暑い日々が続いていますね。真夏の今はアイスコーヒーを飲む機会も増えるかと思いますが、そんなときに役立つ豆知識を1つ。シュガーシロップが切れてしまったけれど、わざわざ買うにはもったいないときなどに役立つ、自作のシュガーシロップのレシピを紹介したいと思います。
筆者が参加したコーヒーセミナーで習った、簡単でおいしいシュガーシロップ、ぜひともチェックしてみてください。
材料は水50mlと砂糖50gだけ
最初は材料から。シュガーシロップというと、なんだか特別な材料が使われているような気がしますが、材料は・・・
・砂糖(50g)
・水(50ml)
だけ。
市販品として出回っている多くのシュガーシロップの原材料を見ると、コストの面を考えてか、果糖ぶどう糖液糖が主に使われています。
ただ、一部の商品においては原材料に「砂糖」とのみ書かれており、むしろ「砂糖から作った」とその手の商品は宣伝しているくらいですから、水と砂糖で作ったシュガーシロップは「高級品」と言えるのかも。
手順は水を沸騰させ、砂糖を投入するだけ
次は手順。こちらもシンプルで、最初に小さな鍋に水を入れ、沸騰したら砂糖を投じて完全に溶けるまでかき混ぜるだけです。
熱したシュガーシロップをアイスコーヒーに入れてしまうと、「アイスコーヒーの冷たさが損なわれてしまうのでは?」と心配になりますが、キンキンに冷えたアイスコーヒーに甘味を足す程度の量であれば、冷たさには大きな影響を与えませんので、心配せずに入れてください。
保存も可能
一度作ったシュガーシロップは、冷蔵保存も可能です。筆者の場合、加熱して作ったシュガーシロップをグラスに移して、ふたをして冷蔵庫に入れておきます。個人的な感覚では、少なくとも一週間くらい何の問題もなく使えています。少し多めに作って、保存しておくという手もありかもしれませんね。
次は白砂糖以外で作るシュガーシロップの味わいの変化について!
白砂糖以外で自作のシュガーシロップも作れる
もちろん、白砂糖以外にもさまざまな砂糖で自作のシュガーシロップが作れます。例えばカラメルを加えて着色したコーヒーシュガー、あるいは三温糖を使ってシュガーシロップ作りもできます。
コーヒーシュガーで作ると、カラメルの風味がコーヒーの苦味にマッチする、とてもおいしい甘味になります。
同じように水50mlと三温糖50gを溶かせば、また風味の異なるシュガーシロップができあがります。写真は三温糖を使ったシュガーシロップ。コーヒーに入れると、黒砂糖のような風味がコーヒーの苦味といい具合に混ざり合います。筆者の個人的なお気に入りは、この三温糖で作ったシュガーシロップと、冷たいミルクを混ぜたアイスミルクコーヒー。
自分の好きな甘味で、自分流のシュガーシロップを作り、自宅のアイスコーヒーをおいしく楽しみたいですね。
以上、アイスコーヒーに入れるシュガーシロップが切れたときに試したい、自作のシュガーシロップのレシピを紹介しましたが、いかがでしたか?
ちなみにシュガーシロップと似たような言葉で、ガムシロップという言葉があります。その違いがいまいち分からなかったので調べてみると、ガムシロップに関しては、
<砂糖シロップに、結晶を防いで粘性を増すためのアラビア-ゴムを加えた甘味料>(広辞苑より引用)
とりあます。シュガーシロップよりもちょっとドロッとした甘味料が、ガムシロップなのですね。
[All Photos by Masayoshi Sakamoto & shutterstock.com]