1日3組限定!日本各地をめぐるトレーラーハウスでラグジュアリーなキャンプ体験!!

Posted by: わたなべ たい

掲載日: Nov 9th, 2018

キャンピングトレーラーの最高峰エアストリームを使用し、毎月宿泊地を変えながら、日本全国をめぐる「グランドツアー」を行っている「CAMP on PARADE(キャンプオンパレード)」。今年の10月から始まったそのグランドツアーをいち早く体験!


(C)tawawa

キャンピングトレーラーの最高峰エアストリームを使用し、毎月宿泊地を変えながら、日本全国をめぐる「グランドツアー」を行っている「CAMP on PARADE(キャンプオンパレード)」。今年の10月から始まったそのグランドツアーをいち早く体験! 長野県・蓼科の大自然をダイレクトに感じる1泊2日の至福のツアーを体験レポートします!

標高1800mの蓼科へ! ホスピタリティーあふれるスタッフとオールインクルーシブの贅沢


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“グランドツアーに申し込んだときから冒険が始まる・・・”。なんとも意味深なこの言葉。数日経つと今回の冒険の目的地になる蓼科をより楽しむための、自然や歴史などに関わるタブロイド判12ページにもおよぶ冊子が送られてきました。トレーラーハウス・テント・ジビエ体験・温泉・トレッキング・・・ 期待感が高まります! どんな旅になるのだろう? しかも食事などの心配は一切なし。


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オールインクルーシブなので、キャンプにありがちなお風呂や料理などを心配することなく、冒険そのものをダイレクトに楽しめるというわけ。


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グランドツアー当日は、標高約1800mの蓼科の宿泊地に集合。もちろん電車で来た場合は、最寄駅などからの送迎もオールインクルーシブに含まれているので安心。木立に包まれた宿泊地には、かわいらしい三角屋根のテント(ベルテント)や銀色に輝くエアストリームが並び、ネクタイをしたスタッフがお出迎え。


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「お荷物お持ちしましょうか」の言葉に、これキャンプ? と思えるホスピタリティーにビックリ! 焚き火を囲んだウェルカムドリンクではシャンパンも!! コーヒーや紅茶、地ビールなどもそろっています。念のため申し上げますが、これ、オールインクルーシブです。

銀色に輝く宇宙船のようなエアストリームは抜群の居心地


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チューターと呼ばれる4名のサービススタッフと、1名の専属シェフが2日間の仲間。“時間割り”という学校スタイルになっている冒険内容の説明を受けて、宿泊するエアストリームへ。もちろん、こんなことやりたい! これはやりたくないなどは、宿泊の事前にリクエストOK。チューターは可能な限りリクエストに応えてくれ、ゲスト主体で始めたり、出発したりする時間も決められます。 


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今日の寝床になるエアストリームは、1970年代の希少なトレーラーハウス。銀色に輝くボディーは、宇宙船のような雰囲気。内部はカスタマイズされ、クリームベースの壁面に、ブルーやグリーンのアクセントカラーが施され、ふかふかのツインベッドが備わっています。もちろん直立して動くことができ、トイレやシャワールーム、パウダースペースも備わっているので、ホテルの客室のような感覚で、の~んびりとくつろげます。


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グランドツアーでめぐる宿泊地によって異なりますが、蓼科では、24時間お湯や水も使い放題。キャンプでネックになるのがあったか~いお湯や清潔感あるお風呂ですが、そんな心配もなく、水圧もばっちりなシャワーを、プライベートが確保されたエアストリームで満喫できます!


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エアストリームの前にはテントが張られ、これを合わせると客室スペースは約50平方メートル。高さは約3m10㎝もあり、まるで秘密基地のよう。テーブルやチェア、ストーブも用意され、キャンプの醍醐味を満喫できる空間に。ウォールナットの食器・銅製のディッパー(コップ)、ランタンの灯り・焚き火の匂い・・・ “贅沢な冒険”のベースとなる宿泊地には、女性同士でも、親子でも、十分に楽しめて休息できる非日常空間が整っています。


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シカ・イノシシ・アナグマ・・・ フランス料理店でダイナミックなジビエ体験


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チューターの車に乗り込んで、ジビエ体験に出発! シカやキツネが道路を横切ります。これからジビエ体験なのに・・・ ちょっと複雑な心境ですが、大自然の中にいることを改めて感じさせます。


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到着したのはジビエ料理で有名なフレンチの名店「オーベルジュ・エスポワール」。今日のディナーの場所でもあります。オーナーシェフの藤木さんは、あいにく不在でしたが、支配人・ソムリエの野村さんと調理担当の藤下さんが、ジビエ料理についていろいろと教えてくれます。


(C)Hiroaki Miki


(C)Hiroaki Miki

日本での野生動物による、鳥獣被害額は年間200億円にも上るのだとか。そんな有害鳥獣駆除で狩猟したジビエは、自然の中で生きているがゆえに独特の風味があり、その野性味がうま味ともいえるのですが、調理法により、さまざまにアレンジできるとのこと。シカ肉の焼き方やスモーク方法を実際に体験! 動物が棲んでいる環境や食料、銃やくくり罠、箱などの狩猟方法などによっても味が異なり、個体差が大きいので、「食材のストーリーを踏まえた調理方法が必要なんです」とは、支配人の野村さん。


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いよいよ、本日のジビエディナーです! アンティークな調度品に包まれた、ほどよく灯りの落とされたメインダイニングが素敵。アミューズはスモークの仕方を習った「信州キノコのバニラマリネ 鹿肉燻製添え」。


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オードブルは、シカの首や前脚を食材にしたテリーヌ、メインはイノシシを使った赤ワイン煮込み。どれもマイルドに仕上げたジビエ初心者用の料理ということでしたが、臭みなどはまったく感じず、ジビエといわれなければわからないほどのおいしさ。デザートに栗のモンブランをいただき、夜は深々と更けていきます。


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焚き火を囲んでくつろぎのひととき・・・ あつ~いシャワー&ふかふかベッドの幸せ


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キャンプ地に戻ってからも、焚き火を囲んで、お酒やコーヒーを飲みながらくつろぎタイム。火のぬくもり・焚き火の匂い・木々のざわめき・・・ ときおり夜空に「キキ、キーン」と牡鹿の鳴き声がこだまします。夜空もきれい。あったか~いシャワーを浴びて、ベッドの潜り込んだのは夜中の12時過ぎ。


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シャンプーやコンディショナー、ボディーソープ、フェイスタオル、バスタオルなどのアメニティもそろっているので安心です。ふっかふかのバスローブまであり、さすが“贅沢な冒険”!!


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翌朝は、雲海を見に行く予定でしたが雨だったので、残念ながら中止に。その分、テント内でゆっくりと朝食を。ランタンの灯りの中で用意される、レンズ豆と米を使ったトマト風味のスパイシートルコ風スープが湯気をあげ、チーズやアボカドなどのホットサンド、サトイモとキノコのホットサラダなど、信州の食材をメインにした料理がテーブルを彩ります。


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苔生す神秘的な原生林をトレッキング


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身体が温まったところで、車で15分ほどのところにある「白駒の池」でトレッキング。標高2100m以上の湖としては日本最大の天然湖で、樹齢数百年の時を刻む、コメツガやトウヒ、シラビソの原生林が広がります。その下には、絨毯を敷いたような、みずみずしい朝露が輝く緑のコケが一面を覆う幻想世界。なんと485種類ものコケが生息しているのだとか。


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みずみずしく静寂に包まれた中で深呼吸すると、冷たくピュアな空気が身体の隅々まで行き渡ります。


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キャンプ地に戻ると、昼食の準備が。最後の昼食は、キャンプの目玉ともいえるダッチオーブン! 焚き火で焼かれるダッチオーブンの中が気になりますが、チューターにより、テーブルセッティングが始まります。ダッチオーブンだけでも十分なのですが、好きな具材を乗せてピザもストーブで焼き上げます。


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ダッチオーブンの中身は、鶏を丸ごと使ったグリルドチキン。数種類の香草の風味が食欲を誘い、塩と胡椒だけの味付けで、鶏のうま味をダイレクトに感じる味わい。自然の中で食べる料理は、2倍にも、3倍にもそのおいしさが増します。もうこれ以上食べられないほど、料理やワインを楽しんで、グランドツアーもついに終わりのときが。


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その地でしか体感することのできない、空気や音、風景、食などを、自然の中でダイレクトに感じるグランドツアー。蓼科では、ジビエや苔森のトレッキングでしたが、今後は、鳥取・伊勢・奥飛騨・奄美大島などに加えて、クロアチアでも開催予定で、その地ならではのアクティビティーが楽しめます。日光では輪王寺の境内にエアストリームが設置され、史上初ともいえるお寺でのキャンプ体験ができるというから注目です。


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◆グランドツアー CAMP on PARADE(キャンプオンパレード)◆
【住所】宿泊地により異なる
【料金】1泊1名オールインクルーシブ3万5000円~(レストランでのドリンク代は別・宿泊地により異なる)
【CHECK IN/OUT】15:00/13:00(宿泊地により異なる)
【客室数】3棟(今後4~5棟になる予定)
【アクセス】宿泊地により異なる
【HP】CAMP on PARADE

 

◆ショップ CAMP on PARADE(キャンプオンパレード)◆
【住所】東京都渋谷区神宮前2-16-12
【営業時間】11:00~19:00
【定休日】なし
【アクセス】 東京メトロ「明治神宮前駅」より徒歩9分
【HP】CAMP on PARADE
PROFILE

わたなべ たい

TAI WATANABE ライター・エディター・ディレクター

10代のころ、自転車でメキシコ・グアテマラを縦断し多くのことを学ぶ。それをきっかけに情報誌・旅行誌の取材を通じて、中南米・カリブ海を中心に世界各国で豊富な取材を経験。海外を見てきたからこそ日本は大好き! 紙とWEB、ふたつの媒体特性に精通した複眼的視点を持っている。
https://taijin.mystrikingly.com

10代のころ、自転車でメキシコ・グアテマラを縦断し多くのことを学ぶ。それをきっかけに情報誌・旅行誌の取材を通じて、中南米・カリブ海を中心に世界各国で豊富な取材を経験。海外を見てきたからこそ日本は大好き! 紙とWEB、ふたつの媒体特性に精通した複眼的視点を持っている。
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