LAがロケ地!映画史に残るロマンティックムービー10選

Posted by: ロサンゼルス観光局

掲載日: Sep 24th, 2014

LAで撮影された映画史に残るロマンティックムービー10選!
写真提供:Grease, Facebook

LAの穏やかな陽気、息をのむような絶景、最高に美しい夕日はどれも映画のワンシーンにぴったり!こんなステキな場所でロマンスが始まらないわけがないですよね!LAでは数多くのクリエイター達が様々なロマンティックムービーを撮影してきました。サイレント映画の時代から今日に至るまで、歴史に残るロマンティックムービー、ベスト10をセレクトしました!

HER

LAで撮影された映画史に残るロマンティックムービー10選!
写真提供:Her, Facebook

HER』は鬼才、スパイク・ジョーンズ監督が手掛けたロマンティック・サイエンスフィクションです。ホアキン・フェニックス演じる主人公は感情表現の苦手な人達の変わりにラブレターを書く、代筆ライターをしています。離婚を経験する中で、主人公はスカーレット・ヨハンソン演じる人工知能型OSの声、「サマンサ」に惹かれ、その魅力にのめり込んでいくのです。2013年公開のこちらの作品はアカデミー賞5部門にノミネートされました。

近未来のロサンゼルスを舞台に、実際にロケもロサンゼルスで行われました。上海の近未来スカイラインを取り入れており、スクリーン上ではしばしば中国語のサインが登場する事もあります。目を凝らしてみるとウォルトディズニーコンサートホール、ハリウッド・ウエスタンメトロステーション、 パシフィックデザインセンター、サンタモニカピアが登場するのに気が付くでしょう。デートのシーンでは地元LAっ子たちの間ではお馴染みのDockweiler Beachが登場します。ロケーションを確かめながら見ると面白いかもしれませんよ!

The Artist

LAで撮影された映画史に残るロマンティックムービー10選!
写真提供:The Artist, Facebook

The Artist』は2011年に公開されたフランス映画で、近年では珍しく白黒・無声と言う事で注目を浴びた作品です。物語は1927年から1932年のハリウッドを舞台としています。無声映画の需要がなくなりつつあるハリウッドでキャリアに行き詰まったジャン・デュジャルダン演じる主人公ジョージと、スターダムをのぼっていくベレニス・ベジョ演じるヒロイン、ベビーの演技が光る作品です。第84回アカデミー賞ではベストピクチャー、ベストディレクター、ベストアクター、コスチュームデザイン、オリジナル・スコアの5部門でオスカーを受賞しました。作品中にはダウンタウンの Bradbury Buildingを始め、数々のスポットが登場します。物語後半、主人公の2人が階段をすれ違う有名なシーンもBradbury Buildingで撮影されました。こちらの建物は1982年のSF作品ブレードランナーを始め、数多くの映画に登場しています。

500Days of Summer

LAで撮影された映画史に残るロマンティックムービー10選!
写真提供:500 Days of Summer, Facebook

500Days of Summer』は2009年に公開された映画で、予想外に大ヒットし数々の賞を受賞した作品です。物語はジョセフ・ゴードン・レヴィット演じる主人公がゾーイ・デシャネル演じるヒロインとの500日の交際の記録を思い出しながら進むユニークな恋愛コメディー。映画評論家の間では主人公2人のケミストリーが素晴らしいと絶賛の声があがりました。また、LAダウンタウンを舞台にしたスクーリンプレイにも高い評価が寄せられたそうです。2人が始めて一夜を共にした後、主人公が喜び勇んで Arthur J. Will Memorial Fountainを通るシーンは有名で、とても人気があるシーンなのだとか。

Punch Drunk Love

LAで撮影された映画史に残るロマンティックムービー10選!
写真提供:Discover LosAngeles

Punch Drunk Love』はポール・トーマス・アンダーソン脚本・監督の映画で、コメディアンのアダム・サンドラーとエミリー・ワトソンを主演に抜擢した一風変わった異色のロマンティック・コメディ。アダム・サンドラー演じる小売業のビジネスを営む独身の主人公バリーは、口うるさい姉達に囲まれ寂しい幼少期を過ごした事で恋愛に臆病になっていました。そんな中、エミリー・ワトソン演じるリーナに出会い、バリーの心境は少しずつ変わっていき・・・。この先は見てからのお楽しみ!この作品でアンダーソン監督は2002年のカンヌ映画祭で監督賞を受賞しました。映画のワンシーンでバリーとリーナが食事をするシーンがあるのですが、そのシーンはハリウッドにあるフレンチレストラン、Le Peti Chateauで撮影されたそうです。お城の景観が有名なので、ローカルならすぐに気付いたはず。映画を見てから実際に足を運んでみるのもいいかもしれないですよ!

L.A. Story

LAで撮影された映画史に残るロマンティックムービー10選!
写真提供:Discover LosAngeles

1991年公開の『L.A. Story』はスティーブ・マーティンが脚本・主演を務めた作品。物語はTVの天気予報士ハリスの恋愛模様を描いています。この作品にはなんとマーティンの元妻、ビクトリア・テナントも出演しているんです!LAのステレオタイプ的演出で笑いを誘うシーンもありますが、この映画はマーティンがホームタウンであるLAに捧げた映画とも言えるでしょう。主人公ハリスがローラースケートでLos Angeles County Museum of Art (LACMA)を駆け抜けるシーンはとても印象的です。マーティンは芸術品にも造詣が深く、映画撮影時はLos Angeles County Museum of Art (LACMA)の運営委員会のメンバーだったそうです。

Pretty Woman

LAで撮影された映画史に残るロマンティックムービー10選!
写真提供:Discover LosAngeles

1990年に公開され世界的に大ヒットした『Pretty Woman』はまさに映画史に残るロマンティック・コメディと言って過言ではないでしょう!リチャード・ギアとジュリア・ロバーツが主演し、ギャリー・マーシャルが監督した作品です。ギア演じるウォール街きっての実業家エドワード・ルイスは、ロサンゼルス滞在中にコールガールのビビアン(ジュリア・ロバーツ)と一週間のアシスタント契約を結びます。次第に変わっていくビビアンに惹かれていくエドワードですが・・・。

お気づきの方も多いと思いますが、作中に出てくる多くのシーンがビバリーヒルズで撮影されました。ビビアンがエスカルゴのアクシデントを繰り広げる有名なビジネスディナーのシーンは、当時Rex と言う名で知られていたダウンタウンにあるCicadaというレストランで撮影されました。こちらのレストランでは「Pretty Womanのテーブル」を予約する事ができます。アールデコ調のステキな空間で最高のイタリアンのロマンティックディナーを楽しめますよ!

Grease

LAで撮影された映画史に残るロマンティックムービー10選!
写真提供:Grease, Facebook

1971年に初演された大人気ブロードウェイミュージカルの映画『Grease』はジョン・トラボルタ、オリビア・ニュートン・ジョン主演で1978年に公開されました。現在でもアメリカのミュージカル史上、最高の総利益額を生んでいると言われる大ヒット作です。物語は1950年代を舞台に、高校生の主人公、ダニーとサンディーの恋愛模様を描いています。Greaseのサントラは同映画が公開された年に全米で2番目のセールスを記録し、オリビア・ニュートン・ジョンが歌った「Hopelessly Devoted to you」は「ベスト・オリジナル・ソング」としてアカデミー賞にノミネートされました。Greaseはロサンゼルス市内のあらゆるロケーションで撮影されています。有名なのはVenice High School、 Los Angeles River、Leo Carrillo State Beachなどですが、Paramount Picturesのスタジオでもセットを使って様々なシーンが撮影されたそうですよ。

The Graduate

LAで撮影された映画史に残るロマンティックムービー10選!
写真提供:Discover LosAngeles

1967年公開の『The Graduate』はマイク・ニコルズが監督したロマンティック・ムービーで、ダスティン・ホフマン演じる大学を卒業し前途洋々の主人公ベンジャミンと、祝賀パーティの席で誘惑をかけてきた中年女性ロビンソン夫人との関係、ロビンソン夫人の娘エレインとの恋愛模様を描いた作品です。アカデミー賞では7部門にノミネートされ、マイク・ニコルズが監督賞を受賞しました。サイモンとガーファンクルによるサントラも爆発的にヒットしたことでもお馴染みです。主人公達の自宅はビバリーヒルズのノース・パームドライブに実在する民家で撮影されたそうです。クライマックスの教会のシーンは作中ではサンタバーバラという設定でしたが、実際には L.A. County community of La Verneにある、 United Methodist Church で撮影されたそうです。 University of Southern California (USC) も映画の中で度々登場しています。

Singin’ in the Rain

LAで撮影された映画史に残るロマンティックムービー10選!
写真提供:Discover LosAngeles

「史上最高のミュージカル」との呼び声の高い『Singin’ in the Rain(雨に唄えば)』は1952年公開のミュージカル映画で、映画界の大スター、ジーン・ケリー、ドナルド・オコーナー、デビー・レイノルズが出演しています。無声映画からトーキーへ移行し始めた1920年のハリウッド映画業界を舞台に、主人公達の恋愛模様を描いた作品です。まさにクラシックの名作とも言える同作品ですが、主演のケリーは39.4度の熱がある中、今でも伝説として語り継がれるタイトルソングのシーンを撮影したのだとか!まさにプロ根性ですね!当時のThe TCL Chinese Theatre in Hollywood が登場するのも見逃せませんね!

City Lights

LAで撮影された映画史に残るロマンティックムービー10選!
写真提供:Discover LosAngeles

City Lights(街の灯)』は1931年公開の映画で、チャーリー・チャップリンの最高傑作、また歴史に残る名作として現在でも数多くの人々に愛されている作品です。物語は服装もみすぼらしく、職もなく住むところもないチャップリン演じるリトル・トランプと、彼を億万長者と信じ込んでしまう、街で花を売る盲目の少女との恋愛模様を描いています。映画のラストシーンは映画史上、最高のラストシーンと言われています。トランプがロールスロイスを運転している印象的なシーンはビバリーヒルズの「ビバリー・ウィルシャー」で撮影されたそうです。1928年に建てられたBeverly Whilshire(ビバリーウィルシャー)はこれまでエルビス・プレスリーやジョン・レノン、ウォレン・ビーティーやオバマ大統領、ダライラマ、日本国天皇といった錚々たる顔ぶれの著名人・文化人が滞在していることで有名です。一度は滞在してみたいホテルですね!

いかがでしたか?こうして見ると我々がこれまでに見てきた映画の多くがロサンゼルス近郊で撮影されていたことに気づきますよね。それを意識して改めて映画を見直したり、ロケ地を訪れるとまた違った発見や感動があるかもしれません。今日は帰りにレンタルビデオ屋に立ち寄ってLA映画鑑賞会で決まりですね!

[LAガイド]

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