがえのない人間関係がうまれますよ。

こちらに住みたいのであれば、日本からでも文通から始めるべき。イギリスに限らず、カナダやオーストラリア、アメリカなども視野に入れれば、ターゲットはとても広くなるでしょう。世界規模で相手を探して」

【連載】世界中の人々に仰ぐ!30代女性への結婚指南/第3回「イギリス」

インタビューを終えて

実際ネットで知り合った人々に会ってみると最盛期の写真を使っているために印象が異なる人、5センチ程度の身長の詐称は多い印象。彼女のアドバイスは、とても普遍的であり説得力があります。その後同世代や子供と同居する人と連絡を取り始めた筆者です。

[All Photos by shutterstock.com]

PROFILE

鳴海汐

Shio Narumi ライター

イタリアはフィレンツェとタオルミーナの料理留学、イギリスはウエストン・スーパー・メアとケンブリッジの花留学を経て、現在はロンドンと神奈川を行ったり来たり。飛行時間の大幅短縮が実現するよう、心から科学の進歩を願う水瓶座。

イタリアはフィレンツェとタオルミーナの料理留学、イギリスはウエストン・スーパー・メアとケンブリッジの花留学を経て、現在はロンドンと神奈川を行ったり来たり。飛行時間の大幅短縮が実現するよう、心から科学の進歩を願う水瓶座。

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