台北の問屋街「迪化街(ディーホアジエ)」は、ショッピングスポットとして日本人観光客も多く訪れる人気のエリアです。レトロな雰囲気の街並みにお店がずらりと並ぶ様子は、歩いているだけでもワクワクしてきます。
迪化街をぶらりと散策していると、入り口から惹き込まれてしまうような素敵なお店がたくさん!今回は、街を歩いていて思わず足を止めてしまったおしゃれドリンク店「大盜陳」について紹介します。カラフルで遊び心たっぷりのドリンクの数々は、レトロな街並みと一緒にカメラに収めたくなります。
迪化街エリアのおしゃれドリンク店「大盜陳」
新旧が入り混じる迪化街のレトロな街並みを北へと歩きすすめていくと、かわいらしいドリンク店を発見。思わず足を止めてしまいます。
レトロな街並みに溶け込むように営業するこのドリンク店の名前は「大盜陳」。
入り口ではいくつかのメニューが写真付きで紹介されています。カラフルでおしゃれなドリンクがたくさんあり、写真映えしそうです。筆者が迪化街に訪れたのは真夏の36度を越える猛暑日だったため、ここで水分補給していくことにしました。
カラフルでユニークなドリンク達
店内に置かれているメニュー表を見てみると、シンプルなお茶からミルクティー、そして冷たいシャーベットなど、種類が豊富です。定番のタピオカミルクティーももちろんあります。「初恋の味」や「北極熊」など、いったいどんなドリンクなんだろう?と思うような遊び心あるネーミングのドリンクもたくさん。
といってもちゃんと日本語でも説明が書いてあるので、だいたいどんなドリンクかは想像がつきます。ドリンクによっては甘さや氷の量の調整が可能ですよ。
カウンターで注文
どのドリンクにするか決めたら、カウンターで注文を済ませて先にお会計です。ドリンクは一つ一つ店員さんが丁寧に作ってくれます。
ドリンクを待つ間店内を見回してみると、お店の角っこにかわいらしいドライフラワーが。壊れやすいので触らないでね、と注意書きがされています。
不思議なお味の「ミルクホイップ烏龍茶カラスミのせ」
筆者が注文したのは「烏魚子奶蓋茶(ミルクホイップ烏龍茶カラスミのせ)」です。値段は80元(約293円)。迪化街でお土産にカラスミを購入するという方は多くいらっしゃると思うのですが、カラスミが入ったドリンクとなるとめずらしいのでは。
このドリンクは烏龍茶に蓋をするかのようにふわふわミルクホイップをのせ、その上にカラスミチップがまぶしてあります。氷の量と甘さは調整可能で、筆者は微糖の少冰でオーダーしました。よく混ぜながら飲んでね、とのことです。
飲んでみると、微糖なので烏龍茶自体はさっぱりとした味わいです。コクのあるふわふわミルクにほんのり塩気のあるカラスミチップスがまざりあい、おいしいんですがなんだか不思議な味わいのドリンクでした。
あまり冒険したくないという方は、タピオカミルクティーやさっぱりとしたシャーベットドリンクなどがよいかもしれませんね。
お店の中には小さなカウンター席、お店の外には簡単なベンチが置かれており、タイミングがよければ座って飲むことも可能です。迪化街周辺にはおなじみのチェーン店ドリンクスタンドはほぼ見かけないので、「大盜陳」は散策ついでにちょっと飲み物をいただきたいな、という時に寄るのにぴったりですよ。
[All photos by Yui Imai]