日常生活に疲れ切った時には、ふらっと旅に出て、綺麗な景色を見て心をリセット! 数ある日本国内の絶景と呼ばれるスポットから、壮大な風景で感動する気持ちを呼び覚まし、知的好奇心を刺激する自然遺産を厳選しました。
屋久島(鹿児島)
本土最南端に位置する世界遺産の島、屋久島。美しく壮大な自然が残されたこの島には、樹齢2700~7000年と推定される縄文杉や流れる小川、滝、苔むした岩など、別世界へと誘うような自然界の生命力で圧倒される景色が広がっています。
白谷雲水峡やヤクスギランドなど、トレッキングを楽しめる場所もいくつかあり、好みや体力によってコースを選べるようになっています。森林浴でリフレッシュしながら、豊かな大自然を堪能するのはいかがでしょうか。もしかしたら、可愛らしい動物たちにも出会えるかもしれません。
さらに屋久島には海水浴場があり、南国の青い海を楽しむこともできます。トレッキングで神秘的な気持ちに包まれた後は、海で思いっきり遊ぶ! のも最高に気持ちいい。また、屋久島の自然や文化についての資料館などもあるので要チェック。
知床(北海道)
北海道東部にある、知床半島。北半球において流氷が見られる南限であり、それがもたらした多種多様な生物の宝庫でもあります。流氷が作り出す切り立つ断崖絶壁、流氷の海に沈む美しい夕日。流氷を実際に触って体験することも可能です。
細長い形をした知床半島には、中央には高い山、そして森や川や海があるため、様々な生き物がのびのびと暮らせる環境となっています。その中には、シマフクロウやオオワシなどの絶滅危惧種も。彼らの貴重な姿を観察することができます。
知床では、美しい滝を間近で見ることもできます。「双美の滝」とも呼ばれる「オシンコシンの滝」や、知床硫黄山から湧き出る温泉が流れ込んだ「カムイワッカ湯の滝」など、興味深いものばかり。もちろん、温泉を楽しめるのも魅力的なポイント。
小笠原諸島(東京)
東京に属していながらアクセスは6日に1度出る定期船のみという、広大な大海原に浮かぶ島々、小笠原諸島。有名な硫黄島や沖ノ鳥島を含むいくつもの島から成っており、島ならではの独特な自然と文化が魅力です。
南国の島小笠原諸島では、サンゴ礁や熱帯魚、ミナミハンドウイルカやハシナガイルカも通年見ることができます。さらにウミガメの繁殖場所にもなっており、12月ごろになるとザトウクジラも繁殖のためにやってきます。シュノーケリングやダイビングなどの楽しみがいっぱいのスポット。
他にも固有植物や珍しい動物たち、トロピカルフルーツ、郷土料理などもとっても魅力的です。さらに小笠原諸島に最初に定住したのは日本人ではないという意外な歴史もあり、その独特なルーツに触れられるのも興味深い体験なるでしょう。
日本国内の自然遺産たち。慌ただしい日常からちょっぴり離れて地球の大きさや自然の力に触れてみるのは、きっと忘れられない体験になるに違いありませんよ。