インドネシア料理といえば何を思い出しますか? 南国の楽園、バリ島には、ぜひ味わいたい美味しい定番料理があります。そこで実際に食べてみて美味しかったバリの定番料理を5つご紹介! どれもバリ島のインドネシア料理のレストランに行けば、手軽に食べられる料理ですよ。
1:ナシチャンプル
ナシチャンプルはご飯をもったお皿に、お好みのおかずを盛り合わせることができるインドネシアの定番料理。ナシとはご飯のことで、チャンプルとは混ぜるという意味です。世界的な観光地であるバリ島には外国人向けのレストランがたくさんあります。そんなレストランでナシチャンプルをオーダーした場合は、レストラン側で決められたおかずをご飯と一緒に盛り付けてくれます。
またワルン(カジュアルな食堂)と言われるバリニーズ御用達のナシチャンプル屋では、ガラスケースに並んだ、おかずから好きなものを選択可能。「○○ルピアで作って」とオーダーすれば、おかずの内容や量をその金額に合わせて調整してくれます。お味は、レストランやワルンによって、大きく異なりますが、今回、筆者が訪れた「Dian」というウブドのレストランのナシチャンプルは、全体的にさっぱりとした味付けて美味しかったです。
2:ミーゴレン
インドネシアの麺料理のミーゴレン。ミーは麺、ゴレンは揚げるという意味で、日本で言う焼きそばのような料理です。ミーゴレンはバリ島のホテルのレストランにも高い確率でメニューとしてある定番料理で、アヤム(鶏肉)やエビが入ったものなどがあり、具のバリエーションも豊富。
バリ島のミーゴレンは調味料「サンバル(チリソース)」と「ケチャップマニス(インドネシアの甘い調理用ソース)」が入っていることが多く、甘辛くて美味しいです。辛いのが好きなら、レストランやワルンのテーブルに置いてあるサンバルを追加でかけるのもいいでしょう。ミーゴレンは、日本の焼きそばと比較すると、水分が多くしっとりとした食感ですよ。
3:ガドガド
ガドガドとはインドネシア版のサラダのこと。温野菜に甘辛いピーナッツソースがかかっています。バリ島を訪れるベジタリアンにも人気のメニューのひとつになっているようです(バリフリークなベジタリアンの知人もガドガドが大好き)。
筆者が訪れたウブドの老舗レストラン「カフェワヤン」のガドガドには温野菜だけではなく、テンペや油揚げのような大豆からできたおかずものっていてボリューミー。3分の2を食べたら、お腹いっぱいになりました。ガドガドはバリ島を訪れた際、野菜が食べたくなったら、ぜひトライしたい定番料理だと言えますよ。
4:バクソ
バクソはバリ島の屋台やワルンで食べることができる肉団子スープ。肉団子の肉は、牛肉、鶏肉、魚など、店舗によって異なります。肉団子以外の具もビーフンや野菜などさまざま。バリ島を観光していると、町のいたるところでバクソの屋台を見かけます。バリニーズにとってバクソは小腹が空いたらすぐに食べられる、お手軽なローカルフードなのです。
5月くらいからバリ島は乾季のシーズン。カラッとしていて過ごしやすい日が続くと思われますが、夜などちょっと寒いな、体が冷えたな、と思ったらバクソを食べて温まるのもいいかもしれませんね。
5:ナシゴレン
バリ島のナシゴレンは外せない定番料理。バリ版のチャーハンです。ナシゴレンにもバリ島の隠し味「サンバル(チリソース)」と「ケチャップマニス(インドネシアの甘い調理用ソース)」が入っていることが多いので、「辛いのでは?」と思われがちですが、それほど辛くはありません。実際にバリ島でローカルに人気のワルンに行き、ナシゴレンを食べたこともあるのですが、辛くありませんでした。そのため辛いものが苦手な人でも美味しく食べることができると思います。
バリ島を観光してお腹が空いたとき、ナシゴレンを食べると、元気が回復する気がします。やはりお米のパワーは偉大かも!?
おまけ:アボガドジュース
バリ島に行ったら飲みたいジュースのひとつに「アボガドジュース」があります。バリ島のアボガドジュースは、野菜ジュースのような味ではなく、砂糖入りで甘いシェイクの味に近く、デザート感覚で飲むことができます。
チョコレートソースがミックスされているアボガドジュースもあり、ランチ後やディナー後のスイーツとしても最適。上の画像は「カフェワヤン」のアボガドジュース。甘くて美味しく、旅疲れが癒されました。バリ島にはトロピカルフルーツのジュース、シェイクなど甘いドリンクメニューが豊富にありますが、アボガドジュースにチャレンジしてみるのもいいかもしれませんね。
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