エド・シーランのライブが3日間開催された学生の街
ダニーデンでは、今年初めから続いたイギリスのアーティストエド・シーランのライブが3日間開催されて、なんと10万人がスタジアムに集まりました。ダニーデンの人口は13万人弱なので、これは驚きの数字です。ちなみに、ダニーデンがあるオタゴ地方の人口は22万人ちょっとです。
ダニーデンはニュージーランド第三の都市。名門オタゴ大学があって、2万人以上の学生が住んでいます。自由になるお金も限られている学生の街だからなのか、古着やアンティークを売る店がいくつもあります。しかもクォリティが高い。厳選5軒の洋服の店と、ヴィンテージ雑貨の店1軒、洋服のお直しの店も1軒、ご紹介します。
プリザベーション ソサイエティ|かわいいヴィンテージの店
この店では、スタイリッシュなヴィンテージの洋服を扱っています。グラム系のデザインが人気です。
ところでアンティークとヴィンテージの違いをご存知ですか。アンティークは100年以上前のものを言い、それより新しいものはヴィンテージ。つい最近売ってたものならセカンドハンドというそうです。
1階は女性向け、中二階は男性向けのアイテムが揃っています。決して安いとは言えない値段のものもありますが、そこはクォリティとテイストの問題です。価格のレンジは40NZドルから800NZドルくらいまで。
壁の高いところまで商品が並んでいて、はしごがついてます。フレンドリーな店員に声をかければ、すぐに見たい商品をおろしてくれますよ。
21 Moray Place, Dunedin
月‐木 10:30‐17:30
金 10:30‐19:30
土 10:30‐16:30
https://www.facebook.com/preservation.soc/
トゥ スクォレルズ ヴィンテージ エンポリウム|アンティークなどハイエンドのアイテム
こちらは比較的ハイエンド。なんと19世紀中ごろのビクトリアスタイルのジャケットが800NZドル。最近の商品なら50NZドルから。ヴァネッサさんとウォレンさんの二人が2005年に始めたお店です。店名のTwo Squirrelsは「2匹のリス」という意味。
ウォレンさんによれば、「いやぁ、だんだんいい商品を手に入れるのが難しくなってきてるんだよ」といいます。そして、にやっと笑って「いいものはもう売っちゃったからなかなか出てこないんだよ。」なるほど、そうですよね。
オンラインショップもあります。見るだけでもかわいいワンピースとか、1920年代のシルクのコートなどが出ていたりします。
91 Stuart St, Dunedin
月‐木 10:00‐17:00
土 10:00‐16:00
http://www.twosquirrelsvintage.com/
ペーパー バッグ プリンセス|フランチャイズだからこその品ぞろえ
こちらはかなりポップな店構え。名前も紙袋のお姫さまとかわいいです。ダニーデン以外にもニュージーランドの北から順に、ファンガレイ、オークランド、ヘンダーソン、ウェリントンにもあります。
店の外観からもわかるように、かなりキッチュな雰囲気もあり。80年代以降のヴィンテージから、最近のデザイナー系のセカンドハンドまで、とってもリーズナブルな価格、誰でも買える価格で販売されています。ストリート系のアイテムも多く、店内は男女を問わず若者たちでいっぱいでした。
複数のお店があるフランチャイズで、NZ中からセカンドハンドのアイテムを一気に集めて、それを各店の顧客のテイストに合わせて販売するというシステムらしいです。
26 Hanover Street, Dunedin
月‐土 10:00‐17:30
日 11:00‐16:30
https://www.paperbagprincess.co.nz/
Op ショップ オン キャロル|チャリティ運営のセカンドハンド
Opはオポチュニティーの略で「いいチャンス」という意味です。このお店はオタゴのチャリティPrebyterian Support Otagoが運営母体。他と違う点は、商品は無料で寄付されたもの。そして、販売価格はもちろんリーズナブル。
ここが面白いのは、ありとあらゆるかわいいものが扱われているということ。ワンピースからコート、セクシーなコスチュームからジュエリー、帽子、毛皮、それに食器に調理用具、本までと多種多様。見てるだけでも楽しくなります。
ある意味、常設のフリーマーケットと言えるかもしれません。チャリティーの仕組みは、寄付のための袋を頼むと自宅に届き、それに清潔で使用可能で破れたり壊れていない商品を入れてお店に届けるか、洋服なら収集箱に入れておけば寄付完了。大きなものは無料で引き取りに来てくれるそうです。
10 Carroll Street, Dunedin
月‐金 10:00‐17:00
土・日 10:30‐15:30
https://psotago.org.nz/services/shop-on-op-shops/shop-on-carroll/
姉妹店もあります。2店の距離は近いので”はしご”するのもおすすめです。
月‐金 9:00‐16:00
土 9:00‐13:00
59-61 St Andrew Street, Dunedin
https://psotago.org.nz/services/shop-on-op-shops/op-shop-on-st-andrew/
テイスト マーチャンツ|イカすヴィンテージ食器と雑貨
こちらは洋服ではなく、ビンテージの食器と雑貨を扱うお店。入り口のそばに立派なエスプレッソマシーンがあったのでカフェもやってるのと聞いたら、その機械は従業員用のものだそう。マニアックなようで、誰でも気になるものがあるお店です。
所狭しと、カップにお皿、オーブンで使うキャセロール鍋に、レコードに本まで並んでいます。
Temuka Potteryはニュージーランド伝統の陶器。ダニーデンとクライストチャーチのちょうど真ん中にあるTemukaという田舎町で作られています。そのままオーブンで使える陶器は、ほっこりしていい感じです。10NZドル位から。
ローダス クロージング オルタレーション スタジオ|お洋服のお直しの店
せっかく買った洋服。すぐに着てみたくなることもあるかと思います。この洋服お直しのお店は町の中心に位置しています。混んでなければすぐ出来るそう(つまり混んでるとちょっと時間がかかる)なので、ここで直してホテルのクリーニングに出せば、最短で翌日には出来上がり。そのまま帰国できるかも。
月‐土 8:15‐17:15
208 Princes Street, Dunedin
https://www.facebook.com/Rhondas-Clothing-Alteration-Studio-500667530071815/
ニュージーランドのダニーデンは、このほかにもセカンドハンド、ヴィンテージ、アンティークのどれもが揃うお店がいろいろ。自分のテイストに会う店を探すのも楽しそうです。
[All photos by Atsushi Ishiguro]