【TABIZINE 現地特派員による寄稿】
大阪に犬鳴山(いぬなきさん)というパワースポットがあるのをご存知でしょうか。
こちらは修験道の霊場として知られています。修験道とは、日本独特の宗教の一つで、山にこもって、厳しい修行を積むことで悟りを開く事を目的としています。
そんな犬鳴山は豊かな自然でも知られていて、その渓谷は「日本の緑100選」にも選ばれているほど。ハイキングコースもあり、特に紅葉の季節には、見事な景色を楽しむことができます。
犬鳴山には48の滝が流れ、その中でも行者の滝では、滝に打たれる修験者の姿も見ることができます。
犬鳴山では、こういった滝が至るところに流れています。滝の音にとても癒され、マイナスイオンをたっぷり浴びられそう!
行者の滝まで、犬鳴山のバス停から1時間程歩いたのですが、道中で沢山のユニークな像や、変わった形の木々と出会い、興味をそそられました。そのミステリアスな雰囲気は、宮崎駿監督の映画に出てきそうです。もし目の前に妖精が現れても、驚かなかったかもしれません(笑)。
歩いていると、このような石像を沢山見ることができます。おもしろい! これは何の神様かな。
うっそうとして、どこかミステリアスな犬鳴山の緑・犬鳴山温泉
さて、ここ犬鳴山にはいくつか温泉施設があります。関西空港からのアクセスも良いので、世界に一番近い温泉と言われているのだとか。ハイキングを楽しんだ後に、身も心も癒されてみてはいかがでしょうか。
[犬鳴山温泉]
義犬伝説
ここ犬鳴山には、犬鳴山の名前の由来ともなった言い伝えがあります。昔、猟師が鹿を追って、滝の所まで、追って来た際に、彼の猟犬がうるさく吠えたために、鹿を逃してしまいました。
そこで、怒った猟師は、犬の首をはねてしまいました。すると犬の首は跳ね上がって、巨大な蛇の首に噛みつき、蛇と一緒に息絶えてしまいました。実は犬が吠えたのは、いち早く、主人の危機に気付き、助けようとしたからでした。
この事を知って、猟師は深く、悔いて、犬を供養しました。犬鳴山にはこの義犬の墓もあります。
義犬の墓
主人を守ろうとして、殺されてしまった犬の気持ちに思いを馳せます。
犬鳴山へのアクセス
犬鳴山方面行き南海バス→(約20分)→犬鳴山(終点)
南海本線難波駅→(急行・約35分)泉佐野駅下車
犬鳴山方面行き南海バス→(約30分)→犬鳴山(終点)
急行紀泉シャトルバス
JR熊取駅→(約15分)→犬鳴山→(約30分)→JR粉河駅
犬鳴山温泉&ハイキングチケット
•バス割引 泉佐野駅⇔犬鳴山
•犬鳴山温泉施設の割引
チケット販売場所
住吉東、堺東、三国ヶ丘、中百舌鳥、初芝、北野田、金剛、河内長野、林間田園都市、橋本、高野山