旅をしながら働くと聞くと、何か特別な才能が必要なのでは? と思いがちです。しかし、突出した才能がなくても、旅をしながら働ける方法はいくつかあります。
今回は誰でも努力すれば叶う可能性が高い、旅をしながら働く堅実な方法を5つご紹介。たくさん旅がしたいけど、どうしたらいいのかわからない人も、必見の内容です。
短期派遣社員をして、旅費を稼ぐ
正社員で働いていると、リモートワークでもない限り、旅をする時間は限られてしまいます。ある日思い立って旅立つこと、長期旅行は難しいでしょう。しかし、短期の派遣社員なら、契約期間が終了すれば、自由に旅をすることができます。
筆者の知人も時給のよい短期の派遣社員を3か月から半年して旅の資金を貯め、数週間から1か月程度、旅をしていました。
短期派遣だと次の仕事が見つかるか不安な場合もあるでしょう。その場合は、派遣社員をしている間に旅から帰ってくる日以降が就業開始日となっている仕事を探し、決めておくと安心です。多少リスクのある働き方ですが、旅をすることで、やりたい仕事が見つかる可能性もあるでしょう。また旅好きなら人生が充実する可能性も大。
ダブルワークをする
「バックパッカーのような貧乏旅行は嫌! できれば贅沢な旅がしたい」という人もいるでしょう。そのような人におすすめなのが、ダブルワークをしながら旅に出る働き方です。ひとつの会社で働いているだけでは、決められたお給料しかもらえず、旅貯金できないこともあります。ですが、もうひとつ仕事を増やせば、その仕事で得たお金をすべて旅貯金にまわすことができるはず。
在宅でできる仕事を始めたり、仕事が終わった後に、近所の飲食店で働くなどすれば、確実に旅貯金がたまっていきます。体力的には少し大変かもしれませんが、リッチな旅を実現できるでしょう。昨今は、ダブルワーク可な企業も増えていますので、比較的気軽に始められそうな方法ですね。
ワーキングホリデーに行く
「100万円貯めれば行ける」とよく言われているワーキングホリデーですが、実際は行く国によっても大きく変わってくるようです。またワーキングホリデーは年齢制限があり31歳までの国が多い様子。しかし、必要な金額と年齢制限をパスできているのなら、ワーホリの制度を利用して、働きながら旅ができます。
現地で語学学校に通いながら働き、休みを利用して、ワーホリ先の国を旅することができるのです。またその国の周辺諸国へ旅行しやすくなるのも魅力。たとえば、フランス、ドイツにワーホリで行けば、陸つなぎとなった周辺国への渡航も簡単ですよね。そのぶん、稼ぐ必要はありますが、日本からヨーロッパへ渡航するよりも、ずっとハードルが低くなるでしょう。語学も学べますので、帰国後、働きながら旅ができる職業に就ける可能性も高まりますよ。
日本語のみでOKな海外の仕事に就く
語学力に自信がなく、貯金もそこまでない場合、旅をしながら働くなんて夢のまた夢と思ってしまいますよね。しかし、考え方を変えれば、旅をしながら働けるチャンスを手にできるかもしれません。そのひとつとして、日本語のみでOKな海外の求人に応募するという方法があります。
インターネットで検索した結果、旅行会社のテレホンオペレーター、日系企業のWEBディレクター、広告営業、事務など幅広い職種が見つかりました。本気で旅をしながら働きたいと考えているのなら、応募してみる価値はありそうですね。海外で働けば、その国を旅することも可能になりますし、ワーキングホリデーと同じように、休日を利用して働いている国の周辺国へ旅することもできます。今回ご紹介する方法の中で、一番ハードルが低い方法かもしれません。
海外に住む日本人、外国人の友人を増やす
旅をしながら働くチャンスは、いつ何時訪れるかわかりません。そのチャンスが入ってくる間口を少しでも広げたいのなら、海外に住む日本人や外国人の友人を増やすのもひとつの手。海外に住む日本人と仲よくなれば、現地での求人情報を教えてもらえる可能性もあるでしょう。またその人が会社を経営していれば、その会社で働けるチャンスを得られることも。さらに外国人の友人がいれば、その友人の母国で、季節労働員などを探しているときなどに、声をかけてもらえるかもしれません。
いずれにしても、海外に人脈を作っておけば、旅をしながら働くチャンスを得やすい状態になるでしょう。ただ、計画的に友人を増やすことは難しいので、海外に住んでいる日本人や外国人が多く出入りするお店などに通い、自然に親しくなれる人を探す必要があるかもしれませんね。
旅をしながら働く・・・実現するも、しないも、あなた次第なのかもしれません。しかし、旅に対する熱い想いがあれば、きっと近い将来、旅をしながら働ける日が訪れるでしょう。
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