12月19日。今日もまた、アドベントカレンダーの窓を、ひとつひとつ開けていくことにしましょう。
12月19日のアドベントカレンダー
グリムのお菓子の家は、鍵が出てきましたよ。お菓子の家の鍵でしょうか。でも、扉が開いていることにヘンゼルとグレーテルは気づいているようです。
チョコレートは、「リンツ ミニソリッドミルクボール」です。
オーガニックティーは「コーヒークリーム」。紅茶、コーヒー、ココア、シナモンなどのミックス。前回は間違ったフレーバーが入っていたのですが、今回はちゃんと「コーヒークリーム」フレーバーを味わえるでしょうか?
そして入浴剤は、サンダルウッドの香りのバスパウダー。サンダルウッドは気持ちを落ち着かせてくれます。美しい薄紫色のお湯を楽しめるようです。
さあ、お茶の時間です。「コーヒークリーム」リベンジ、今回は間違いなく「コーヒークリーム」フレーバーでした(笑)。ほんのりシナモンやココアを感じる紅茶。甘すぎないソリッドミルクボールとぴったり。
香りのしくみのこと
香水には、真っ先に匂いたつトップノートと、中核を担うミドルノートと、余韻として訪れるラストノートがあります。
トップノートは、ベルガモットやグレープフルーツなどの柑橘系、ペパーミントやローズマリーなどのハーブ系が多くあります。
ラストノートは、サンダルウッドなどのウッディ系、ムスクなどの動物性のものが多くあります。
ミドルノートは、トップとラスト以外のものすべて。
それぞれのノートをときには何十という香料を使って処方し、奥行きのある香水ができあがります。
香料は一人一人の人間、香水は人間組織のようだと感じることも。
例えば、「Benzyl Salicylate」という香料はそれ自体はあまり香りはしないのですが、処方に入れるとすべての香料の足並みが遅くなるのです。匂いたちが遅くなり、ベールがかかったような印象になります。
例えば、奥行きのある生きた花のような香りを作りたければ、いい匂いの香料だけ組み合わせてもダメなのです。花が朽ちていくときのような、苦みや腐敗臭のような香料も入ることで、生きた香りになります。
例えば、「イランイランとオレンジ」のように、驚くほどお互いのよさを引き立てあう組み合わせがあります。それぞれ単体の香りよりも、ずっとずっと世界観が広がるのです。
香りのしくみの世界、面白いですよね。
それではまた明日。今日も一日、心が自由でありますように。
12月1日から24日まで、毎日アドベントカレンダーの中身を紹介していく連載です。アドベントカレンダーを毎日楽しむ中で感じたこと、考えたことをつづっていきます。
紹介しているアドベントカレンダー
[クリスマス リンツテディ アドベントカレンダー 2017]
[イングリッシュティーショップ アドベントカレンダー]
[コルシュ社 組立式アドベントカレンダー グリムのお菓子の家]
[ジーピークリエイツ アドベントバスカレンダー]
[All Photos by Aya Yamaguchi]