海外旅行の際、一番悩むのが「お土産」ではないでしょうか。お土産は贈る相手に喜んでもらいたいものです。しかし、異国の地でどんなものをお土産に買えば良いものかわからないという方も多いのではないでしょうか。在仏歴10年となる筆者がコスパのいいフランスのお土産で最も喜ばれたものをご紹介します。
アロマオイル
フランスでは、アロマオイルは香りを楽しむだけでなく、美容や健康のために使われています。健康志向の高まるフランスでは、アロマオイルを使った自然治療をおこなう人が増えているのです。そのため、上質なアロマオイルを安価な値段で購入することができます。日本では結構なお値段がするオーガニックのアロマオイルも10ユーロ以下で購入可能。例えば、この頃なかなか眠れないという方にはラベンターのアロマなど、相手を思いやれることのできるお土産なので、喜ばれるのではないでしょうか。
チョコレート
筆者の周りでは、「フランスのお菓子は甘くてちょっと苦手・・・」という人も少なくはありません。様々なフランスのお菓子をお土産に持って帰りましたが、喜ばれたのは、実は片手で数えることができる程度。しかし、チョコレートはかなりの確率で喜ばれたお土産でした。
ばらまき土産では、スーパーで購入できる板チョコがオススメ。3ユーロ程度で購入することができます。ゲランドの塩入りのものやドライオレンジのチョコレートは、少し変わったチョコレートとして贈るのにもいいでしょう。また、お酒好きの方には、コーヒー豆の入ったチョコレートなどもいいかもしれません。
紅茶やハーブティー
あまり知られてはいませんが、フランスは独自の紅茶ブランドが豊富にある紅茶大国。筆者は「こんな美味しい紅茶があったのか」と初めてフランスの紅茶を飲んだときは、感動したほどです。
Palais des thés(パレ・デ・テ)など有名な紅茶ブランドでも、10ユーロ程度で購入することが可能。またスーパーで買える3ユーロ程度の紅茶やハーブティーもなかなかの美味しさなので、ばらまき土産にいいかもしれません。
オリーブオイル
以前、筆者の周りで「オリーブオイルは匂いが苦手だから嫌い」という人がいました。そこで南仏産のオリーブオイルを贈ったところ、オリーブオイルの美味しさに目覚めたと大変喜ばれました。オイルといえばオリーブオイルが有名なフランスでは、10ユーロ以下で上質なオリーブオイルを購入することができます。またオリーブオイルはその美味しさだけでなく、おしゃれな瓶や缶のものも多いので、フランスっぽいオシャレなお土産になるのではないでしょうか。ギャラリーラファイエットやボンマルシェなどで、上質なオリーブオイルは購入できます。
エシレやボルディエのバター
フランスの名産といえば、バターではないでしょうか。フランスでは朝食にはバターとパンが定番。バターはフランス人の食生活には欠かせないものです。筆者はバターのファンというわけではないのですが、エシレやボルディエのバターは別。最初パンに塗って食べたときは、あまりの美味しさに手がとまらないほどでした。エシレやボルディエのバターは、3ユーロ程度で購入することができるので、朝食は食パンが定番という方にお土産で贈るといいかもしれません。
ワイン
フランスは水よりワインの方が安いと言われているように(実際はそんなことはありませんが)、ワインはかなり安価で購入することができます。安いもので1ユーロ台からありますが美味しくないので、最低でも3ユーロぐらいからのものがいいでしょう。10ユーロ出せばかなり美味しいワインが購入することができますよ。
石鹸
液体ハンドソープより石鹸派という方に喜ばれるのは、フランスの石鹸。フラゴナールの石鹸やオーガニックの石鹸は、肌にも優しいという印象を受けました。石鹸は手洗いや洗顔だけでなく、タンスの引き出しに入れて芳香剤のように使用することもできます。フランスには香りがよくてパッケージも可愛い石鹸が多く販売されているので、女性へのお土産にいいかもしれません。
プチプラコスメ
フランスではアヴェンヌ、ビオデルマやコーダリーなど、薬局コスメをプチプラで購入することができます。これらのブランドは一般的に肌に優しくて、効果も抜群と言われています。ミニサイズの化粧水なども販売されているので、お土産にはいいでしょう。
また化粧水やクリームは贈る相手の肌質のこともわからないから躊躇してしまうという方には、ハンドクリームやリップクリームなどを贈るのがいいかもしれません。
フランス旅行の際は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
[All photos by Nanako Kitagawa]