海外旅行先として人気のヨーロッパ。歴史ある街並や世界遺産などを求めて訪れる人も多いでしょう。ただ、残念なことに人が多く集まるところには悪いことを企む心無い輩も。トリップアドバイザー発表の『スリ被害に遭わないためのヒント』インフォグラフィクスをもとに、「スリに遭いやすい地区」と、トラブルに巻き込まれないための回避策及び被害に遭ってしまったときの対処法をお伝えします。
国別、スリに遭いやすい地区
●フランス/パリ
地下鉄(パリのメトロは痴漢にも注意!)、シャンゼリゼ通り
●ドイツ/ デュッセルドルフ、ハンブルク、ベルリン、フランクフルト
デュッセルドルフ中央駅、空港、地下鉄、ビアガーデン
●イタリア/ローマ、ミラノ、フィレンツェ
電車内、コロッセオ、ヴェネチア広場
●スペイン/バルセロナ、マドリード
地下鉄、サグラダ・ファミリア周辺、王宮
●スイス/チューリッヒ、ルツェルン、バーゼル、ベルン、ジュネーブ
空港、駅、ホテルのロビー並びに朝食会場
●イギリス/ロンドン
バッキンガム宮殿正門前広場、大英博物館
●オーストリア/ウィーン
ホテルのロビー、ビュッフェ式レストラン、繁華街
●クロアチア/ドブロブニク、ザグレブ
バスの中、ドブロブニクの観光地
●チェコ/プラハ
トラムやメトロなどの交通機関 、プラハ城、カレル橋
●オランダ/アムステルダム
アムステルダム中央駅、空港、ホテルのロビー
スリに遭わないために
スリは単独とは限らず、集団で行われることもあります。プロ集団の手にかかると、スラれてもその場では気づかない場合も。 財布や貴重品をちらつかせない(お金を持っているそぶりを見せない)、カバンから目を離さないよう気をつけるとともに「大金は持たない」「スマートフォンやパスポートはジャケットの内側のポケットにいれておく」などの心がけが必要です。繁華街や公共機関の中では特に気をつけましょう。
被害に遭ってしまったら・・・
できることなら遭いたくないけれど、万が一の場合に備えて、みていきましょう。旅行会社のツアーでの旅なら、まずはガイドさんに伝えること。フリー旅行の場合は、現地の在日本大使館へ連絡を。海外保険に加入しているなら、各保険会社が提供する日本語のオペレーターに繋がる「日本語サービス」に電話をするようにしましょう。帰国後の保険金の手続きに必要となる「現地でしておくべきこと」を伝えてくれます。
普段はしっかりしている人でも、旅行中は気が緩んでしまいがち。楽しいはずの旅が「嫌な思い出になってしまった」とならないためにも、携行品には十分気をつけたいですね!
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