成城石井と聞くだけで、なんだか「おいしそう」「上質そう」というイメージが浮かびますよね。その上「成城石井限定」などと聞くと、もう財布のひもが緩み始めてしまいます。
ではこの成城石井でしか買えない限定商品、特にスイーツの中で、最も人気のある商品は何か知っていますか？
そこで今回は成城石井のご担当者に、成城石井で最も人気の限定スイーツとその魅力を教えてもらいました。成城石井と言えば、成城大学出身の筆者には勝手に親しみを感じてしまうお店。東京都世田谷区成城からスタートして、2017年は創業90周年にあたるという人気店の看板商品を紹介します。
年間９０万本も売れる成城石井ＮＯ．1人気の限定スイーツ
(C)成城石井
成城石井で最も人気の限定スイーツと言えば、何を思い浮かべますか？ 頻繁に成城石井を利用する人であればピンとくるかもしれませんが、ずばり『プレミアムチーズケーキ』（税抜790円）。
同商品は年間90万本も売れる大人気商品で、スイーツ部門のみならず、成城石井が取り扱う全商品の中でもNo.1の人気を誇ると言います。その人気は一過性ではなく、10年以上も続くロングセラー商品だとも言います。時期によって季節限定の商品も登場する同商品。とりあえず成城石井に買い物に行ったら、チェックしておきたい鉄板スイーツになります。
成城石井の看板商品を生み出すためにグループ長のパティシエが考案
(C)成城石井
成城石井のプレミアムチーズケーキが誕生した背景を聞くと、人気No.1になるべくして生まれた商品なのだと分かります。成城石井のデザートを開発する菓子グループ長のパティシエ・光野正三さんが、「成城石井といえばこれ！」という他にない看板商品を作りたい、きちんとした味のチーズケーキを届けたいと思い立ったところから商品作りがスタートしたのだとか。
看板商品にふさわしく、素材や作りにも徹底してこだわった同商品。ケーキは3層構造になっていて、一番下がきび糖を使用した優しい甘さのスポンジ生地、真ん中がレーズンとアーモンドの入った濃厚クリームチーズの層、さらに一番上がサクサクの食感がおいしいシュトロイゼルになっています。
3層構造の一番下にあるスポンジ生地は、生地だけ単体で一度焼くという手間が入っており、真ん中の濃厚クリームチーズに入るアーモンドは香ばしさを引き出すために、その日に使う分をセントラルキッチンでローストしてから使用しているのだとか。聞けば一本一本ケーキをほぼ手作業で作っているとの話。
「自分たちの目の届く材料を使用しています」
というこだわりが詰まった、成城石井という企業の姿勢を代弁するような食品なのですね。
成城石井のない地域ではどうやって手に入れる？
成城石井で人気No.1の限定品、ほぼ手作業で丁寧に作った安心でおいしいスイーツと聞けば、食べたくてウズウズしてしまいます。身の回りの人に「成城石井のプレミアムチーズケーキって知っている？」と聞くと、未経験の人でも「詳しくは知らないけれど絶対においしいでしょ」「成城石井なら食べてみたい」と、ブランドイメージの良さからほとんど全ての人が目を輝かせるほど。手土産にも最適そうです。
しかし、成城石井の店舗は関東と関西の太平洋側が中心で、北海道や一部を除く東北、日本海側、中国、四国、九州、沖縄といった地方には存在しません。筆者も現在、成城石井の店舗がない富山県に住んでいますが、そうした地域に暮らす人でも、オフィシャルのオンラインショップでは購入が可能です。
ページを開いて、カテゴリから成城石井自家製商品をクリックすると、『プレミアムチーズケーキ1本（冷蔵発送）』、送料込みの『プレミアムチーズケーキ2本セット（冷蔵発送）』といった商品紹介があります。その他の限定商品も注文可能ですので、成城石井の店舗がない地域の人こそ、手土産などで注文してみると、喜ばれるかもしれませんね。
以上、成城石井で限定のNo.1人気スイーツ、プレミアムチーズケーキについて紹介しましたが、いかがでしたか？ ちなみにプレミアムチーズケーキに次ぐNo.2の人気商品を聞くと、成城石井自家製コーヒーゼリー（1個266円、3個752円）だと教えてくれました。
北海道産牛乳ときび砂糖を使用したミルクゼリーの中に、キューブ状にカットされたビターなコーヒーゼリーを浮かべた商品。こちらも試してみたいですね。
(C)成城石井
[Photos by 成城石井 ＆ shutterstock.com]
PROFILE
Masayoshi Sakamoto 翻訳家／ライター
翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書（TABIZINEライターとの共著）に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸３県のWebマガジン〈HOKUROKU〉（https://hokuroku.media/）創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。
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