息を呑む美しさで知られるウユニ塩湖。玄関口となるラパスはすり鉢状の峡谷盆地という地形で、スペイン植民地時代の古い街並みと、先住民の文化が織りなす独特の雰囲気が魅力。
ラパスのエル・アルト空港から直接ウユニ塩湖に行く方法もありますが、高い標高に体を慣らすためにも一泊はラパスで滞在するのもオススメ。今回は筆者が過ごしたラパスの1日をご紹介しましょう。
早朝に空港に到着。空港はラパス市内の最も高い場所にあり、標高は約4000m。突然富士山の頂上に来たようなものなのか、予め高山病対策の薬を飲んでいたものの頭痛などの体の不調を感じました。ホテルにアーリーチェックインしてひと眠り。普段だったらそのまま朝から観光している筆者ですが、仮眠して正解でした。
ラパスの下町サガルナガ通り。カラフルな民芸品などを販売するお土産屋さんが軒を連ねます。
坂が多いので、少し歩いただけですぐ息が切れてしまいます。かなり年季の入った古い車も現役で走っていました。
サン・フランシスコ寺院。ラパスにはスペイン入植の影響が感じられる建物も多く残ります。
市内中心の繁華街。レストランやお店が多く集まりますが、いわゆる欧米資本のチェーン店はほとんど見られず独特の雰囲気が漂います。
市場でパンを売る女性たち。
大統領官邸。門番も配され交代式も見られました。
落ち着いた雰囲気の旧市街。スペイン統治時代の名残が残るカラフルな建物が並びます。
ガイドブックにもよく紹介されているハエン通り。鮮やかな色彩がフォトジェニック!
大使館も多く集まる、高級住宅街ソポカチ地区。小洒落たカフェやレストランもあり洗練された雰囲気。この後夕食をとり、ホテルに戻って早めに就寝。
筆者は予め高山病対策の薬を飲んでいたので、ラパス到着時は体の不調を感じましたが、1日過ごすことで慣れたのか翌日にはほぼ回復。翌日のウユニ塩湖も問題なく観光。また念のため酸素スプレー缶を持参し、息切れをしたら酸素を吸引するようにしていました。環境対応に不安がある方にはオススメのアイテムです。
ウユニ塩湖の玄関口、ボリビアの首都ラパス。スペイン統治時代の名残と先住民の文化が織りなす独特な雰囲気を楽しんでみてはいかがでしょうか?
[Photos by Nao]